セーケシュフェヘールヴァール - タポルツァ線
(29号線 (ハンガリー)から転送)
セーケシュフェヘールヴァール - タポルツァ線(ハンガリー語: Székesfehérvár–Tapolca-vasútvonal)は、ハンガリー国鉄の鉄道線の名称である。路線番号は29。バラトナカラッチャからバダチョニラーブディヘジまでの73km、バラトン湖の北岸に沿って走る路線である[1]。
ハンガリー国鉄 | |
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路線番号 | 29 |
路線総延長 | 117 km |
軌間 | 1435 mm |
最高速度 | 80 km/h |
運行形態(夏季を除く)
編集区間特急(S)
編集- ブダペスト - セーケシュフェヘールヴァール - タポルツァ
- 2時間に1本の運行。途中、フェヴェニェシュとセペズドフュルデーは交互に半数ずつが通過する。セーケシュフェヘールヴァール以東は30号線に直通する。
- 2020年春以前は、春季・夏季限定の一日1往復の運行で、029号線内は各駅に停車していた。当時は、特急(O)が優等列車として通年運行していた。
普通
編集- セーケシュフェヘールヴァール - バラトンフュレド
- 2時間に1本の運行。
- 2020年春以前は、原則タポルツァまで直通していた。
- バラトンフュレド - タポルツァ
- 一日3.5往復の運行。うち1往復がセーケシュフェヘールヴァールまで直通する。
- 2020年春以前は、上記フュレド以東の列車と直通していて、2時間に1本の運行であった。2020年夏 - 2022年度は一日3往復の運行であった。
過去の運行系統
編集
- 特急(O)
- ブダペスト - セーケシュフェヘールヴァール - タポルツァ
- 一日あたり春季3往復、秋季・冬季2往復運行していた。セーケシュフェヘールヴァール以東は30号線に直通していた。アルショーエルシュ以東は区間特急(S)と同じ停車駅で、アルショーエルシュ以西はバラトンフュレド、バラトナカリ・デルギチェ、ザーンカ・ケヴェシュカール、レーヴフュレプ、バダチョニトマイ、バダチョニ、バダチョニテルデミツ・シグリゲト(一部通過)、タポルツァであった。
- 2020年春限りで、区間特急(S)の通年設定により休止。
- ブダペスト - セーケシュフェヘールヴァール - タポルツァ
運行形態(夏季)
編集特急「インターシティ(IC)」
編集- ケーク・フッラーム号: ブダペスト - セーケシュフェヘールヴァール - タポルツァ
- 夏季限定で、2時間に1本の運行。途中、セーケシュフェヘールヴァール、バラトナルマーディとバラトンフュレド以西の各駅に停車する(ただし、セペズドフュルデーとバラチョニェルシュは通過)。セーケシュフェヘールヴァール以東は30号線に直通する。
- 2020年以前は、区間特急(S)として運行していて、セペズドフュルデーとバラチョニェルシュにも停車していた。
- ケーク・フッラーム号: タポルツァ → セーケシュフェヘールヴァール → ブダペスト南駅
- 夏季限定で、片道のみ一日1本の運行。途中、バダチョニテルデミツ、バダチョニ、バダチョニトマイ、アブラハームヘジ、レーヴフュレプ、バラトンセペズド、ザーンカ・ケヴェシュカール、バラトナカリ、バラトヌドヴァリ、アソーフェー、バラトンフュレド、バラトナルマーディとセーケシュフェヘールヴァールに停車する。
- 過去の運行形態
- 2021年に「レヴェンドゥラ」号として運行を開始した。当初はアブラハームヘジ、バラトンセペズド、バラトヌドヴァリ、アソフェーを通過し、アルショーエルシュ以西の区間特急(S)停車駅に停車していた。
- 2023年度より、現在の停車駅となった。
- 2024年度より、愛称名が「ケーク・フッラーム」に変更となった。
特別快速(Ex)
編集- サボルチ・テケルゲー号: ザーホニ - セーケシュフェヘールヴァール - ザーンカ・エルジェーベトターボル
- チャバイ・テケルゲー号: ベーケーシュチャバ - セーケシュフェヘールヴァール - タポルツァ
- 一日1往復、ニーレジハーザ - ザーンカ間に運行。ただし休日はソルノク - タポルツァの列車が増発され、一日2往復の運行となる。フュレド以東は区間特急(S)と同じ停車駅で、フュレド以西はバラトナカリ、ザーンカ・ケヴェシュカール、セペズドフュルデー、レーヴフュレプ、バダチョニトマイ、バダチョニに停車し、東行に限りバダチョニェルシュに、ザーンカ発着便のみザーンカ・エルジェーベトターボルに停車する。
- 過去の運行形態
- 2018,19年は、ザーホニ発着の1往復を除き、普通列車(O)として運行していた。平日はタポルツァまで一日2.5往復運行していた。休日は本数が多く、特に金曜日の西行と日曜日の東行は最大で片道5本運行していた。チョパク、セペズドフュルデー、バダチョニェルシュを通過していた他、ザーンカ・エルジェーベトターボルに停車していた。
- 2020年に、特急(O)に格上げされた。
- 2021年に、種別が特別快速(Ex)に変更された他、快速の増発に伴って大幅に減便され、ソルノク方面への直通列車のみとなった。チョパク、バダチョニェルシュは停車となった。
- 2023年度より、愛称名が従来のテケルゲーから、始発駅の地域名を冠した愛称名になった。セペズドフュルデー停車となった他、バダチョニェルシュは西行が通過、エルジェーベトターボルはタポルツァ発着便が通過となった。
区間特急(S)
編集- テケルゲー号: バラトンフュレド → セーケシュフェヘールヴァール → ケレンフェルド 【日曜運行】
- 日曜限定で、一日1本の運行。停車駅は通年運行の列車とほぼ同じだが、チョパクとアルショーエルシュは通過する。セーケシュフェヘールヴァール以東は30号線に直通する。
- 2023年度に、エクスプレス(Ex)の種別で運行を開始した。2024年度より、区間特急(S)に種別変更となった。
- ヴィーズポーク号: ブダペスト南駅 - セーケシュフェヘールヴァール - バラトンフュレド
- 2時間に1本の運行。セーケシュフェヘールヴァール - バラトナカラッチャ間ノンストップで、バラトナカラッチャ以西はカープタランフュレドを除く各駅に停車する。セーケシュフェヘールヴァール以東は30号線に直通する。
- 過去の運行形態
- 2020年に、区間特急(S)の「フェチケ」号として、休日の東行片道1本のみが運行を開始した。当時はカープタランフュレドとセーケシュフェヘールヴァールを通過し、ブダペスト側の終点はケーバーニャ・キシュペシュトであった。
- 2021年に、2時間に1本の運行に増発された。快速(IR)「ヴィーズポーク」号に変更となった他、カープタランフュレドとセーケシュフェヘールヴァールは停車に変更され、ブダペスト南駅発着となった。
- 2024年度より、再び種別が区間特急(S)に変更となり、カープタランフュレドは大部分が通過となった。
- 過去の運行系統
- ブダペスト - セーケシュフェヘールヴァール - タポルツァ
- 2020年以前、夏季限定で、一日1往復運行していた。ブダペスト行は029号線内各駅に停車するが、タポルツァ行に限り、セーケシュフェヘールヴァール - バラトナカラッチャ間ノンストップで運行していた。セーケシュフェヘールヴァール以東は30号線に直通していた。
- 2021年以降、フュレド以西は普通に、フュレド以東は快速カティツァ号に吸収される形で休止。
- ブダペスト - セーケシュフェヘールヴァール - タポルツァ
快速(IR)
編集- カティツァ号: ブダペスト南駅 - セーケシュフェヘールヴァール - バラトンフュレド
- 夏季限定で、2時間に1本の運行。セーケシュフェヘールヴァール - バラトンフュレド間の各駅に停車する。セーケシュフェヘールヴァール以東は30号線に直通する。
- 2020年度に限り、サバドバッチャーンを通過していた。2020年以前は区間特急(S)として運行していた。
普通
編集- (セーケシュフェヘールヴァール - ) バラトンフュレド - タポルツァ
- 2時間に1本の運行。早朝・深夜のみ、セーケシュフェヘールヴァールまで運行される。多くは、ザーンカ・エルジェーベトターボルとバダチョニラーブディヘジを通過する。
- 2020年以前は全線で早朝・深夜のみの運行であった。また、ザーンカ・エルジェーベトターボルとバダチョニラーブディヘジにも停車していた。
駅一覧
編集以下では、ハンガリー国鉄29号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。[2]
- 種別
- O:特急
- Sz:普通
- 停車駅
- ■印:全列車停車
- ●印:一部通過
- ○印:一部停車
- |印:全列車通過
路線名 | 駅名 | 駅間営業キロ | 累計営業キロ | S | Sz | 接続路線 | 所在地 | |
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30 | セーケシュフェヘールヴァール駅 | - | 0 | ■ | ■ | 5号線、20号線、30号線、44号線、45号線 | フェイェール県 | セーケシュフェヘールヴァール郡 |
セーケシュフェヘールヴァール・レピュレーテール駅 | 4 | 4 | | | ● | ||||
29 | サバドバッチャーン駅 | 6 | 10 | | | ● | 30号線(セントジェルジ方面) | ||
ポルガールディ・イパルテレペク駅 | 8 | 18 | | | ■ | ||||
ポルガールディ駅 | 2 | 20 | | | ■ | ||||
フュレ駅 | 3 | 23 | | | ■ | ||||
バラトンフェーカヤール上駅 | 5 | 28 | | | ■ | ヴェスプレーム県 | バラトナルマーディ郡 | ||
チャヤーグ駅 | 2 | 30 | | | ■ | ||||
バラトナカラッチャ駅 | 3 | 33 | ■ | ■ | ||||
チッテーニヘジ駅 | 3 | 36 | | | ■ | ||||
バラトンケネシェ駅 | 2 | 38 | ■ | ■ | ||||
バラトンフューズフェー駅 | 6 | 44 | ■ | ■ | ||||
バラトナルマーディ駅 | 6 | 50 | ■ | ■ | ||||
カープタランフュレド駅 | 2 | 52 | | | ■ | ||||
アルショーエルシュ駅 | 4 | 56 | ■ | ■ | ||||
チョパク駅 | 4 | 60 | ■ | ■ | バラトンフュレド郡 | |||
バラトナラーチ駅 | 3 | 63 | | | ■ | ||||
バラトンフュレド駅 | 2 | 65 | ■ | ■ | ||||
アソーフェー駅 | 5 | 70 | ■ | ■ | ||||
エルヴェーニェス駅 | 2 | 72 | ● | ■ | ||||
バラトヌドヴァリ駅 | 1 | 73 | ■ | ■ | ||||
フェヴェニェシュ駅 | 2 | 75 | ◐ | ● | ||||
バラトナカリ・デルギチェ駅 | 4 | 79 | ■ | ■ | ||||
ザーンカ・エルジェーベトターボル駅(*1) | 3 | 82 | ● | ■ | ||||
ザーンカ・ケヴェシュカール駅 | 2 | 84 | ■ | ■ | ||||
バラトンセペズド駅 | 3 | 87 | ■ | ■ | ||||
セペズドフュルデー駅 | 1 | 88 | ◑ | ■ | ||||
レーヴフュレプ駅 | 2 | 90 | ■ | ■ | タポルツァ郡 | |||
バラトンレンデシュ駅 | 5 | 95 | ● | ■ | ||||
アーブラハームヘジ駅 | 1 | 96 | ■ | ■ | ||||
バダチョニェルシュ駅 | 4 | 100 | ● | ● | ||||
バダチョニトマイ駅 | 1 | 101 | ■ | ■ | ||||
バダチョニ駅 | 2 | 103 | ■ | ■ | ||||
バダチョニラーブディヘジ駅 | 3 | 106 | ● | ■ | ||||
バダチョニテルデミツ・シグリゲト駅 | 2 | 108 | ■ | ■ | ||||
ネメシュグラーチ・キシャパーティ駅 | 3 | 111 | ● | ● | ||||
タポルツァ駅 | 6 | 117 | ■ | ■ | 26号線 |
(*1): 2021年6月に、ザーンカフュルデー駅から改称。駅名の変遷はザーンカ・エルジェーベトターボル駅の記事を参照。