AN/PRC-152の操作部
 
AN/PRC-152に十字型アンテナを接続して通信する空軍救難員

AN/PRC-152は、アメリカ合衆国製の携帯型軍用トランシーバーである。開発・製造はハリス社が担当[1]

目次

概要編集

AN/PRC-152は、AN/PRC-148同様のコンパクトタイプのトランシーバーである。

SINCGARSのようにCNR方式を用いたHF帯、及びVHF帯を使用する短距離・双方向の音声通信に対応しており、HAVE QUICK、そして本機の特徴であるUHF-SATCOM衛星通信と言った統合戦術無線システムを用いる事が出来る。

特に本機では30~512MHzとワイドバンドな周波数を用いる事が出来るが、ハリス社が得意とするデジタルデータ通信に特化した無線機でもある為、約800MHzまでの使用も可能である。更に中継局を用いた波形符号化通信(デルタ変調通信:MIL-STD-188-113相当)により、最高機密のデジタルデータ通信を可能としたアメリカ国家安全保障局(NSA)の証明も受けている[2]

ディスプレイは夜間でも視認できる様に緑色発光式となっている。

現在本機はアメリカ海軍シービーMRAP搭乗員[3]アメリカ陸軍兵向けに約13,000台が供与されたとされる[4]。その他、イラクアフガニスタン派兵のアメリカ空軍アメリカ海兵隊においても使用されている[5]

性能編集

一般編集

  • 周波数域帯
    • 30~512MHz
  • 通信方式
  • 調節単位
    • 10Hz

送信機編集

  • 出力
    • 250 mWから5W
  • 高調波抑制
    • –47 dBc
  • 周波数安定性
    • +/- 2.5 ppm

受信機編集

  • 感度
    • -116dBm

相互運用性編集

  • 暗号モード
  • 情報入力装置
    • AN/CYZ-10 DTD, AN/PYQ-10 SKL(DS-101、DS-102、Mode 2/3にも対応)
  • 通信機

インターフェース編集

  • 出力データ
    • RS-232、RS-422、MIL-188-114A
  • 遠隔操作
    • USB、RS-232
  • アンテナ
    • 50 Ohm TNC
  • 音声
    • 6ピンスタンダード

本体関連編集

  • 本体サイズ
    • 64 x 234 x 43mm
  • 重さ
    • 1kg
  • 耐用温度
    • -31 °C ~ 60 °C
  • 耐水深度
    • 2m
  • テスト規格
    • MIL-STD-810F
  • 本体色
    • コーティングされた緑色
  • 対応する通信方式
    • SINCGARS、VHF/UHF、AM/FM、MIL-STD-188-181B、Advanced Narrowband Digital Voice Terminal (ANDVT) and 56 kbit/s data、HAVE QUICK II、High performance waveform (HPW)、SATCOM。

脚注編集

関連項目編集