Wikipedia:ネタバレ系テンプレートの使用
この文書はウィキペディア日本語版でかつて利用されていた歴史的文書です。現在更新はされておらず主に記録のために残されています。この文書を復活させたい場合には、ノートページか、井戸端、コメント依頼、もしくはウィキプロジェクト プロジェクト関連文書で提案してください。 |
このページは、ウィキペディア日本語版におけるネタバレ注意用テンプレートの使用ガイドラインです。具体的にはTemplate:ネタバレ冒頭が対象となります。以下の内容をよく読み、濫用にならないよう良識的な使用を心がけてください。
基本的な考え方
編集Wikipedia:ネタバレのガイドライン、および免責事項に明記されているように、ウィキペディアには一般にネタバレがあると予想され、ウィキペディアの編集者はネタバレに対して特別な配慮を行う義務を負いません。また、ネタバレを理由にウィキペディア上から記述を除去することは認められません。記事中の「ネタバレ」に対して注意を促すテンプレートは、英語版ウィキペディアでは百科事典としての目的にそぐわないとして廃止されました。日本語版では廃止にはいたっていませんが、その存否については現在も議論が続けられています。廃止賛成意見・反対意見をここで細かく紹介することはできませんが、つまりこのテンプレートは、その存在意義に少なからぬ疑問が付せられながら使い続けられているものなのだということです。
テンプレートの使用者は以上の点を十分に認識し、記事への実際の使用は必要最低限に抑えてください。具体的には、もし誰かに「なぜその記事に{{ネタバレ冒頭}}を貼ったのか」を聞かれたときに明確な理由が答えられるような場合にのみこのテンプレートを使用してください。「他の似たような記事でも使われているから」というような理由でなんとなく使用したり、「これからネタバレが加筆されるかもしれないから」というような理由で予備的に使用しないでください。
使用範囲
編集以下は現在のところ利用者間の議論によって合意されている使用範囲です。主に「どのような記事に使用すべきでないか」ということについて解説しています。以下に該当しない記事であっても、実際にそれぞれの記事でテンプレートを使用すべきかどうかは、その作品ごとの性質・記事の状態をよく吟味したうえで決めてください。テンプレートの使用に関して編集者間で衝突があった場合は、編集合戦を避け、ノートページの議論で意見を調整してください。
使用すべきでないもの
編集- 1. 発表から1年以上経過した作品
- 利用者間での議論により、現在「発表の完了から1年経過した作品にはネタバレ系テンプレートは原則使用しない」ことで合意されています。発表から1年も経てば作品内容がある程度周知され、作品内容に関する編集頻度もある程度落ち着くと考えられるためです。
- ここで「発表」というのは、一作だけで完結する作品であれば作品の初出(発表地域は考慮しません)を指し、また連載・シリーズ作品などの場合は「作品全体の完結」が「発表の完了」にあたることになります[注 1][注 2]。また映像化などの翻案がある場合では、原則的に原作の発表時期のみを考慮します。
- この原則は「発表から1年以上経過していない作品にはテンプレートを使ったほうがよい」という意味ではないということに注意してください。なお発表から1年以上経過している作品であっても、明確な理由があれば必要な範囲での使用は認められています(詳細は後述)。いずれにしても実際に使用すべきかどうかは、記事ごとに内容をよく吟味した上で決めるようにしてください。
- 2. フィクション以外の記事
- ネタバレに関するテンプレートは、原則として物語を解説しているフィクション作品の記事、およびそこから派生した登場人物などフィクション内の事項の記事に限定して使用します。作者の記事や出版社、製作会社、俳優などの記事には使用しないでください。
- フィクション外の一般的事項を主題とする記事で、関連情報としてフィクションの「ネタバレ」にあたる情報が記されているような場合、それが百科事典の項目に記載するにふさわしいほど重要な関連事項なのであれば「ネタバレ」などを気にする必要はまったくありませんし、さほど重要でないのであればそもそも除去するべきです。
- 3. 作品の序盤の展開しか記されていないもの
- 作品全体から見て序盤のほうで明かされる内容は、一般に物語の娯楽性を左右するほど秘匿性の高い情報ではないと考えられます。作品の序盤しか解説されていないような記事にはネタバレに注意を促す必要はありません。その代わりに記事の加筆を考えてください。
- 4. 節の名称からネタバレの存在が容易に予想できるもの
- たとえば「物語の結末」「最終回」「事件の真相」「真犯人」などのように、節の名称から「ネタバレ」が書かれていることが常識的に予想できる場合には、テンプレートを使って注意を促す必要はありません。ただし、ネタバレを気にして強いてこのような節を設ける必要はありません。このような節は、記事全体の構成から考えて作成するのが自然であるような場合にだけ作成してください。
使用を検討してもよいもの
編集1年以上経過した作品ではあっても、ネタバレ系テンプレートを使用したほうがよいなんらかの理由がある場合には、必ずノートにその理由を明記した上で、濫用にならない範囲で使用してもかまいません。ただし、なんらかの使用すべき理由があると思われる場合でも、ネタバレ系テンプレートを古典的な作品に使用することは避けるべきでしょう。どこまでが古典的な作品かというはっきりとした線引きはできませんが、少なくとも19世紀以前の作品(1900年以前の作品)にはいかなる場合であれ使用しないようにしてください。
テンプレートの説明
編集Template:ネタバレ冒頭
編集記事の冒頭に貼ります。ボットでのテンプレート除去を想定しているのでstatusとdateを指定してください。詳しい説明はテンプレートページの説明文を御覧ください。