Beautiful World Tour(ビューティフル・ワールド・ツアー)2007年10月11日から12月31日まで開催されたテイク・ザットの通算6度目のコンサート・ツアーである。

Beautiful World Tour
テイク・ザット の ツアー
初日 2007年10月11日
最終日 2007年12月31日
行程 1
公演数 欧州15
英国35
テイク・ザット ツアー 年表
The Ultimate Tour
(2006)
Beautiful World Tour
(2007)
Take That Presents: The Circus Live
(2009)

概要 編集

全日程のチケットは40分で完売している。批評家からは全体的に好意的な評価を受け、テイク・ザットにとって最も興行成績がよかったツアーでありイギリス史上最も大きなツアーでもある。

全ての公演にはゲストとしてソフィー・エリス・ベクスターが出演した。12月31日のO2アリーナでの公演は年越しカウントダウンライブ“Take That at Midnight(テイク・ザット・アット・ミッドナイト)”と言う形式で23時15分から行われ、ゲストにシュガーベイブスが出演した。

セットリスト 編集

  1. "オーヴァーチュア"
  2. "リーチ・アウト"
  3. "イット・オンリー・テイクス・ア・ミニット"
  4. "ビューティフル・ワールド"
  5. "ペイシェンス"
  6. "ホールド・オン"
  7. "アイド・ウェイト・フォー・ライフ"
  8. "リライト・マイ・ファイア"
  9. "ルール・ザ・ワールド"
  10. "恋はマジック"
  11. "バック・フォー・グッド"
  12. "エヴリシング・チェンジズ"
  13. "ウドゥン・ボート"
    ジェイソン・オレンジのリード・ボーカル曲で、演奏時は他のメンバーは全員ステージから降りている。このような構成は初めてのことである。
  14. "ギヴ・グッド・フィーリング"
    ハワード・ドナルドによるリミックス曲で、ジェイソンの声がサンプリングされてイントロに使用されている。
  15. "シュア"
  16. "ネヴァー・フォーゲット"
  17. "シャイン"
  18. "プレイ"
  19. "ハロー、9-X-1"
    バンド・アウトロ。作曲はゲイリー・バーロウ。

Take That at Midnight セットリスト 編集

  1. "シャイン"
  2. "ペイシェンス"
  3. "オールド・ラング・サイン"
    スコットランド民謡のロックバージョン。日本では「蛍の光」のメロディとして有名な曲。
  4. "リライト・マイ・ファイア"
    ナールズ・バークレイの「クレイジー」をリミックスしたヴァージョン。そのパートを歌うのはシーロー・グリーンではなくロイド・ウェイドである。
  5. "ルール・ザ・ワールド"
  6. "恋はマジック"
  7. "クラウド・シング・アロング・メドレー"
  8. "バック・フォー・グッド"
  9. "ネヴァー・フォーゲット"

日程 編集

  • 欧州・・・15公演
  • 英国・・・35公演
  • 合計・・・50公演
日付 都市 会場
2007年10月11日 ベルファスト 北アイルランド オデッセイ・アリーナ
2007年10月12日
2007年10月14日
2007年10月15日
2007年10月16日
2007年10月20日 バルセロナ スペイン パラウ・サン・ジョルディ
2007年10月23日 ボローニャ イタリア ウニポル・アレーナ
2007年10月24日 ミラノ メディオラヌム・フォーラム
2007年10月26日 ウィーン オーストリア ヴィエナ・シュターレ
2007年10月27日 チューリッヒ スイス ハレンシュタディオン
2007年10月29日 ケルン ドイツ ケルンアレーナ
2007年10月31日 ハンブルク カラー・ライン・アレーナ
2007年11月1日 ロッテルダム オランダ アホイ・ロッテルダム
2007年11月3日 シュトゥットガルト ドイツ ハンス=マルティン・シュライヤー・ハーレ
2007年11月4日 ベルリン ヴェロドローム
2007年11月6日 フランクフルト フェストハーレ・フランクフルト
2007年11月7日 オーバーハウゼン ケーニッヒ・ピルスナー・アレーナ
2007年11月9日 オールボー デンマーク ギガンティウム
2007年11月10日
2007年11月11日 コペンハーゲン フォーラム・コペンハーゲン
2007年11月15日 バーミンガム イングランド ナショナル・エキシビジョン・センター
2007年11月16日
2007年11月17日
2007年11月19日
2007年11月20日
2007年11月22日 グラスゴー スコットランド スコティッシュ・エキイシビジョン・アンド・カンファレンス・センター
2007年11月23日
2007年11月24日
2007年11月26日 ニューカッスル・アポン・タイン イングランド メトロ・ラジオ・アリーナ
2007年11月27日
2007年11月29日 ロンドン O2アリーナ
2007年11月30日
2007年12月1日
2007年12月3日
2007年12月4日
2007年12月6日
2007年12月7日
2007年12月8日
2007年12月10日 マンチェスター MENアリーナ
2007年12月11日
2007年12月13日
2007年12月14日
2007年12月15日
2007年12月17日
2007年12月18日
2007年12月19日
2007年12月21日
2007年12月22日
2007年12月23日
2007年12月31日 ロンドン O2アリーナ

出来事 編集

当初は「シュア」の中盤でダンサーとバンドメンバーを紹介するコーナーの際に、テイク・ザットのメンバーもそれぞれダンスをしていた。他の3人と違ってダンスの技術があまり高くないことで有名なゲイリー・バーロウのダンスにスポットライトを当てるなど、コメディの要素が強い部分であった。

しかしウィーンでの公演中ハワード・ドナルドがダンスの着地に失敗。肋骨を折り右肺が潰れる大怪我を負い、しばらく3人のみで公演を行う事態となった。結果「シュア」のメンバーによるダンスコーナーは無くなり、既にDVD用に収録済みだった映像はロンドン公演のものと差し替えられた。この事故はDVDの特典である「ザ・ジャーニー - ロード・フィルム」で説明されており、ハワードが怪我をした瞬間の映像や入院している姿が収められている。また出演出来なかった公演に挨拶のため、全裸に患者衣のみやドラァグクイーンの格好で顔を出す映像が収められている。

メンバーが欠けることになったが公演中止にはならなかった。怪我から12日後であるオーバーハウゼンでの公演からハワードは復帰した。

録画と放送 編集

2007年12月6日と7日のO2アリーナでの公演は収録され、2008年2月25日に二枚組DVDとして発売された。後にブルーレイ版も発売されている。特典にはコンサートのリハーサルから最終日までのドキュメンタリー映像である「ザ・ジャーニー - ロード・フィルム」と、メンバーによるオーディオ・コメンタリーが収録されている。

日本では2008年5月14日に発売され、日本未発売の『ビューティフル・ワールド』のツアー・スーヴェニア・エディションに収録された「ルール・ザ・ワールド」の邦訳が記載された。

DVDはブリット・アワード2008でベスト・ライブ・アクトを受賞した[1]

Take That at Midnightの模様はITVで“Countdown to Midnight: Take That & Sugababes”のタイトルで生中継された。

脚注 編集

  1. ^ [1] Take That win Best British Live Act award at Brit Awards | News | NME.COM