THE 野球
THE 野球(ざ やきゅう)は、2000年代前半にディースリー・パブリッシャーより廉価版ゲームソフトシリーズ『SIMPLEシリーズ』の作品として発売された野球ゲームシリーズである。
THE 野球 THE プロ野球 | |
---|---|
ジャンル | スポーツゲーム(野球) |
開発元 |
E's access タムソフト |
発売元 | ディースリー・パブリッシャー |
1作目 |
THE 野球 (2000年10月5日) |
最新作 |
THE プロ野球2004 (2004年8月5日) |
ジャンル |
スポーツゲーム(野球) シミュレーションゲーム |
---|---|
対応機種 | PlayStation {PS} |
開発元 | E's |
発売元 | ディースリー・パブリッシャー |
人数 | 1人 - 2人(対戦プレイ) |
メディア | CD-ROM |
発売日 |
2000年10月5日 2001年6月7日(※) |
その他 | ※日本野球機構公認のプロ野球実名版として再発売。 |
ジャンル |
スポーツゲーム(野球) シミュレーションゲーム |
---|---|
対応機種 | PlayStation [PS] |
開発元 | access |
発売元 | ディースリー・パブリッシャー |
人数 | 1人 - 2人(対戦プレイ) |
メディア | CD-ROM |
発売日 | 2000年10月5日 |
PlayStationにおいて『SIMPLE1500シリーズ』として上記タイトルで、PlayStation 2において『SIMPLE2000シリーズ』として『THE プロ野球(ざ プロやきゅう)』のタイトルで発売された。
作品概要
編集SIMPLE1500シリーズ
編集- SIMPLE1500シリーズ Vol.21 THE 野球
2000年10月5日発売。開発は、E'sが担当。選手を操作するアクションゲームの多い野球ゲームとしては珍しく、プレイヤーが監督となって選手を采配するシミュレーションゲームとなった(同様のソフトとしては、当時アスキーより発売されていた『ベストプレープロ野球』シリーズ等の前例が存在する)。
登場する選手・球団・球場・リーグ名はすべて非実名(変名)となっている。当時は既に日本野球機構等の許諾を受けて実名を使うゲームがほとんどであり、家庭用ゲーム機の作品としては、1994年7月発売のスーパーファミコン用ソフト『スーパーウルトラベースボール2』(カルチャーブレーン)以来である。
選手の名前・能力値をエディットすることもできるが、ベストプレープロ野球のようにチーム名や本拠地球場を変更することはできない。
メモリーカードの使用量は、8ブロック。
- SIMPLE1500シリーズ Vol.21 THE 野球 プロ野球実名版
2001年6月7日発売。開発は引き続きE'sが担当。日本野球機構からの許諾を受けて選手・球場名を実名化したバージョン(データは1999年シーズン終了時のもの)。ゲーム内容自体は前作と同じである。
シリーズ番号は21のまま置き換えられており、新作ではなく改訂版という扱いとなっている。SIMPLEシリーズで複数のソフトが同一の番号を使っている唯一の例である。
- SIMPLE1500シリーズ Vol.96 THE 野球2 〜2002プロ野球〜
2002年7月25日発売。開発はaccessが担当。前作と同様のシミュレーションゲームで、2002年シーズン前半頃のデータが収録されている。
前作では、新聞・雑誌などのスコア表記に準じた選手名表記が、非アジア圏出身選手を除きフルネームで表記されるようになった[1]。
リーグのルール変更が可能となったほか、チームエディットモードもユニフォームや本拠地球場の設定が可能となった。
メモリーカードの使用量は、上記2作と同じく8ブロック。
ジャンル | スポーツゲーム(野球) |
---|---|
対応機種 | PlayStation 2 [PS2] |
開発元 | タムソフト |
発売元 | ディースリー・パブリッシャー |
人数 | 1人 - 2人(対戦プレイ) |
発売日 | 2003年4月24日 |
ジャンル | スポーツゲーム(野球) |
---|---|
対応機種 | PlayStation 2 [PS2] |
開発元 | タムソフト |
発売元 | ディースリー・パブリッシャー |
人数 | 1人 - 2人(対戦プレイ) |
発売日 | 2004年8月5日 |
対象年齢 | 全年齢 |
SIMPLE2000シリーズ
編集- SIMPLE2000シリーズ Vol.27 THE プロ野球 〜2003ペナントレース〜
2003年4月24日発売。開発はタムソフトが担当。PlayStation版とは異なり、3頭身のデフォルメされた選手を操作するアクションゲームとなった。また、ペナントレースモードとVSモードは導入されているものの、エディットモードが消滅した。
PlayStation版では2D視点であった映像が、3Dフルポリゴン映像となり、選手の動きもモーションキャプチャーによって表現されるようになった。それにあわせて、リプレイ機能も搭載しているほか、ウグイス嬢による選手名のアナウンスも導入された。
『THE 野球2』までに引き続き、日本野球機構公認だが、球場のみ架空のものとなっている。
投手がモーションに入った際に、素振りをすると、その時点でスイングしたとみなされ、ストライクと判定される仕様が存在する[2]。
メモリーカードの使用量は、346KB以上。
- SIMPLE2000シリーズ Vol.57 THE プロ野球2004
2004年8月5日発売。開発は引き続きタムソフトが担当。選手のデータが改訂され、細部が修正されている(ペナントレースモードは、パシフィック・リーグが導入したプレーオフ制度に対応された)ものの、基本的には前作と同様。球場名も架空のままとなっている。
メモリーカードの使用量は、370KB以上。
脚注
編集- ^ 例:松井⇒松井 秀喜、石井琢⇒石井 琢朗
- ^ 参考:メーカー公式サイト内質問への回答コーナー[リンク切れ]
外部リンク
編集※いずれも、メーカー公式サイト内情報ページ。
- THE 野球 ※インターネットアーカイブ2000年6月22日付保存キャッシュより。
- THE 野球 〜プロ野球実名版〜
- THE 野球2 〜2002プロ野球〜
- THE プロ野球 〜2003ペナントレース〜
- THE プロ野球2004