鈴木松雄
日本の実業家、工学者
鈴木 松雄(すずき まつお、1903年(明治36年)7月11日[1] - 1978年(昭和53年)9月6日[2])は、日本の実業家、工学者。東京工業大学電気工学科教授。工学博士(東京帝国大学)、従四位[1]。昭和電線電䌫(現・昭和電線ホールディングス)社長・会長・相談役やCQ出版社長、多摩電気工業(現・真田KOA)社長などを歴任した。
略年表
編集- 1903年 神奈川県葉山生まれ。後に東京に転居し、永田町小学校(現千代田区立麹町小学校)、東京府立第一中学校(現東京都立日比谷高等学校)、旧制第一高等学校を経て、東京帝国大学工学部電気科を卒業。東京工業大学助手に就任する。
- 1928年 東京工業大学助教授
- 1937年 工学博士(東京帝国大学)
- 1941年 東京工業大学教授
- 1948年 多摩電気工業(現・真田KOA)社長
- 1962年 昭和電線電䌫(現・昭和電線ホールディングス)社長
- 1968年 紫綬褒章受章[1]
- 1974年 昭和電線電䌫会長
博士論文
編集- 1937年 鈴木松雄『空気中の火花放電の研究』東京帝国大学 。
家族・親族
編集鈴木商店(現味の素)第2代社長鈴木忠治の次男。鈴木商店創業者の2代目鈴木三郎助は伯父。兄に三楽オーシャン(現メルシャン)社長・会長を務めた鈴木三千代、弟に鈴木竹雄(東京大学名誉教授)、通商産業省重工業局長等や日揮会長を務めた鈴木義雄、経済同友会副代表幹事や昭和電工社長・会長を務めた鈴木治雄、三菱重工業副社長や三菱自動車販売(現・三菱自動車工業)社長を務めた鈴木正雄、大蔵省国際金融局長や国際通貨基金理事等を務めた鈴木秀雄、多摩電気工業(現・KOA)会長を務めた鈴木泰雄がいる。
著書
編集- 『実用電気工学講座』 共立社 1935年
- 『電氣磁氣基礎論』 共立社 1936年
- 『電気磁気学』 共立出版 1947年
その他、論文多数。