片山春帆
明治時代から大正時代の挿絵画家
来歴
編集1880年、東京の築地に生まれる[1]。俗称は片山春雄[1]。武内桂舟、大出東皐、河合玉堂に師事した[1]。明治期に『中外商業新報』において挿絵を描いていたといわれ、1897年(明治30年)には春陽堂から出版された村井弦斎の『日出島 曙の巻(上)』の口絵も描いている[1]。また、博文館の社中にその名が見られ、『中学世界』、『文芸倶楽部』、『女学世界』などで専属の挿絵画家として活動した[1]。1910年(明治43年)頃には東京市牛込区新小川町に在住しており[1]、1926年(大正15年)発行の『大正震災画集』第5輯(日本版画社刊)には、春帆の関東大震災のスケッチを基とした木版画2作品も収められている[1]。
作品
編集脚注
編集参考文献
編集- 山田奈々子 『木版口絵総覧』 文生書院、2005年