N-トランス (N-Trance) は、イギリス音楽グループ(バンド)。1990年結成。ディスコミュージックダンス・ミュージックに分類される楽曲で知られ、売り上げ累計は全世界合計で500万枚を超える。代表曲に「Set You Free」「ステイン・アライヴビージーズのカバー)」などがある。

N-トランス
N-Trance
別名 Quartech
State Of The Art
Freeloaders
出身地 イングランドの旗 イングランド グレーター・マンチェスター
ジャンル クラブハウス
職業 トラックメーカー
活動期間 1990年 -
レーベル PWL / 380 Records(1991年-1992年)
All Around The World(1992年 -)
事務所 KiKi inc.
共同作業者 ケリー・ロレンナ
公式サイト n-trance.co.uk
メンバー ケヴィン・オトゥール
旧メンバー デール・ロングワース

略歴 編集

1990年、オールダム大学でサウンドエンジニアの技術を学んでいたケヴィン・オトゥールとデール・ロングワースによって結成された。

1992年には、ボーカルにケリー・ロレンナを迎えたシングル「Set You Free」を、PWLレコードからリリース。当初は500枚しかプレスされなかったが、1994年に移籍先のAll Around The Worldから再発売され、その年の全英シングルチャートで39位にランクイン。その後もダンス・ミュージックのブームもあってロングセラーを記録し、1995年には全英シングルチャート最高位2位を記録した。

1995年には初のフル・アルバムである『エレクトロニック・プレジャー』をリリース。先に挙げた「Set You Free」のほか、ラブランドのボーカルであるレイチェル・マクファーレンをフィーチャーしたシングル「Turn Up The Power」や、ビージーズのカバー曲である「ステイン・アライヴ」などが収録された。ヨーロッパ諸国のほか、日本オーストラリアなどでも発売され、全英アルバムチャート最高位99位。

同年、日本国内で深夜に放送されていた音楽番組BEAT UK』(フジテレビ)では、シングル「Set You Free」、ビージーズのカバー曲である「ステイン・アライヴ」の2曲がUKシングルチャートでNo.1を獲得。エイベックスから発売していたハウステクノなどのダンス・ナンバーの曲を集めたコンピレーション・アルバムハウスレボリューション』にも収録されている (「Set You Free」はVol.38の10曲目。「ステイン・アライヴ」はVol.41の1曲目)

1998年にはロングワースが脱退し、N-トランスはオトゥールのソロプロジェクトとなった。1999年にはセカンド・アルバム『ハッピー・アワー』をリリース、2001年にはベスト・アルバムである『ザ・ベスト・オブ・N-トランス1992-2003』をリリースした。しかしその後 N-トランスとしての活動は停滞。

2004年には、N-トランスの結成時メンバーであるオトゥールとロングワースによる新ユニット「Freeloaders」を結成。

2009年、10年ぶりとなるオリジナル・アルバム『The Mind of the Machine』をリリースした。

メンバー 編集

現在のメンバー 編集

  • ケヴィン・オトゥール(Kevin O'Toole) - キーボード、プログラミング (1990年- )

旧メンバー 編集

  • デール・ロングワース (Dale Longworth) - キーボード、ベース (1990年-1998年)

ディスコグラフィ 編集

アルバム 編集

  • 『エレクトロニック・プレジャー』 - Electronic Pleasure (1995年)
  • 『ハッピー・アワー』 - Happy Hour (1998年)
  • 『ザ・ベスト・オブ・N-トランス1992-2003』 - The Best of N-Trance 1992–2002 (2001年) ※コンピレーション
  • The Mind of the Machine (2009年) ※ダウンロードのみ

外部リンク 編集