茅原クレセ
茅原 クレセ(かやはら クレセ、本名非公表[3]、1994年〈平成6年〉[3] - )は、日本の漫画家。鳥取県出身[3]。2018年にウェブコミック配信サイト『裏サンデー』『マンガワン』(共に小学館)掲載の『ヒマチの嬢王』でデビュー[4]。『マンガワン』において『星屑の王子様』を連載中(2024年8月現在)。
かやはら クレセ 茅原 クレセ | |
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本名 | 非公表 |
生誕 |
1994年 日本・鳥取県 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 2018年 - |
ジャンル | 青年漫画[1]、コメディ漫画[2] |
代表作 | 『ヒマチの嬢王』 |
公式サイト | 茅原クレセ (@kayaharakurese1) - X(旧Twitter) |
来歴
編集1994年に鳥取県中部で生まれる[3]。小学校2年生の頃から絵が好きで、漫画家を夢見て育つ[5]。現実の厳しさから医療系の職業を目指して、医療系専門学校へ進学、卒業後には資格も取得する[6]。しかし漫画家への夢をあきらめきれず、両親と相談の上に[6]、2017年に上京する[3]。漫画を描きながら、生活費のためにキャバクラでも働き始める[6]。
『マンガワン』主催の漫画賞「投稿トーナメント」をきっかけに[6]、自身のキャバクラ経験を活かした漫画『ヒマチの嬢王』で、2018年にデビューする[4]。キャバクラを題材としていることのみならず、経営者目線のビジネス漫画としても、幅広い世代からの支持を受ける[6]。
連載を開始した頃に、自身の漫画を紹介するためにTwitter(現:X)を開始する。2021年3月から1日1話のペースで、キャバクラ勤務時代の題材を漫画として投稿し始めたところ、それまで約3000人だったフォロワーが、一気に4.5万人にまで増加し、2022年までに26万人ものフォロワーを集めるまでになる[7]。特に、キャバクラ嬢の源氏名や従業員を題材とした漫画では13万以上の「いいね」を獲得[8][9]、魅力的な従業員の日常を描く「ガチ萌えしたキャバクラボーイの話」でも3万のリツイート、14万以上の「いいね」を獲得するほどの人気で、話題となる[10]。
2022年からは、ホストクラブの漫画をTwitterに掲載して好評を得たことで、『ヒマチの嬢王』完結後は、ホストクラブを題材としたコメディ漫画『星屑の王子様』の連載を開始、リアル且つシュールでコミカルなホストの描写で話題を呼んでいる[2][4]。
作品リスト
編集- 『ヒマチの嬢王』小学館〈裏少年サンデーコミックス〉、全19巻(『裏サンデー』・『マンガワン』2018年[3] - 2022年[11])
- 2018年11月19日発売[12]、ISBN 978-4-09-128673-4
- 2019年2月12日発売、ISBN 978-4-09-128828-8
- 2019年6月19日発売、ISBN 978-4-09-129237-7
- 2019年11月12日発売、ISBN 978-4-09-129478-4
- 2020年3月19日発売、ISBN 978-4-09-850047-5
- 2020年6月12日発売、ISBN 978-4-09-850144-1
- 2020年10月12日発売、ISBN 978-4-09-850294-3
- 2021年1月12日発売、ISBN 978-4-09-850429-9
- 2021年4月19日発売、ISBN 978-4-09-850507-4
- 2021年8月11日発売、ISBN 978-4-09-850666-8
- 2021年12月10日発売、ISBN 978-4-09-850836-5
- 2022年3月10日発売、ISBN 978-4-09-851025-2
- 2022年4月12日発売、ISBN 978-4-09-851072-6
- 2022年5月12日発売、ISBN 978-4-09-851105-1
- 2022年6月17日発売、ISBN 978-4-09-851163-1
- 2022年7月12日発売、ISBN 978-4-09-851192-1
- 2022年10月19日発売、ISBN 978-4-09-851339-0
- 2022年12月12日発売、ISBN 978-4-09-851445-8
- 2023年3月10日発売、ISBN 978-4-09-851700-8
- 『星屑の王子様』小学館〈裏少年サンデーコミックス〉、既刊5巻(『マンガワン』2022年[13] - 連載中)
- 2023年5月12日発売[14]、ISBN 978-4-09-852075-6
- 2023年9月12日発売、ISBN 978-4-09-852826-4
- 2023年12月19日発売、ISBN 978-4-09-853062-5
- 2024年4月18日発売[15]、ISBN 978-4-09-853208-7
- 2024年8月19日発売、ISBN 978-4-09-853530-9
脚注
編集- ^ 高﨏正範「米子・朝日町舞台の漫画「ヒマチの嬢王」全国で単行本発売 県中部出身 漫画家・茅原クレセさん作品 なじみのスポット要所に」『新日本海新聞』新日本海新聞社、2018年11月20日、朝刊、19面。
- ^ a b 山本奈緒子 (2023年7月30日). “屑ホストの流儀「売れたいなら倫理モラル良識全部捨てろ」…リアルすぎるホスト漫画が爆誕したワケ”. FRaU. 講談社. p. 5. 2024年8月4日閲覧。
- ^ a b c d e f 「おっさんいんずラブ 米子市 漫画「ヒマチの嬢王」商店街「再生」へコラボ」『毎日新聞』毎日新聞社、2019年1月3日、鳥取地方版、18面。
- ^ a b c 山本奈緒子 (2023年7月30日). “屑ホストの流儀「売れたいなら倫理モラル良識全部捨てろ」…リアルすぎるホスト漫画が爆誕したワケ”. FRaU. p. 1. 2024年8月4日閲覧。
- ^ 相澤洋美 (2022年3月10日). ““ボーイが血まみれの喧嘩騒ぎ”“送迎ドライバーが居眠り運転をして死にかける…”「自営業者の集まり」のキャバ嬢が“東京と鳥取”で遭遇したトラブルのリアル茅原クレセさんインタビュー#1”. 文春オンライン. 文藝春秋. p. 3. 2024年8月4日閲覧。
- ^ a b c d e 田幸和歌子 (2021年6月8日). “現実は意外と地味?“劇場型”から変化する「キャバクラ」コンテンツが受け入れられるワケ”. オリコンニュース. オリコン. 2024年8月4日閲覧。
- ^ 相澤洋美 (2022年3月10日). “「“キャバ嬢って楽しい”と思ってこの世界に入ると、きっと想像とは違う」元キャバ嬢のマンガ家が明かす“一流のキャバ嬢”の条件 茅原クレセさんインタビュー#2”. 文春オンライン. p. 1. 2024年8月4日閲覧。
- ^ 矢野達人 (2021年11月10日). “意外に人気だった新人キャバ嬢の源氏名とは? 作者に聞くキャバクラの魅力!”. マイナビニュース. マイナビ. 2024年8月4日閲覧。
- ^ 矢野達人 (2021年12月29日). “キャバ嬢は見た! 黒服、プロのスゴ技”. マイナビニュース. 2024年8月4日閲覧。
- ^ “キャバ嬢漫画『ヒマチの嬢王』でお馴染み、茅原クレセとは?”. Night job (2022年5月27日). 2024年8月4日閲覧。
- ^ “日本一のキャバクラ店経営を目指す「ヒマチの嬢王」完結、茅原クレセ新連載の告知も”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年11月10日). 2024年8月4日閲覧。
- ^ ““元”歌舞伎町ナンバーワンキャバ嬢が鳥取を活性化!「ヒマチの嬢王」1巻”. コミックナタリー. ナターシャ (2018年11月19日). 2024年8月20日閲覧。
- ^ “「ヒマチの嬢王」茅原クレセ、2人のホストを軸に歌舞伎町を残酷かつポップに描く”. コミックナタリー (2022年11月10日). 2024年8月4日閲覧。
- ^ “モラルを捨て客の愛を売上に換えろ! 億越えホストが新宿の覇権を目指すコメディ1巻”. コミックナタリー. ナターシャ (2023年5月12日). 2024年8月20日閲覧。
- ^ “ホストマンガ「星屑の王子様」箔押し描き下ろしの名刺風カードもらえる書店フェア”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年4月18日). 2024年8月20日閲覧。
外部リンク
編集- 茅原クレセ (@kayaharakurese1) - X(旧Twitter)(2019年1月 - )
- 茅原クレセ (@kuresekayahara) - X(旧Twitter)( - 2019年1月)
- kayaharakurese1 (@kayaharakurese1) - Instagram