杉山尚志
杉山 尚志(すぎやま なおし、1942年7月17日 - )は、日本の実業家、半導体技術者。株式会社RVH創業者。元一般社団法人日本半導体ベンチャー協会副会長。
人物・来歴
編集横浜市鶴見区生まれ[1]。1967年東京工業大学理工学部応用物理学科卒業、日本電気入社[2]、集積回路設計本部配属[1]。日本電気回路技術部長を経て[3]、1977年から超LSI技術研究組合共同研究所に参画。1980年日本電気に復帰。同年東京大学工学博士。1991年イノテック常務取締役。同年イノテックの子会社としてエクセレント・デザインを設立し取締役に就任。1992年北京大学指導教官。1993年イノテック代表取締役常務。1996年図研の出資を得て、リアルビジョン(のちのRVH)を設立し、同社代表取締役社長に就任。1998年半導体ベンチャー協会副会長。3次元コンピュータグラフィックス向けLSI開発から始め、インターネット・バブル期の2000年に東京証券取引所マザーズに上場を果たした。2002年九州大学大学院非常勤講師。2003年日本経済団体連合会ベンチャー専門委員会委員。2013年日本インドネシア経済推進協議会委員[1][2][4][5]。同年シスウェーブホールディングスに株式を売却し、リアルビジョン取締役会長に退いた[6][7]。
著作
編集編著書
編集- 『実用ASIC技術』工業調査会 1987年
- 『超LSI設計シリコンコンパイレーション』サイエンスフォーラム 1988年
監訳書
編集- 『VHDL : 言語記述によるハードウェア設計へのアプローチ』マグロウヒル出版 1990年
博士論文
編集- 「集積回路の微細パターン設計・描画の自動化に関する研究」1980年
脚注
編集- ^ a b c すぎやま なおし 杉山尚志 (株式会社リアルビジョン創業者、現・代表取締役社長) NEC 技術部長の職をなげうって独立、画像処理 IC を武器に 4 年で上場(財)武田計測先端知財団
- ^ a b 筆者のプロフィール 《杉山 尚志》 NPO法人インテリジェンス研究所
- ^ ベンチャ・キャピタリストの視点 第1回 輝いているエンジニア 金子眞史 日本ベンチャーキャピタル DESIGN WAVE MAGAZINE 2001年3月号
- ^ 株式会社リアルビジョン有価証券報告書(第10期 平成18年3月31日)
- ^ 上場企業でついに始まった、「全社員に退職勧奨」と「売り上げ97%減」 ダイヤモンドオンライン2020.8.20 4:40
- ^ 主要株主である筆頭株主及び主要株主の異動 RVH
- ^ (新社長)リアルビジョン社長に山川氏 日本経済新聞2012年11月27日 21:42