Vinasat-2ベトナム人工衛星。ベトナムの2台目の人工衛星で、2012年5月16日の5時13分(ベトナム時間)に日本の放送衛星JCSAT-13と共にギアナクールー宇宙センターからアリアン5で打ち上げられ、同5時48分に衛星を分離して軌道に投入された。VINASATはベトナムの衛星計画で、ベトナム国内の通信インフラストラクチャーを整備し、衛星通信分野での独立や国家安全保障を強化することに加えて、新しい経済契機の拡大などを目指している。国家の重点投資分野としてベトナム郵電公社英語版がオーナーとなっている[1]

Vinasat-2
所属 VNPT
主製造業者 ロッキード・マーティン
国際標識番号 2012-023B
カタログ番号 38332
状態 運用中
目的 通信・放送
設計寿命 15年
打上げ場所 ギアナ宇宙センター
打上げ機 Ariane 5 ECA
打上げ日時 2012年5月15日 22:13(GMT)
物理的特長
衛星バス A2100A
本体寸法 4.4m x 1.9m x 1.8m
質量 2,969kg(燃料含む)
発生電力 7.6kW(寿命末期)
姿勢制御方式 3軸姿勢制御
軌道要素
周回対象 地球
軌道 静止軌道
静止経度 東経131.8度
高度 (h) 35,911km
軌道周期 (P) 約24時間
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ベトナムは衛星からの通信リンクによる経済的な利益を目標にしており、海上の漁師への通信情報の提供や、天気予報や防御セキュリティに利用される。衛星の費用は2億8000万ドルで、重量は約2,700kgである。おおよそ電話・インターネット・データ通信に13000チャンネル分、テレビ150チャンネル分の容量を提供できる。また、より多くのセンサ反応、高い増幅能力を持っている。

基礎となったのはVinasat-1と同じくロッキードマーティン社の衛星バスA2100衛星英語版であるが、搭載のトランスポンダーはKuバンド24台に変更された。

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関連項目 編集

外部リンク 編集