江家義男
伝記の記載を年譜形式のみとすることは推奨されていません。 |
江家 義男(こうけ よしお、1903年〈明治36年〉1月2日 - 1958年〈昭和33年〉5月11日)は、日本の法学者。北海道出身。専門は刑法、刑事訴訟法。
経歴
編集- 1903年(明治36年)1月2日 北海道余市郡大江村(現・仁木町)馬郡別に生まれる
- 1917年(大正6年) 樺太庁立豊原尋常高等小学校高等科卒業
- 1922年(大正11年)7月 工手学校(現・工学院大学)機械科本科卒業
- 1925年(大正14年) 専門学校入学者検定試験(専検)合格
- 1926年(大正15年)3月 早稲田大学専門部法律科卒業
- 1926年(大正15年)4月 早稲田大学大学院入学
- 1926年(大正15年)9月 早稲田大学法学部助手
- 1928年(昭和3年)3月 早稲田大学大学院修了
- 1928年(昭和3年)5月 早稲田大学専門部講師
- 1932年(昭和7年)4月 イギリス、ドイツへ留学( ~ 1934年6月)
- 1934年(昭和9年)6月 早稲田大学法学部講師
- 1936年(昭和11年)4月 早稲田大学助教授
- 1940年(昭和15年)4月 早稲田大学教授
- 1946年(昭和21年)10月 早稲田大学法学部教務主任となる
- 1949年(昭和24年)4月 引き続き第一法学部教務主任( ~ 1951年9月)
- 1950年(昭和25年) 司法試験考査委員となる
- 1951年(昭和26年) 法制審議会刑事法部会委員となる
- 1952年(昭和27年)10月 法学博士(早稲田大学)の学位を受ける
- 1954年(昭和29年)9月 早稲田大学大学院法学研究科委員長となる
- 1957年(昭和32年)1月 日本学術会議会員となる
- 1958年(昭和33年)5月11日 慢性肺気腫のため逝去(享年55)
著書
編集単著
編集- 『刑法各論』 上巻、東山堂書房、1937年4月。NDLJP:1267099。
- 『刑法各論』 下巻、東山堂書房、1937年2月。NDLJP:1266987。
- 『刑法総論』 上巻、東山堂書房、1937年5月。NDLJP:1266700。
- 『刑法総論』 下巻、東山堂書房、1937年10月。NDLJP:1438584。
- 『刑法講義(総論)』東山堂書房、1938年5月。NDLJP:1270557。
- 『刑法大意』江家義男、1938年6月。NDLJP:1268302。
- 『刑法』三笠書房〈法律学全書 4〉、1938年11月。NDLJP:1268399。
- 『刑法講義(各論)』東山堂書房、1938年4月。NDLJP:1440764。
- 『刑法講義(総則篇)』東山堂書房、1940年4月。NDLJP:1440782。
- 『刑法講義 総則篇』(改版)敬文堂書店、1948年1月。
- 『刑法の常識』千倉書房〈千倉常識講座〉、1941年5月。NDLJP:1439100。
- 『新版 刑法講話』千倉書房、1948年2月。NDLJP:1276061。
- 『新版 刑法講話』(改訂増補版)千倉書房、1949年4月。
- 『英米刑事法研究』 第1巻、敬文堂書店、1949年6月。
- 『刑事法学』評論社〈法律学全書 9〉、1950年5月。
- 『伝聞証拠について』検察研究所〈検察研究所資料 第15号〉、1950年7月。
- 『関連性について』検察研究所〈検察研究所資料 第21号〉、1950年10月。
- 『証人の弾劾について』検察研究所〈検察研究所資料 第30号〉、1951年3月。
- 『証拠調における異議』検察研究所〈検察研究所資料 第36号〉、1951年5月。
- 『証拠法上の諸問題』検察研究所〈検察研究所資料 第48号〉、1951年11月。
- 『刑事証拠法の基礎理論』有斐閣、1951年6月 。
- 『刑事証拠法の基礎理論』(訂正版)有斐閣、1952年4月。
- 『刑法 総論』千倉書房、1952年5月。
- 法令普及会 編『刑事訴訟法教室』 上巻、大蔵省印刷局、1955年11月。
- 法令普及会 編『刑事訴訟法教室』 中巻、大蔵省印刷局、1956年1月。
- 法令普及会 編『刑事訴訟法教室』 下巻、大蔵省印刷局、1957年5月。
- 『刑法各論』青林書院〈現代法学全書〉、1956年12月。
- 江家義男教授刑事法論文集刊行委員会 編『江家義男教授刑事法論文集』早稲田大学出版部、1959年4月。
- 『刑法各論』青林書院新社、1962年4月。
- 『刑法各論』(増補版)青林書院新社、1963年7月。
編著
編集- 『世相と法律』法令出版公社、1958年4月。
監修
編集- 東京法制研究会 編『法律提要』江家義男監修、光文書院、1956年1月。
翻訳
編集共編
編集共訳
編集- 外岡茂十郎・江家義男 訳『ソヴィエット婚姻親族後見法 其の正文及解説』巌松堂書店、1936年2月。