Grow!
この記事は広告・宣伝活動のような記述内容になっています。 (2017年12月) |
Grow!(ぐろう)は、プロジェクトではなく個人に対する資金調達を支援する、寄付型の側面を有する購入型クラウドファンディングサービス[3]。クリエイターの会費制ファンクラブや後援会をホスティングするウェブサービスであり、「ソーシャル・パトロン・プラットフォーム」を標榜する[4]。クリエイターの申請に従ってコミュニティが開設され、作品の鑑賞側はそのコミュニティに対して500円から1万円までのいずれかに設定された月会費を支払うことで、各クリエイターのファンやタニマチあるいはパトロンにあたる「サポーター」になることができる。サポーターになることで会員特典ページへのアクセス権を購入したことになり(購入型の所以)、会員限定のコンテンツなどを享受することができる(クリエイターによって内容は異なる)。クリエイターの収益基盤としての役割のみならず、ファンやパトロンとのコミュニケーションの場としての側面も重要視されつつある[3]。
言語 | 日本語 |
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タイプ | クラウドファンディング |
運営者 | Grow! Inc. |
設立者 | 一ツ木崇之、カズワタベ、斎藤幸士[1] |
収益 | サポーターが支払った合計額から控除される販売手数料[1][2] |
スローガン | コミュニティをつくる。サポーターをつのる。[3] |
営利性 | 営利 |
登録 | サポーター限定ページへのアクセスには必要 |
開始 | 2012年1月11日[2] |
現在の状態 | 2012年8月、Grow!ボタンによる投げ銭システムから、クローズドな会費制コミュニティサイトにリニューアルした。 |
ライセンス | コピーライト |
2011年4月のβ運用開始当初はfacebook等の「いいね!」ボタンを想起させる「Grow!」ボタンによる投げ銭システムであったが[5]、2012年8月22日にクローズドな会費制コミュニティサイトにサービスを一新した[6]。Grow!ボタンでは押した側と押された側の継続的な関係性を作りきれなかったため、コミュニティや収益の継続性を確保するための転進であった[6]。
クリエイターに利益を還元する新しい潮流としてマスメディアからも注目を集め、ラジオではFMヨコハマの「E-ne! 〜good for you〜」(2012年8月1日)やinterFMの「Waku Waku」(2012年10月13日)、テレビでもテレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」(2012年3月15日)に取り上げられた。2012年10月にはクリエイティブ・コモンズ・ジャパンがGrow!上にコミュニティを開設したことを受け、フリーコンテンツ・クリエイターの参画・利用が期待されている[7]。
2013年末頃、サービス終了。
脚注
編集参考文献
編集- ITmedia、2012、「「Grow!」がリニューアル 有料サポーターを募れるコミュニティーに」『ITmediaニュース』2012年8月23日15時23分、(2012年10月21日取得、https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1208/23/news067.html )。
- 岩本有平、2012「ファンとクリエーターを結ぶクローズドコミュニティに生まれ変わったGrow!」『CNET Japan ニュース 製品・サービス』2012年8月22日16時22分、(2012年10月21日取得、https://japan.cnet.com/article/35020730/ )。
- 笹山美波、2012、「クリエイターにチップを贈れる「Grow!」で米国へ Twitter仲間と起業したバンドマン」『ねとらぼ』ITmedia、2012年2月9日11時00分、(2012年10月21日取得、https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1202/09/news028.html )。
- 杉本晶子、2012、「ソーシャルx企業 - 流れを変えろ2 - 資金集め 共感の輪『拡散』 - ハイパーインターネッツ 半年で1800万円提供 - 楽曲気に入れば1ドル Grow」『日経産業新聞』1面、2012年2月8日。
- 中島駆、2012、「デジライフNAVI 第67回 - 支援者たちがあなたの才能をサポート!投げ銭から会費制コミュニティサービスへと転換した「Grow!」の狙いとは!?」『DIAMOND online』2012年9月19日、(2012年10月21日取得、https://diamond.jp/articles/-/24923 )。
- Hirano, Takeshi、2011、「日本の「ソーシャル資金調達」レース開始ーーGrow!、READY FOR?、CAMPFIREの3社がデモ」『TechCrunch Japan』AOLオンライン・ジャパン、2011年2月11日、(2012年10月21日参照、http://jp.techcrunch.com/archives/jp-20110211-it-started-a-crowd-funding-race-in-japan/ )。
- 扶桑社、2011、『NumeroTOKYO』5月号、2011年3月28日、ASIN B004RHLQBE。
- 宮原俊介(shnsk)、2011、「ネットユーザーがクリエーターを支援する“パトロン”になれるサービス『Grow!』と『CAMPFIRE』が開発中」『ガジェット通信』東京産業新聞社、2011年3月3日19時00分20秒、(2012年10月21日取得、https://getnews.jp/archives/102102 )。
- 本宮学、2012、「ベンチャー人 - コンテンツ制作者に“チップ”を贈れる「Grow!」が正式リリース」『ITmediaニュース』2012年1月11日15時50分、(2012年10月21日取得、https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1201/11/news076.html )。
- 森川直樹、2012、「旬ネタ - 連載:NEOジェネ! - ソーシャル・チップ"『Grow!』が正式リリースでこだわった、善意の輪を広げる「3つの仕掛け」」『エンジニアtype』キャリアデザインセンター、2012年1月13日、(2012年10月21日取得、http://engineer.typemag.jp/article/neo_grow )。
- RandoM編集部、2012、「クリエイティブ・コモンズがサポーター・コミュニティ運営サービス「Grow!」に参加」『RandoMニュース』リットーミュージック、2012年10月9日、(2012年10月21日取得、http://port.rittor-music.co.jp/news/25538.php )。