フェリシアン・ロップス
1833-1898, ベルギーの画家、版画家
フェリシアン・ロップス(Félicien Rops, 1833年7月7日 - 1898年8月23日)は、ベルギーの画家、エッチングやアクアチント技法の版画家。
フェリシアン・ロップス Félicien Rops | |
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生誕 |
1833年7月7日 ベルギー、ナミュール |
死没 |
1898年8月23日 フランス、Essonnes |
運動・動向 | 象徴主義 |
略歴
編集ロップスはナミュールに生まれ、ブリュッセル大学で学んだ。ロップスは油絵よりもスケッチが得意で、最初戯画絵師として名声を得た。1864年、晩年のシャルル・ボードレールと出会い、ロップスは一生忘れることのできないほど強烈な印象を受けた。ロップスはボードレールの『漂着物』の口絵を描いた。この本は、フランスの検閲で削除された『悪の華』の詩を集めたもので、当然ながら、ベルギーで出版された。
ボードレール、ならびに、ボードレールが表現した芸術と関わることで、ロップスは、テオフィル・ゴーティエ、アルフレッド・ド・ミュッセ、ステファヌ・マラルメ、ジュール・アメデ・バルベー・ドルヴィ、ジョゼファン・ペラダンといった作家たちからの賞賛を得た。ロップスは象徴主義・デカダン派の文学運動と関係を持ち、そうした作家たちの詩集にイラストを描いた。詩の内容同様に、ロップスの作品も、セックス、死、悪魔のイメージが混在する傾向が強かった。
1892年、ロップスの視力は衰え始めた。しかし、死ぬまで文学との関わりは持ち続けた。ロップスはフリーメイソンで、ベルギー大東社(en:Grand Orient of Belgium)のメンバーだった。
ギャラリー
編集-
ボードレール『漂着物』の口絵
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ジュール・アメデ・バルベー・ドルヴィ『Diaboliques』の口絵
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『毒麦の種を蒔くサタン』(1882年)
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『Le Mannequin』
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『聖アントニウスの誘惑』(1878年)
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『ポルノクラート』エッチング&アクアチント
外部リンク
編集- The Musée Félicien Rops in Namur (English, French)
- [1]「マラルメ詩集」の扉のための銅版画,ドゥマン書店,1899