RPGツクールMZ』(アールピージーツクールエムゼット、英語:RPG MAKER MZ)は、RPG制作ソフト。 2020年8月20日発売(Steam版は8月21日)[1]

RPGツクール MZ
ジャンル RPG 製作ツール
対応機種 Microsoft Windows/ 8.1 / 10
OS X / 10.13
開発元 Gotcha Gotcha Games
尾島陽児
発売元 Gotcha Gotcha Games
プロデューサー 斎藤貴幸
プログラマー 尾島陽児
シリーズ RPGツクールシリーズ
人数 1人
メディア ダウンロード
発売日 日本の旗 2020年8月20日
アメリカ合衆国の旗 2020年8月20日
最新版 1.7.0/ 2023年6月26日
必要環境 CPU:Intel Core i3-4340相当以上(2013年 第四世代) / メモリー:8GB以上 / HDD:空き容量8GB以上 /グラフィックカード:OpenGLに対応したもの VRAM 1 GB以上 /ディスプレイ:解像度1280×768以上
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概要 編集

RPGツクールMVの後継で、PC版ツクールシリーズの12作目。 KADOKAWAの子会社であるGotcha Gotcha Gamesにより制作販売が行われている。 ツクール公式ストアおよびSteamでのダウンロード販売のみで、パッケージ版は存在しない。

エディタの操作は基本的には前作MVとほぼ同じ。 レイヤー選択機能やイベント一覧の追加、プラグインコマンド用インタフェースが用意されるなど改良が施されている。

利用できる素材の規格のほとんどはRPGツクールMVと共通している。 ただし、JavaScriptを使ったプラグイン拡張の互換性は高く無い。

画像素材はキャラクターの全身画像が用意されるなど大きく拡充されている。 しかしスライムなどの定番素材がないなど、RPGツクールMVとの素材被りを避けた傾向がみられる。


パッケージイラストレータはc.c.Rで、RPGツクールMVと同様に本体とは別にパッケージキャラクター素材が発売された。

ゲームプレイ中の操作は操作用ボタンが表示されるなど、よりタッチパネル対応が強化されている。 新規にリアルタイム戦闘システムであるTPB(タイムプログレスバトル)が追加された。

描画をWebGLに一本化 編集

前作RPGツクールMVでは古い環境に対応するため canvas 描画も行なっていたが、本作では WebGL 描画に一本化されている。

それに伴いグラフィック描画ライブラリである PixiJS もv4からv5に変更されている。

アニメーションにEffekseerを採用 編集

アニメーション再生に Effekseer が採用された。 これにより 3Dを活用したエフェクトが利用できるようになり、Effekseer用のエディタを使ったアニメーションの開発が行えるようになった。

なお、RPGツクールMVで使われていたアニメーション機能は内部的には再生可能だが、エディタ上からは削除されておりRPGツクールMZでは新規に作ることはできない。

ウェブコンテンツへの投稿とプレイ 編集

niconicoで2023年6月28日にサービスを終了した投稿サービス「ゲームアツマール」が用意されていた。製作者はRPGツクールMZで制作したゲームを投稿でき、ユーザーはウェブブラウザ上で遊ぶことが出来た。

サンプルゲーム一覧 編集

タイトル 作者名
バトル戦記 3D乙女ウォーズ エイジ・エジェネスタ
ルイーゼと秘密の地下室 神無月サスケ
トラッシュカンダンジョン 怪奇!秘密結社編 湿度ケイ
Souls Lore 道楽
9歳からはじめる婚活のススメ! フォトショ職人
ウェスプラウ戦記 ゆわか
サンプルマップ Lib(りぶ)

脚注 編集

  1. ^ KADOKAWA公式ウェブページ https://www.kadokawa.co.jp/topics/4707 (2021年4月14日閲覧)

関連項目 編集

外部リンク 編集