松島倫明
日本の編集者、翻訳者
人物・来歴
編集- 東京都世田谷区出身。田園調布幼稚園、世田谷区立八幡小学校、世田谷区立八幡中学校、都立戸山高校、一橋大学社会学部卒業(加藤哲郎ゼミ)。
- 1995年NHK出版入社。2014年より放送・学芸図書編集部編集長。
- 2018年コンデナスト・ジャパン入社。『WIRED』日本版の編集長に就任。
JMM(ジャパン・メール・メディア)
編集村上龍が1999年に創刊し自ら編集長を務めたメールマガジンJMM(ジャパン・メール・メディア)[2]の書籍化にVOL.8〜13まで関わると共に関連書籍の編集に従事。その後も編集・発行に2010年ごろまで従事した。
翻訳書
編集2004年より翻訳書の版権取得・編集・プロモーションなどに従事。手がけたタイトルに、クリス・アンダーソンの『フリー』と『MAKERS』のほか、レイチェル・ボッツマン他『シェア』、レイ・カーツワイル『シンギュラリティは近い』のほか、ピーター・ティール『ZERO to ONE』(2015年ビジネス書大賞受賞[3])、ジェレミー・リフキン『限界費用ゼロ社会』、ケヴィン・ケリー『〈インターネット〉の次に来るもの』(ビジネス書グランプリ2017イノベーション部門賞[4]/第0回八重洲本大賞受賞[5])などがある。
その他、カート・ヴォネガットの『国のない男』やジョナサン・サフラン・フォアの『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』、ゲイリー・シュタインガート『スーパー・サッド・トゥルー・ラブ・ストーリー』といった海外文学を手がけたほか、理論物理学者のミチオ・カク『パラレルワールド』やリサ・ランドール『宇宙の扉をノックする』、ステファノ・マンクーゾ『植物は〈知性〉をもっている』といったポピュラーサイエンス分野、エリザベス・コルバート『6度目の大絶滅』(2015年ピューリッツァー賞一般ノンフィクション部門受賞[6])やアンドレア・ウルフ『フンボルトの冒険』(王立協会科学図書賞受賞[7])などの歴史分野なども手がける。
『WIRED』日本版
編集2018年に『WIRED』日本版編集長に就任[8]。
著作
編集記事・寄稿
編集- 「生命は情報となり、地球[ガイア]が更新される:ジェームズ・ラヴロック『ノヴァセン』あとがき」WIRED.jp 2020年5月1日
- 「ケヴィン・ケリー:テクノロジーを生命の進化から考える スロー・ディスカッション#3」NewsPicks Publishing Newsletter vol.3 2020年1月31日
- 「Co-Economyは未来を実装する:「SHARE SUMMIT 2019」開催に寄せて」シェアリングエコノミー協会 2019年9月11日
- 「きみはサマー・オブ・ラヴを見たか?:令和に寄せて編集長から読者の皆さんへ」WIRED.jp 2019年5月1日
- 「【松島倫明】ニュース・ポルノに浸るのはやめよ:2019大予測 メディア」NewsPicks 2019年1月8日
- 「DIGITAL LOVE & PEACEな未来へ:編集長・松島倫明から読者の皆さんへのメッセージ」WIRED.jp 2018年6月1日
- 「世界を救うのはエクスポネンシャルか、エクソダスか?──シンギュラリティ大学とカリフォルニアン・イデロギー再考【特別寄稿】」WIRED.jp 2017年12月18日
- 「シリコンバレーで広まる「ウェルビーイング」思想を僕が鎌倉で実践する理由」BUSINESS INSIDER 2017年8月13日
- 「後藤健二さんのこと。」『東京人』2015年5月号
- 「日本の「隠れた真実」『ZERO to ONE』編集者が見た天才の素顔」『WIRED』日本版 VOL.16 2015年5月[9]
- 「マス・ロコス(狂人ども)が集う、地の果てのトレイルランニングレース」WIRED.jp 2013年4月13日
訳書
編集- 『ノヴァセン 〈超知能〉が地球を更新する』[10](ジェームズ・ラブロック著)NHK出版 2020年4月 ISBN 4140818158
あとがき/解説
編集- 『GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス』[11](ジョン J. レイティ他著)NHK出版 2014年12月 ISBN 4140816619
- 『シンギュラリティは近い[エッセンス版] 人類が生命を超越するとき』[12](レイ・カーツワイル著)NHK出版 2016年4月 ISBN 414081697X
- 『なぜ働くのか(TEDブックス)[13]』 (バリー・シュワルツ著)朝日出版社 2017年4月 ISBN 4255009945
- 『フューチャー・プレゼンス 仮想現実の未来がとり戻す「つながり」と「親密さ」』[14](ピーター・ルービン著)ハーパーコリンズ・ジャパン 2019年4月 ISBN 4596551421
- 『ラディカルズ 世界を塗り替える〈過激な人たち〉』[15](ジェイミー・バートレット著)双葉社 2019年6月 ISBN 4575314668
メディア
編集インタビュー/対談
編集- 「サスティナブル・ブックガイド デジタルテクノロジー×松島倫明さん」『ソトコト』2020年11月号
- 「複数の「リアリティー」がかなえる「場所」と「人」との関係。」電通報 2020年9月4日
- 「為末大×松島倫明「ランナーとシューズの幸せな関係」」NumberDo(文藝春秋)2020年3月[16]
- 「フイナム アンプラグドが思う、ヒップなひとの思想、暮らし、生き方。」HOUYHNHNM Unplugged ISSUE 10 2019年9月
- 「市川渚×『WIRED』松島倫明が語る、テクノロジーが拡張する美の基準」She is 2019年8月8日
- 「WIRED松島倫明が鈴木菜央と語る、未来のテクノロジーで幸せになる選択とは。」greenz.jp 2019年7月
- 「【WIRED編集長・松島倫明さん】人生には、物を所有するだけではないラグジュアリーが大切」Precious.jp(小学館) 2019年4月30日
- 「ZENとテクノロジー」別冊サンガジャパン VOL.5 特集「禅──ルーツ・現在・未来・世界」2019年2月 ISBN 4865641459
- 「WIRED編集長 松島倫明が考える、いま求められるフィジカルとテクノロジーのバランス」Meet Recruit 2018年12月20日
- 「生き方、暮らし方。等身大の自分自身が、メッセージになる」『暮らしの手帳別冊 暮らしのヒント集 5』2018年12月[17]
- 「HIKE / LIFE / COMMUNITY TOUR 2017 REMINISCENCE #13 松島倫明」山と道HLC 2018年11月12日
- 「カウンターカルチャーと野生。地球市民としての共感とは? ウェルビーイングに資する適正なテクノロジーとは」WORKSIGHT 2018年6月25日
- 「デジタルの問題は、人間の問題。」電通報 2018年4月
- 「編集者・松島倫明さんが鎌倉で見つけた、仕事と暮らしの幸せな関係 鎌倉ローカルラボ vol.002」colocal(マガジンハウス)2018年4月20日
- 「トレイルランの魅力は自由であること」『TRAIL RUN』(山と渓谷社) 2018 SPRING[18]
- 「時代を切り取る次のビッグアイデアは、PUBLICな領域から生まれる──松島倫明の仕事術」BNL 2017年2月9日
- 「「デジタル」と「フィジカル」繋げる/編集者の仕事:NHK出版・松島倫明氏」新文化 2016年10月6日号[19]
- 「命を効率的に救う? シリコンバレーで注目される「効果的な利他主義」」キャリアコンパス 2016年4月22日
- 「移住を決めた人の暮らし CASE:1 MATSUSHIMA MICHIAKI」『mark』[20] FALL / WINTER 2014
- 「速水健朗×松島倫明「西海岸イデオロギーとヴィーガン文化」」ゲンロンカフェ 2014年2月13日[21]
ラジオ・テレビ
編集- J-WAVE『TAKRAM RADIO』(2020年1月23日, 4月9日[22])
- FMヨコハマ「Brand New! Friday」(2020年4月〜)
- ラジオ『BEAMS TOKYO CULTURE STORY』(2020年3月[23])
- J-WAVE『FUTURISM』(2019年8月4日[24], 2020年2月9日[25])
- TBSラジオ『荻上チキ・ Session』(2019年2月27日[26], 2021年1月21日[27])
- J-WAVE『INNOVATION WORLD』(2018年12月28日[28])
- 「ABEMAヒルズ」(2018年12月〜[29])
- TOKYO FM『TOKYO FM WORLD』(2018年6月20日, 12月19日)
- J-WAVE『STEP ONE』(2017年7月25日)
- 渋谷のラジオ(2017年2月18日, 3月3日)
- TBSラジオ『文化系トークラジオ Life』(2012年2月26日[30], 11月25日[31])
企画展
編集審査委員など
編集脚注
編集- ^ “コンデナスト・ジャパン - 『WIRED』日本版編集長に松島倫明が就任|CONDÉ NAST JAPAN”. CONDÉ NAST JAPAN. 2021年2月1日閲覧。
- ^ “JMM | 村上龍電子本製作所”. ryumurakami.com. 2021年2月1日閲覧。
- ^ “ビジネス書大賞”. biztai.jp. 2021年2月1日閲覧。
- ^ “結果発表!!”. 本の要約サイト flier(フライヤー). 2021年1月31日閲覧。
- ^ 日本経済新聞社・日経BP社. “WIRED創刊編集長の未来本 「八重洲本大賞」で再び光|出世ナビ|NIKKEI STYLE”. NIKKEI STYLE. 2021年1月31日閲覧。
- ^ Template:Global.authorName. “Template:(global.pageOgTitle) ? global.pageOgTitle : global.pageTitle” (英語). www.pulitzer.org. 2021年2月1日閲覧。
- ^ “The Invention of Nature by Andrea Wulf | Royal Society” (英語). royalsociety.org. 2021年2月1日閲覧。
- ^ CNJ. “DIGITAL LOVE & PEACEな未来へ:編集長・松島倫明から読者の皆さんへのメッセージ”. WIRED.jp. 2021年2月1日閲覧。
- ^ CNJ. “MONEY, CODE & ME お金の未来 (と、かわりゆく世界)”. WIRED.jp. 2021年2月2日閲覧。
- ^ CNJ. “生命は情報となり、地球[ガイア]が更新される:ジェームズ・ラヴロック『ノヴァセン』あとがき”. WIRED.jp. 2021年2月2日閲覧。
- ^ “『GO WILD 野生の体を取り戻せ!』 多様性があなたの野生を呼び覚ます - HONZ”. HONZ - 読みたい本が、きっと見つかる!. 2021年2月2日閲覧。
- ^ “『シンギュラリティは近い [エッセンス版 人類が生命を超越するとき』 - HONZ]”. HONZ - 読みたい本が、きっと見つかる!. 2021年2月2日閲覧。
- ^ “TED Books――なぜ働くのか|特設サイト”. www.asahipress.com. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “フューチャー・プレゼンス 仮想現実の未来がとり戻す「つながり」と「親密さ」|ハーパーコリンズ・ジャパン”. www.harpercollins.co.jp. 2021年2月2日閲覧。
- ^ CNJ. “きみは「ラディカルである自由」を、まだ手放していないか?:『ラディカルズ 世界を塗り替える〈過激な人たち〉』日本語版解説”. WIRED.jp. 2021年2月2日閲覧。
- ^ “『Number Do ランニングを科学する。』文藝春秋・編 | 電子書籍”. 文藝春秋BOOKS. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “暮しの手帖社 | 暮らしのヒント集5”. 暮しの手帖社 (2019年9月30日). 2021年2月1日閲覧。
- ^ “マウンテンスポーツマガジン トレイルラン2018春号「カテゴリー別トレイルレース完走のためのキーワード」「私が山を走る理由」「創刊10号記念企画読者モニター&プレゼント」「2018注目ギア!ザ・バイヤーズ・ガイド」 | 山と溪谷社”. www.yamakei.co.jp. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “新文化 - 出版業界紙 - 本紙ヘッドライン一覧”. www.shinbunka.co.jp. 2021年2月1日閲覧。
- ^ “mark MAGAZINE – artico inc./株式会社アルティコ”. 2021年2月1日閲覧。
- ^ ゲンロンカフェ (2016-08-25), 20140213_速水健朗+松島倫明 をオンラインで鑑賞 | Vimeo オンデマンド 2021年1月31日閲覧。
- ^ “2020年4月9日(木)26:30~27:00 | TAKRAM RADIO | J-WAVE”. radiko. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “松島倫明(WIRED日本版編集長)”. インターFM897 [ 89.7MHz TOKYO ]. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “FUTURISM | J-wave”. www.j-wave.co.jp. 2021年1月31日閲覧。
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- ^ “【ラジオクラウド限定完全版】「WIRED日本版編集長・松島倫明さんが選ぶ『未来を予感させる注目のキーワード』」松島倫明×荻上チキ(4)▼2019年2月27日(水)放送分【NECSquare】(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」)”. TBSラジオ FM90.5 + AM954~何かが始まる音がする~. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “【音声配信】FrontLineSession『WIRED』日本版の編集長・松島倫明さん~バイデン新大統領就任とSNSの未来2021年1月21日(木)放送分”. TBSラジオ FM90.5 + AM954~何かが始まる音がする~. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “J-WAVE INNOVATION WORLD”. J-WAVE INNOVATION WORLD. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “ABEMAヒルズ | ABEMA(アベマ)”. ABEMAヒルズ | ABEMA(アベマ). 2021年1月31日閲覧。
- ^ “文化系トークラジオ Life: 2012/02/26「好き好き大嫌い~アメリカ西海岸」(塚越健司、松島倫明、西森路代ほか) アーカイブ”. www.tbsradio.jp. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “文化系トークラジオ Life: 2012/11/25「"わくわくできる未来"を求めて」 アーカイブ”. www.tbsradio.jp. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “SIGGRAPH Asia 2021” (英語). sa2020.siggraph.org. 2021年2月2日閲覧。
- ^ “座談会 :: 福岡国際建築コンペティション”. japan-architect.co.jp. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “クリエイティブイノベーション部門|審査委員紹介|ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS”. acc-awards.com. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “「なにを、なぜ、いかにハックしたのか?」WIRED主催 CREATIVE HACK AWARD 2020”. hack2020.wired.jp. 2021年1月31日閲覧。