アレクサンドル・コミン

ロシアの犯罪者

アレクサンドル・ニコラエヴィッチ・コミン(Александр Николаевич Комин、1953年 - 1999年6月15日)はロシア犯罪者キーロフ州にあるヴャツキエ・ポリャーヌイという町で1995年1月から1997年7月までの2年半に渡り、誘拐監禁殺人を犯した。

コミンは元々電気工事士として働いていたが、妻に浮気されるなど女性関係がうまくいかなかった。そんな彼は女性を監禁し、自らの奴隷にしたいという願望を抱くようになる。

コミンは、野菜を育てるための部屋を作りたいと言って友人の男を騙し、2人で一緒に数メートルの深さのある地下室を建設した。その部屋には頑丈な扉がつけられていた。地下室に数人の女性達を監禁し、ミシンで服を作らせていた。彼の犯行によって7人が拉致監禁され、そのうちの4人が殺害された。(うち1人は男性)

1997年にコミンは逮捕され、裁判で終身刑が言い渡されたが、1999年6月15日に獄中で刃物によって静脈を切り、自殺を遂げた。コミンに協力していた友人の男は懲役20年の刑を受けた。

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