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鵜倉園地

三重県度会郡南伊勢町にある公園

鵜倉園地(うぐらえんち[3])は、三重県度会郡南伊勢町にある公園。奈屋浦(なやうら)漁港と贄浦(にえうら)漁港の間にある山中一体に広がり[4]、園内に4つの展望台が整備されている[3][5]。園内の展望台から見える入り江ハートの形に見えるとして恋人の聖地に認定されている[5][6]

鵜倉園地
Ugura Park
Ugura Park, CKK20081X-C13A-13.jpg
鵜倉園地(2008年)
出典:『国土交通省「国土画像情報(カラー空中写真)」(配布元:国土地理院地図・空中写真閲覧サービス)
鵜倉園地の位置(三重県内)
鵜倉園地
所在地
座標 北緯34度16分7.9秒 東経136度32分55.9秒 / 北緯34.268861度 東経136.548861度 / 34.268861; 136.548861座標: 北緯34度16分7.9秒 東経136度32分55.9秒 / 北緯34.268861度 東経136.548861度 / 34.268861; 136.548861
開園 1979年3月25日[1]
設備・遊具 展望台[2]
アクセス 伊勢道玉城ICまたは紀勢道紀勢大内山ICから各50分[2]
備考 標高191 m[2]
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展望台編集

鵜倉園地は1977年(昭和52年)2月8日に当時の南島町の沿岸部が伊勢志摩国立公園に編入されたことを受け、国立公園事業として1978年(昭和53年)7月13日に整備が決定、1979年(昭和54年)3月25日に第一期工事を終え、開園した[7]。園内にはリアス式海岸を望む展望台など多くの景勝地がある[8]。展望台周辺は手付かずの自然が多く残っている[9]

伊勢志摩国立公園2016年(平成28年)7月に日本国の国立公園を世界水準に引き上げるモデル公園の1つに選定され、その一環で重点整備地点「ビューポイント」が伊勢志摩国立公園内で21か所決定された[10]。鵜倉園地はビューポイントの1つであり[10]、三重県の2016年度一般会計補正予算案に鵜倉園地の案内表示の多言語化やトイレの洋式化、駐車場の拡幅のための予算が上程された[11]

あけぼの展望台編集

展望台からは親子大橋(南島大橋と阿曽浦大橋[12])を見ることができる[3]。親子大橋は入り組んだ地形にあるため両方を同時に見られる場所は珍しい[12]。正面に太平洋熊野灘)、左手に贄湾、右手に親子大橋が見える[5]

かさらぎ展望台編集

4つある展望台の中では最も標高が高い[5]。展望台からは親子大橋(南島大橋と阿曽浦大橋)を遠くに望み、紺碧の海と緑の島々[4]、真珠の筏[5]周辺の漁村が見通せる[13]

たちばな展望台編集

神前湾を望み、クロマグロ(本マグロ)の養殖いけすが見られる[14]。橘展望台と漢字表記することもある[8]

2018年(平成30年)8月1日公開の恋愛映画青夏 きみに恋した30日』では、主役の2人が湖を眺めるシーンのロケーション撮影がここで行われた[9][15]。作中で葵わかな演じる理緒が佐野勇斗演じる吟蔵に思いを伝えた場所であり、ここからの景色はロケ隊の高い評価を得た[9]

見江島展望台編集

名前の通り、熊野灘に突き出す見江島が見える[4]。ここからかさらぎ池を眺めるとハート形に見えることから、恋人の聖地の認定を受けている[6]。なお、「かさらぎ池」は実際には入り江であり、入り江の出口が狭く海水の出入りがほとんどないことから「」と呼ばれている[4]。冬季はかさらぎ池の中にアオサののりそだが浮かぶ[16]

誓いの鐘という高さ4.5 mステンレス製のモニュメントが設置されている[6]。また愛鍵を付ける鍵台もある[2]。鍵台に付ける愛鍵は南伊勢町観光協会や町内の商店・宿泊施設で販売している[16]

ハートの入り江編集

画像外部リンク
  ハートの入り江

鵜倉園地の展望台からは、かさらぎ池がハートの形に見え、「ハートの入り江」として2015年(平成27年)4月1日に恋人の聖地に認定された[6]。ハートの入り江は鳥羽市沖の神島に次ぐ三重県で2番目の恋人の聖地となった[6]。恋人の聖地認定と南勢町南島町の合併10周年を記念して同年10月3日に男女を象徴した2つのハートに鐘が付いたモニュメント「誓いの鐘」が除幕された[6]

ハートの入り江は伊勢鳥羽志摩観光連絡協議会が2008年(平成20年)4月に作成した観光ガイドブック「あっちゃこっちゃええやん!伊勢志摩」で紹介されたが、この時点では地域住民でも知る者の少ない隠れた名所であった[17]。また、朝日新聞の渡瀬美能留が南島町役場から紹介を受けて2000年(平成12年)に鵜倉半島を散策した際に鵜倉園地の各展望台やかさらぎ池を訪れているが、「ハートの入り江」という記述はしていない[4]

ハートの入り江が最もくっきり見えるのは見江島展望台である[5]。恋人の聖地プロジェクトのウェブサイトではここで永遠の愛を誓うとよいと紹介している[5]

交通編集

住所上は南伊勢町道行竈(みちゆくがま)となるが、鵜倉園地のある場所は道行竈の飛地にあたり、どちらかといえば奈屋浦に近い[16]

公共交通を利用する場合、JR近鉄伊勢市駅から三重交通路線バス道方行きに乗車し、終点の道方で南伊勢町営バス棚橋・古和・神前方面行きに乗り換え、豆方で下車する[3]。ここから鵜倉園地まで徒歩約70分かかる[3]。こうしたアクセス条件であることから、南伊勢町観光協会では自動車でのアクセスを推奨している[16]

自動車を利用する場合、伊勢自動車道玉城ICより約50分[2][3]紀勢自動車道紀勢大内山ICより35分[3]から50分[2]志摩市街地(鵜方)からは約55分かかる[3]。専用駐車場が整備されていない展望台もあるが、自動車を駐車できるスペースはある[3]

脚注編集

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  1. ^ 南島町 編 1985, p. 881.
  2. ^ a b c d e f 鵜倉園地”. スポット情報 伊勢エリア. 近畿日本鉄道. 2018年8月4日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i 鵜倉園地(ハートの入江)”. 伊勢志摩観光ナビ. 伊勢志摩観光コンベンション機構. 2018年8月4日閲覧。
  4. ^ a b c d e 「航跡広がる、南島の海」朝日新聞2000年10月13日付朝刊、元気面、名古屋版27ページ
  5. ^ a b c d e f g 出逢いのまち南伊勢 ハートの入り江”. 恋人の聖地プロジェクト. 地域活性化支援センター. 2018年8月4日閲覧。
  6. ^ a b c d e f "ハートの入り江 恋人の聖地に 展望台に「誓いの鐘」 南伊勢町"読売新聞2015年10月4日付朝刊、北勢版33ページ
  7. ^ 南島町 編 1985, pp. 879-881.
  8. ^ a b 南伊勢町役場行政経営課 編 2018, p. 17.
  9. ^ a b c 南伊勢町役場行政経営課 編 2018, p. 18.
  10. ^ a b 荻野好弘「21観光名所 快適に 案内を多言語化、ネット環境導入 伊勢志摩国立公園地域協」朝日新聞2016年12月21日付朝刊、三重版27ページ
  11. ^ 田中功一「県 87億円減額など追加28議案」毎日新聞2017年2月28日付朝刊、三重版24ページ
  12. ^ a b 親子大橋の観光スポット情報”. 観光三重(かんこうみえ). 三重県観光連盟. 2018年8月4日閲覧。
  13. ^ かさらぎ展望台”. 南伊勢町観光協会. 2018年8月4日閲覧。
  14. ^ たちばな展望台”. 南伊勢町観光協会. 2018年8月4日閲覧。
  15. ^ 『青夏 きみに恋した30日』ロケ地”. 伊勢志摩観光ナビ. 伊勢志摩観光コンベンション機構. 2018年8月4日閲覧。
  16. ^ a b c d 見江島展望台”. 南伊勢町観光協会. 2018年8月4日閲覧。
  17. ^ 渡辺隆文「ガイドブック 伊勢、鳥羽、志摩の隠れた名所や魅力も紹介 観光連絡協が作成」毎日新聞2008年4月5日付朝刊、伊賀版22ページ

参考文献編集

  • 『南島町史』南島町 編、南島町、1985年4月1日、889頁。
  • 広報みなみいせ 平成30年8月号』南伊勢町役場行政経営課 編、南伊勢町役場行政経営課〈No.155〉、2018年8月1日、33頁。

関連項目編集

外部リンク編集