只木良也
日本の森林生態学者
只木良也(ただき よしや、1933年6月13日 - )は、日本の森林生態学者、名古屋大学名誉教授、京都府立林業大学校名誉校長、国民森林会議顧問。
略歴
編集京都市出身。1956年京都大学農学部林学科卒、61年同大学院博士課程修了、「数量的間伐に関する生態学的研究」で農学博士の学位を取得。四手井綱英に師事。61年農林省林業試験場、70年同調査部企画室長、73年同造林部造林第二研究室長、1978年信州大学理学部教授に転じ、1991年名古屋大学農学部教授、97年定年退官、名誉教授。プレック研究所生態研究センター長。国民森林会議顧問。86年読売農学賞を「森林生態系の物質生産構造及び環境保全機能に関する研究」で受賞[1]。2012年より同年に設立された京都府立林業大学校初代校長、21年退任、名誉校長[2]。専攻は森林生態学。
著書
編集- 『林分密度管理の基礎と応用』日本林業技術協会 1969
- 『森の生態』共立出版(生態学への招待)1971
- 『森林と人間』小峰書店(自然科学シリーズ)1976
- 『森の文化史』1981 講談社現代新書 のち講談社学術文庫
- 『森と人間の文化史』日本放送出版協会(NHKブックス)1988
- 『森林はなぜ必要か』小峰書店(環境と人間 2)1992
- 『日本の森林』草土文化(日本列島の健康診断 1)1993
- 『大気と森』松井光瑶編 文研出版(君たちに伝えておきたい!森からみる地球の未来)1996
- 『森林環境科学』朝倉書店 1996
- 『ことわざの生態学 森・人・環境考』1997 丸善ブックス 1997
- 『森の文化史』講談社 2004
- 『新版 森と人間の文化史』NHK出版 2010
- 『新装版 ことわざの生態学―森・人・環境考』丸善 2020
共編著
編集- 『森 そのしくみとはたらき』赤井竜男共編著 共立出版(科学ブックス)1974
- 『みどり 緑地環境論』編著 共立出版 1981
- 『ヒトと森林 森林の環境調節作用』吉良竜夫共編 共立出版 1982
- 『未来の森 森があぶない』只木良也 [ほか]特別講師,橋本勝絵,カマル社企画・編集 ぎょうせい(地球大百科生きている森)1989
- 『木曽ひのき』只木良也 [ほか]著 林土連研究社 1997
日本語訳 監修
編集- 『森と生きもの ―再生を続ける森と動植物の生態を模型断面でみる』ディヴィッド・バーニー著 丸善(しくみ発見博物館11) 1999
論文
編集脚注
編集外部リンク
編集- 只木良也 森林雑学研究室 - 只木良也ウェブサイト