尾崎賢治
尾崎 賢治(おざき けんじ、1930年3月26日[1] - 1984年8月12日[2])は、日本のドイツ文学者、翻訳家。本名は尾崎鑒治[1]。
経歴
編集愛知県刈谷市生まれ[1]。1955年上智大学大学院独文科修士課程修了、上智大学文学部助教授、教授[3]。54歳で死去した。専門はドイツ近代演劇だが、ドイツの児童文学、山岳書などを多く翻訳した。
翻訳
編集- 『兄弟の船』(ハンス・バウマン、ウルリク・シュラム絵、平凡社、冒険小説北極星文庫) 1957
- 『マッターホルンの戦い』(カルル・ヘンゼル、寺島竜一絵、平凡社、冒険小説北極星文庫) 1957
- 『スキー・マンボ 簡単で自然なスキー滑降』(ヨゼフ・ダーヒンデン、朋文堂) 1959
- 『行為と夢想 あるアルピニストの手記』(オスカール・エーリヒ・マイエル、朋文堂、世界山岳全集) 1960
- 『現代の演劇』(S・メルヒンガー、白水社) 1964
- 『アイガー北壁に挑む』(カスパレク、あかね書房、世界山岳名著全集) 1966
- 『ザイル仲間』(F・シュミット, R・ペータース、あかね書房、世界山岳名著全集) 1967
- 『神々の御座』(アルノルト・ハイム, アウグスト・ガンサー、 あかね書房、ヒマラヤ名著全集) 1967
- 『変わらざる民族 演劇・東と西』(トーマス・インモース、編訳、南窓社) 1972
- 『ボヴェー著作集 5 愛はわれらの中に』(ヨルダン社) 1972
- 『政治演劇史』(S・メルヒンガー、蔵原惟治共訳、白水社) 1976
- 『そらをとんだかめ』(ユルク・フラー、アリス館牧新社) 1976
- 『ビルのふうせんりょこう』(ライナー・チムニク、アリス館牧新社) 1976
- 『アツーク ツンドラの子』(ミッシャ・ダムヤン作、ジャン・カスティ絵、ペンギン社) 1978
- 『いっしょにあそぼうよ』(フリードリヒ・カール・ヴェヒター、アリス館牧新社) 1978
- 『日本 第5巻』(フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト、雄松堂書店) 1978
- 『あかずきん』(グリム、田島征三絵、集英社、こどものための世界名作童話) 1979
- 『人はいかにして王となるか プロシアの栄光とフリードリヒ大王』(S・フィッシャー=ファビアン、日本工業新聞社) 1981
- 『元型との出会い ユングとドイツ文学の深層』(トーマス・インモース、春秋社) 1985
論文
編集脚注
編集参考文献
編集- 日外アソシエーツ 編『現代翻訳者事典』日外アソシエーツ、1985年。ISBN 4816905294。