H&K SR9は、ドイツH&K社が開発した民生用自動小銃である。"SR"は「スポーツ用ライフル」(Sporting Rifle)を意味する。

H&K SR9
SR9(T)
種類 民生用自動小銃
原開発国 ドイツの旗 ドイツ
開発史
製造業者 H&K
製造期間 1990年-
諸元
重量 4.95kg(銃本体のみ)
全長 1,079.5mm
銃身 500mm
全幅 58mm
全高 210mm

弾丸 7.62x51mm NATO弾
作動方式 ローラー遅延式ブローバック
装填方式 5発または20発箱型弾倉
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概要

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SR9は、アメリカ合衆国の銃器市場での展開を前提として開発されたH&K G3の派生型の1つである。かねてより輸出・販売されていたG3の民生用モデルHK41/91英語版小銃1989年に施行された銃規制に適応させる形に再設計したものである。生産はアメリカ国内で行われた。

標準型のSR9はサムホールストックや丸みのあるハンドガードが外見上の特徴であり、トリガーグループにはPSG1狙撃銃のものを原型に、より速射性能を落としたものが使用された。

SR9(T)は、精密射撃モデルの1つで、Tは「射撃」(Target)を意味する。SR9(T)はPSG1狙撃銃と共通の握把およびトリガーグループ、MSG90狙撃銃と共通の銃床を備えている。SR9(TC)は、より高級な精密射撃モデルで、TCは「射撃競技会」(Target Competition)を意味する。SR9(TC)は握把、トリガーグループ、銃床がPSG1狙撃銃のものと共通である。

なお、H&K SL9SDという製品もあるが、これは、別設計の民生用小銃SL8ドイツ語版H&K G36の民生用モデル)の派生型の1つであり、SR9とは無関係である。

登場作品

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映画

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ヒート
SWATがニール・マッコーリーらを監視する際に使用。
暴走特急
テロリストの一員である女傭兵のパティマが、主人公のケイシー・ライバックに対して使用しており、独特な仕様のスコープが装着されている。
山猫は眠らない
主人公の相棒を務めるミラーが使用。

関連項目

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外部リンク

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