ロケーション撮影

ロケーション撮影(ロケーションさつえい、英語: location shooting [1])とは、映画テレビなどで、撮影所放送局の外部で行う撮影をいう[2]。ただし、単語ロケーション英語: location)」自体に同じ意味がある[2](※語源である英語の場合は特に[3]。)。日本語では「ロケ」と略称される[4]ことも多い。類義語に「野外撮影(やがい さつえい)[5]」がある。

フランス映画Quai de Grenelle』(cf. fr) のロケーション撮影。フランスパリにあるパリ東駅にて、1950年春に撮影。
CBSアンカーマンであるダン・ラザー冠番組によるロケーション撮影。2005年1月3日、インドネシアスマトラ島バンダ・アチェにあるスルタンイスカンダルムダ空軍基地 (en) にて、アメリカ海軍国際移住機関に関係する活動について取材している。

本項では、「現場の責任者に無許可での撮影」を意味する「ゲリラ撮影」についても解説する。

概要編集

撮影用のセットを作成して屋内やスタジオで撮影する方法に対し、実在の風景や場所、店舗など撮影する従来の撮影を区別するためのレトロニムである。ロケーションあるいはロケともいう。ロケを行う場所(ロケ地)を探す行為のことはロケハンロケーション・ハンティング)と呼ぶ。

NHK民放キー局、ドラマ製作会社がある東京都内ではテレビドラマなどの、映画スタジオがある京都市と周辺の京都府亀岡市八幡市滋賀県琵琶湖畔などで時代劇映画や2時間ドラマなどの屋外ロケーション撮影などが頻繁に行われている。

なお、実在の建物や風景を利用する場合も、架空の店名に書き換えたり、電柱の住所表記を架空の住所に変えたりするなど、撮影場所に迷惑がかからないよう配慮しているが、かつては実在の店舗などをそのまま利用した撮影が多かった。

一部の映画ファンやテレビドラマ・テレビアニメ・漫画のファンの間では、ロケ地を実際に訪ねて歩くことが趣味として行われており、そのようなロケ地紹介サイトも複数ある。このようなファン行為を、一部では巡礼または聖地巡礼と呼ぶ。

ギャラリー編集

ゲリラ撮影編集

ロケーション撮影のうち、ロケ地の権利者や責任者の許可や同意を得ずに強行する撮影を、戦争におけるゲリラになぞらえて、日本語では「ゲリラ撮影」という[6][7]。業界では略語「ゲリラ」も通用している[8]

「許可無しに、黙って物事を行うこと[9]。」を意味する「だまてん[9]」やその略語である「だま」は「ゲリラ撮影」の上位語に当たる。

脚注編集

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  1. ^ 英辞郎 shooting location.
  2. ^ a b goo辞書 ロケーション.
  3. ^ 英辞郎 location.
  4. ^ kb ロケ.
  5. ^ 英辞郎 野外撮影.
  6. ^ ゲリラ撮影 < 動画制作用語集”. Human Centrix. 株式会社ヒューマンセントリックス. 2021年4月4日閲覧。
  7. ^ ゲリラ撮影 < 映像用語集”. KIC-factory. 株式会社キックファクトリー. 2021年4月4日閲覧。
  8. ^ ゲリラ”. 業界用語辞典. 東京映画映像学校 (TMS). 2021年4月4日閲覧。
  9. ^ a b だまてん”. 業界用語辞典. 東京映画映像学校. 2021年4月4日閲覧。

参考文献編集

辞事典

関連項目編集

外部リンク編集