吉水快聞
日本の彫刻家
来歴
編集1982年、奈良県橿原市の浄土宗寺院正楽寺に生まれる。東京芸術大学美術学部彫刻科卒業。学士(美術)の学位を取得[1]。東京芸術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻にて、 快慶作東大寺俊乗堂阿弥陀如来立像の想定復元模刻研究を行う。2011年に博士後期課程を修了。博士(文化財)の学位を取得[2][3]。卒業後は仏像制作や文化財修復に携わりながら、その技術や技法を応用し、動植物をモチーフとした木彫作品を発表。大正大学客員教授、龍谷大学非常勤講師を兼任し、浄土宗の僧侶でもある。
活動歴
編集- 2011年 - アートフェア東京 2011
- 2011年 - お仏壇のはせがわ賞五周年記念展
- 2012年 - 第2回奈良国際映画祭2012新人コンペティショングランプリゴールデンSHIKA賞トロフィー制作
- 2013年 - 個展靖山画廊
- 2014年 - 個展髙島屋 東京日本橋、京都、大阪
- 2015年 - 個展松坂屋 名古屋店
- 2017年 - 個展「巧匠 吉水快聞展」大美アートフェア瀬戸美術ブース大阪美術倶楽部
- 2018年 - 個展「鏡花水月・吉水快聞展」高島屋 東京日本橋、大阪、横浜、京都
- 2020年 - 個展「吉水快聞展ー観月ー」靖山画廊
- 2021年 - 個展「吉水快聞 木彫展~つむがれる物語」きんだあぎゃらりい(京都)
- 2022年 - 個展「吉水快聞展ー幻夢ー」高島屋 東京日本橋、大阪、京都、横浜、名古屋
メディア出演歴
編集- 世界遺産 一万年の叙事詩Vol2 中世篇(2011年、NHK BShi)
- ココイロ(2011年、朝日放送)
- 読売新聞ならヒト(2012年、読売新聞奈良版)
- 月刊 yomiっこvol.131(2012年、読売奈良ライフ)
- 自然と暮らすvol.56(2012年、読売奈良ライフ)
- 新日本風土記(2012年、 NHK BSプレミアム)
- 関西の巧(2013年、eo光テレビ)
- 堂本剛のこころ見(2013年、NHK BSプレミアム、再放送NHK地上波)
- 『NARASIA Q vol.6(2014年、発行 奈良県、企画編集 編集工学研究所)
- るるぶ情報版 奈良 '14〜'15 付録「仏像の見かた」(2014年、JTBパブリッシング)
- 日曜特番・京都奈良「国宝」こころの旅(2014年、BS-TBS)
- Meets no.310 4月号(2014年、 京阪神エルマガジン社)
- 自ら仏を彫る系譜V 仏師の祈り 今、明らかになる快慶の真実(2014年、スカイパーフェクTV 529ch ベターライフチャンネル)
- 正倉院展 宝物と私「技にキレさめぬ赤み」(2015年、読売新聞奈良版)
- 「名僧の功績つたえねば」(2016年、読売新聞奈良版)
- 「忍性像」完成心待ち(2016年、朝日新聞奈良版)
- 奈良ふしぎ旅図鑑(2017年、BS-TBS)
- 祈りの仏師 快慶(2017年、読売テレビ)
- Nestle presents CHEER UP! MORNING(2017年、FM OH!、TOKYO FM)
- SPIRITUAL PLACES IN NARA東大寺編(2017年、NHK WORLD)
- 祈りの回廊(2017年)
- スピリチュアル・プレイス 奈良「東大寺」(2017年、NHK BSプレミアム)
- 猫のしっぽ カエルの手(2018年、 Eテレ)
- 運慶と快慶新発見!幻の傑作(2019年、NHK スペシャル)
- ニッポンぶらり鉄道旅「“奈良の極上”を探して 近鉄吉野線」(2019年、 NHK BSプレミアム)
- 運慶と快慶 乱世が生んだ美の革命(2019年、 NHK BSプレミアム)
- みたことのない文化財(百済観音) (2021年NHK 8K,BSプレミアム,NHK総合)
- DESIGN TALKS plus (2022年 NHK World)
受賞歴
編集- 第27回奈良県ジュニア県展「ジュニア県展賞」 受賞(1998~2000年)
- 第51回奈良県県展「知事賞」 受賞(1998~2000年)
- 久米桂一郎賞受賞(2004年)
- お仏壇のはせがわ賞受賞(2008年)
- 野村美術賞受賞(2011年)
脚注
編集- ^ 東京藝術大学学位規則第2条第1号。
- ^ 「書誌事項」『CiNii 博士論文 - 快慶と快慶風の阿弥陀如来立像について : 東大寺俊乗堂像の模刻制作と善光寺像の修復を通して』国立情報学研究所。
- ^ 学位授与番号甲第537号。