momoism』(モモイズム)は遊佐未森の6枚目のオリジナルアルバム。1993年5月21日エピックソニーから発売された(CD

『momoism』
遊佐未森スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロックJ-POP
レーベル エピックソニー
チャート最高順位
遊佐未森 アルバム 年表
桃と耳
1992年
momoism
1993年
水色
1994年
『momoism』収録のシングル
  1. 一粒の予感
    リリース: 1993年4月21日
テンプレートを表示

ESCB-1398、ミニディスク ESYB-7043、いずれも廃盤)。

2006年12月13日Sony Music Directより再発売(MHCL-888)。当初はリマスター版として発売を予定していたが、オリジナル音源での発売に変更された。

概要

編集

前作のオリジナルアルバム『モザイク』からおよそ1年半後に発表された。外間隆史作詞作曲を担当しているが、遊佐自身の作曲による楽曲が増えている。

独特の柔らかさがある電子音ハーモニーオーケストラのように用いられ、ドラムレスで、かつ打楽器の使い方にワールドミュージックの影響が見られるなど、音づくりの面からいえば前作以上に実験的ではあるが、楽曲そのものはメロディーラインを重視しコーラスを多用するものとなっている。

「土の話」で聞こえる呪文のような声は細野晴臣選曲・監修による『ETHNIC SOUND SELECTION』(日本音楽教育センター、1989)に含まれる『Ethnic Sound Selection Vol.1 Atavus 祖先』の1曲目「成人式の歌」からのサンプリング。

「ブルッキーのひつじ」は、同名の 童話『ブルッキーのひつじ』(M.B.ゴフスタイン作、谷川俊太郎訳、ISBN 4-915619222[1]からインスピレーションを得て作られた楽曲。

1993年4月21日、先行シングルとして『一粒の予感』が発売された。カップリング曲「桃」も本アルバムに収録。

同時発売のシングル『GRACE/GRACE2』(1992年5月21日発売)、本アルバム発売後にリリースされたシングル『東京の空の下/優しい時間/いつも同じ瞳』(1992年10月21日発売)は、カップリング曲を含めて本アルバムには収録されなかった。のちにタイトル曲「GRACE」はベストアルバムDo-Re-Mimo ~the singles collection~』、「東京の空の下」は『桃と耳』に収録されている。

収録曲

編集
  1. オルガン(作曲:遊佐未森)
  2. ロンド(作詞:遊佐未森 作曲:遊佐未森)
  3. 森とさかな(作詞:工藤順子 作曲:遊佐未森)
  4. ハープ(作詞:工藤順子 作曲:遊佐未森)
  5. (作詞:遊佐未森 作曲:遊佐未森)
    シングル『一粒の予感』カップリング曲。
  6. 土の話(作詞:外間隆史 作曲:外間隆史)
  7. 虫の話(作詞:外間隆史、遊佐未森 作曲:外間隆史)
  8. 一粒の予感(作詞:工藤順子 作曲:遊佐未森)
  9. 水辺にて(作詞:遊佐未森 作曲:遊佐未森)
  10. エピローグ(作詞:工藤順子 作曲:遊佐未森)
  11. 月夜の散歩(作詞:遊佐未森 作曲:遊佐未森)
  12. ブルッキーのひつじ(作詞:遊佐未森 作曲:遊佐未森)

脚注

編集

関連項目

編集