ドナルド・リンデン=ベル

ドナルド・リンデンベル(Donald Lynden-Bell, 1935年4月5日 - 2018年2月5日[3])は、イギリス天体物理学者である。銀河中心の超巨大ブラックホールの存在を提案したことで知られる。

Donald Lynden-Bell
ドナルド・リンデン=ベル
ドナルド・リンデン=ベル(2008)
生誕 (1935-04-05) 1935年4月5日
イギリスの旗 イギリス ケント州ドーバー (イギリス)[1]
死没

2018年2月6日(2018-02-06)(82歳)

[2]
イギリスの旗 イギリス ケンブリッジシャー州ケンブリッジ
国籍 イギリスの旗 イギリス
研究機関 ケンブリッジ大学
出身校 ケンブリッジ大学
論文 Stellar and galactic dynamics (1961)
博士課程
指導学生
サイモン・ホワイト
主な受賞歴 王立天文学会ゴールドメダル (1993年)
プロジェクト:人物伝
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生涯 編集

ドーバーで生まれ、ケンブリッジ大学で学んだ。アメリカ合衆国で2年ほど働いた後、1962年にケンブリッジで応用数学の講師、1972年から天文物理学の教授となり、天文学研究所の所長や王立天文学会の会長を務める。1962年オリン・エッゲンアラン・サンデージといわゆる ELS 論文として知られる銀河系の形成過程に関する論文を発表した。1969年には大きなエネルギーを放出しているクエーサーが大質量ブラックホールをエネルギー源としているという理論を発表した。後に多くの銀河の中心に超巨大ブラックホールがあるという理論に拡張された。また巨大重力源(グレート・アトラクター)の存在を仮定した最初の一人でもある。 1978年王立協会フェロー選出。

受賞歴 編集

命名 編集

小惑星:(18235) Lynden-Bell[4]

出典 編集

  1. ^ The Astronomers”. Star Men. Inigo Athenaeum Enterprise Inc. (2015年). 2016年10月25日閲覧。
  2. ^ Prof. Donald Lynden-Bell”. Institute of Astronomy, University of Cambridge (2018年2月6日). 2018年2月6日閲覧。
  3. ^ Prof Donald Lynden-Bell” (英語). ケンブリッジ大学HP (2018年2月6日). 2018年2月9日閲覧。
  4. ^ (18235) Lynden-Bell = 1003 T-2 = 1985 XW1 = 1995 ST26 = T/1003 T-2”. MPC. 2021年8月13日閲覧。

外部リンク 編集