GO-NET
GO-NET(ご ねっと)は、ネット碁のシステム。千葉県松戸市に本社をおく株式会社アイ・システムが運営していた。日本棋院が推薦、技術協力。
歴史
編集1987年7月、ソニービルでMSX用タイトルの『囲碁倶楽部』を発表[1]。
同年9月、千葉県松戸市にGO-NETセンターを開設[1]。
1988年、『囲碁倶楽部』発売[2]。
1991年7月、芮廼偉によるGO-NETでの指導碁を開始[1]。
1992年7月、セガ・エンタープライゼスが1988年に発売したゲーム機、メガドライブ向けに『GO-NET』発売[1]。
1993年1月、「GO-NET本場所」を開催。2021年までの同大会で井山裕太や安斎伸彰、向井千瑛など、その後棋士となる人材が多く参加した[1]。
2021年8月、サービス終了[3]。
サービス
編集一般対局、番付形式による年4回の本場所、リーグ戦による順位付け、段級位別の月例トーナメント戦、昇段戦、県対抗のチーム戦、初心者のためのわかばリーグなどの対局システムがある。対局者は実名で利用することが特徴。プロ棋士の井山裕太は入段前に、師の石井邦生との指導対局で利用していた。2006年には井山裕太と会員5人による打ち込み五番勝負を実施。
緑星囲碁学園通信部の制度があり、学園生同士の対局、学園出身プロ棋士による指導対局ができる。
2001-02年に20歳以下の若手プロ棋士によるトーナメント「GO-NET杯新星戦」を開催。優勝者は川田昇平初段(当時)。大会の模様は「碁ワールド」誌2002年1-7月号にも連載された。
他の活動
編集日本青少年囲碁協会の活動に協力し、アイ・システム社が事務局となっている。アイシステム社のある千葉県松戸市で碁会所「GO-NET囲碁サロン」も経営。
出典
編集- ^ a b c d e 松戸囲碁サロン(歴史) - ウェイバックマシン(2021年10月17日アーカイブ分)
- ^ 廣瀬亘 (2021年3月19日). “インターネット囲碁の草分けは、松戸の囲碁サロン”. まつどライフプロモーション. 松戸市 広報広聴課 シティプロモーション担当室. 2023年6月21日閲覧。
- ^ GO-NET 囲碁サロン(GO-NET) - ウェイバックマシン(2022年1月28日アーカイブ分)