小野善太郎

日本のメソジスト派の牧師

小野 善太郎(おの ぜんたろう、1875年8月5日 - 1965年7月19日)は日本のメソジスト派の牧師である。

1875年(明治8年)に旧二本松藩士・小野善明の長男として、福島県安達郡岳下村に生まれる。1892年(明治25年)に長野市にいた時17歳で平岩愃保から洗礼を受ける。東洋英和学校に入学し、メソジストの教職になり、1893年(明治26年)に按手礼を受ける。

1902年(明治35年)甲府市有朋義塾の二代塾長になる。1903年(明治36年)に日下部教会の牧師になる。1907年(明治40年)にカナダに留学する。1910年(明治43年)に帰国し、1913年(大正2年)に関西学院の礼拝主事(チャプレン)になる。

1920年(大正9年)には甲府教会の牧師になる。1925年(大正14年)に本郷中央会堂(現・日本基督教団本郷中央教会)の牧師になる。1929年に再び日下部教会の牧師になり、さらに1933年(昭和8年)に甲府教会牧師に再任する。甲府教会で戦時中を過ごし、甲府空襲で会堂が焼失するが、戦後会堂を再建する。

1959年85歳で牧師を引退する。1965年沼津市で死去する。

脚注

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  • 『日本キリスト教歴史大事典』教文館、1988年