等々力巳吉
日本の洋画家 (1893-1959)
等々力 巳吉(とどりき みよし、1893年(明治26年)10月15日 - 1959年(昭和34年)6月7日)は、日本の洋画家。
生涯
編集長野県南安曇郡柏原村(現・安曇野市)に生まれる。高等小学校を卒業後、豊科や堀金の小学校で代用教員となり、本科正教員となった後も、教育に専念する傍ら画業の研鑽を積む。昭和3年(1928年)教師を休職し、シベリア鉄道経由でパリに3年間留学し、アカデミー・ランソンに入学、オトン・フリエスに師事し、ダゲール街で西洋画を学ぶ。昭和5年(1930年)1月、スイス・イタリアを歴遊して帰国後、二科展で「ヴェニスの船着場」が初入選する。昭和8年(1933年)、東京市郊外の練馬にアトリエを構える。昭和12年(1937年)朝日新聞社嘱託の従軍画家として、旧満州や北京の風景を描き、日本の新聞に発表した。昭和18年(1943年)北京郊外に居住し、中国画の研究に邁進した。昭和21年(1946年)に引き揚げ、東京と郷里のアトリエを往来し、日展や一水会展に出品した。
参考文献
編集- 小崎軍司 著『長野県美術大事典』 郷土出版社、1986年. NCID BN02731363
- 『安曇野の美術』安曇野市教育委員会、2021年
- 倉科智幸 著『安曇野生まれの洋画家 等々力巳吉』2020年、北アルプス展望美術館[1]
脚注
編集外部リンク
編集- 等々力 巳吉 安曇野ゆかりの先人たち 安曇野市