AFCチャンピオンズリーグ2

AFCチャンピオンズリーグ2: AFC Champions League 2)は、2024年から開催される、国際サッカー連盟(FIFA)が主管し、アジアサッカー連盟(AFC)が主催する、クラブチームによるサッカーの大陸選手権大会である。略称は『ACL2』。

概要 編集

これまで、AFCが主催するクラブチームの大陸選手権としては、AFCクラブコンペティションランキング上位の国が出場するAFCチャンピオンズリーグ (ACL) と、下位の国のクラブが出場するAFCカップの2階層に分かれていたが、これを再編し新たな第2階層の大陸選手権として実施されるものである。2022年12月23日に開催されたAFC競技委員会で提案され[1]、2023年8月14日のAFC執行委員会で了承された[2]

AFC加盟国を東地区と西地区に分け、東西16クラブずつ32クラブが参加し、4チームずつの8グループ(東西4グループずつ)がホーム・アンド・アウェー2回戦総当たりのラウンドロビンを戦い、上位2チームがラウンド16に進出、ホーム・アンド・アウェー2回戦制(決勝のみ1試合制)によるトーナメントを戦うという、従来のACLに準拠したレギュレーションとなっている[1]

各国の出場枠についてはAFCクラブコンペティションランキングを参考として決定され、東西それぞれ上位10ヶ国から1クラブずつ[注釈 1]が本大会に出場し、ランキング7-12位の国から1クラブずつがプレーオフに出場し本大会出場枠2枠を争う形となり[3]、これにACLEプレーオフで敗退した東西2クラブずつが本大会に加わる形となる。

2024/25シーズンにおいては、東地区ランキング1位の日本はACLEに3クラブ(2023年のJ1リーグ優勝・準優勝クラブと第103回天皇杯優勝クラブ)が出場し、ACL2にはJ1リーグ3位の1クラブが出場する[4][注釈 2]

脚注 編集

  1. ^ ランキング上位6位までは最上位大会であるAFCチャンピオンズリーグエリート (ACLE) 出場枠を得られなかったクラブの中で最上位のクラブ、ランキング7-10位は国内最上位のクラブ。
  2. ^ AFCチャンピオンズリーグ2023/24で日本から出場したクラブが優勝した場合は、当該クラブとJ1優勝クラブ・天皇杯優勝クラブがACLE本大会に出場し、J1準優勝クラブがACL2本大会に出場する[4]

出典 編集

  1. ^ a b "AFC Competitions Committee recommends strategic reforms to elevate Asian club football" (Press release). AFC. 23 December 2022. 2023年11月25日閲覧
  2. ^ AFC Executive Committee approves biggest prize purse in Asian club football history from 2024/25; announces AFC Women’s Champions League”. AFC (2023年8月14日). 2023年11月23日閲覧。
  3. ^ AFC Club Competitions 2024/25 Slot Allocation”. シンガポールサッカー協会. 2023年10月11日閲覧。
  4. ^ a b AFCクラブ競技会の出場枠について』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2023年11月23日https://aboutj.jleague.jp/corporate/release/26472/2023年11月23日閲覧