Internet Engineering Task Force
The Internet Engineering Task Force (IETF、インターネット技術特別調査委員会[1][2]) は、インターネットに関する標準化団体である。
概要編集
IETFは米国連邦政府の支援のもと活動を開始した。1993年以降は国際的な会員制の非営利組織であるインターネットソサエティの支援のもと活動しており、管理監督はインターネットアーキテクチャ委員会が行っている。
IETFは組織としての体裁をとっておらず、IETF自身には正式な会員制度も存在せず、メーリングリストに登録するだけで議論への参加は可能なワーキンググループと、非公式なディスカッショングループが存在する。
メーリングリスト上で議論が進むが、年に3回(2回はアメリカ国内、1回はそれ以外の国)会議が開催される。この会議も参加費を払うことでだれでも参加が可能である。会議では、最終的に何か決定を下さなければならない場合にハミング(鼻歌)による表決(ラフコンセンサス)を取るという特徴がある。
策定された標準仕様は最終的にはRFCなどとして発行する。
関連項目編集
団体編集
- インターネットソサエティ
- IANA
- IAB
- IESG
- IRTF
- W3C - World Wide Web関連はIETFとは別にW3Cが標準化を行う。
脚註編集
出典編集
- ^ 網野衛二『[改訂新版]3分間ネットワーク基礎講座』技術評論社、2012年7月3日、初版、64頁。ISBN 978-4-7741-5172-4。2019年2月28日閲覧。
- ^ 舩渡大地、Xiaoning He,Guangrui Fu,Moo Ryong Jeong「USA研究所における研究アクティビティ─移動通信の理想を目指して─」 (pdf) 『NTT Docomoテクニカル・ジャーナル』第11巻第4号、NTTドコモ、2004年1月、 24頁、 NDLJP:9535115、2019年2月28日閲覧。
外部リンク編集
- IETF (英語)
- IETF76 広島 (英語)
- インターネットのガバナンス (日本語)