GO-NET(ご ねっと)は、ネット碁のシステム。千葉県松戸市に本社をおく株式会社アイ・システムが運営する。

1989年にパソコン通信による日本で最初のネット碁としてサービス開始。専用パソコンソフト「碁熱闘」。その後、当時通信機能を持った唯一のゲーム機セガのメガドライブ(1988年発売開始)を利用した対局システムを提供した。NTTの公衆パケット網にメガモデム(DDX-TP、メガターミナル(INS-P)で接続した。インターネットの普及に伴いインターネット経由のパケットも受け入れるようになった。

日本棋院が推薦、技術協力。

サービス編集

一般対局、番付形式による年4回の本場所、リーグ戦による順位付け、段級位別の月例トーナメント戦、昇段戦、県対抗のチーム戦、初心者のためのわかばリーグなどの対局システムがある。対局者は実名で利用することが特徴。プロ棋士井山裕太は入段前に、師の石井邦生との指導対局で利用していた。2006年には井山裕太と会員5人による打ち込み五番勝負を実施。

緑星囲碁学園通信部の制度があり、学園生同士の対局、学園出身プロ棋士による指導対局ができる。

2001-02年に20歳以下の若手プロ棋士によるトーナメント「GO-NET杯新星戦」を開催。優勝者は川田昇平初段(当時)。大会の模様は「碁ワールド」誌2002年1-7月号にも連載された。

他の活動編集

日本青少年囲碁協会の活動に協力し、アイ・システム社が事務局となっている。アイシステム社のある千葉県松戸市で碁会所「GO-NET囲碁サロン」も経営。

外部リンク編集