町田松三
町田 松三(まちだ まつぞう)は日本のゲームクリエイター、シナリオライター、小説家。株式会社スタジオ ワイルドローズ、株式会社ユキカゼ代表。
一時期は「板倉 松三」の名義で活動。
略歴
編集スクウェアにてグラフィッカーとして活動。開発事業部を渡り歩きながら背景を中心に手がける。
菊田裕樹が独立するにあたり、共に退社しサクノスへ。菊田が監督・脚本を務めた『クーデルカ』ではアートディレクターとして活躍。菊田退社後はディレクターとして作品全体を監督し、『クーデルカ』の世界観を受け継いだ間接的続編『シャドウハーツ』を手掛ける。
その後スタッフ一丸でノーチラスへ移籍し、取締役開発本部長を務める。『シャドウハーツII』を最後にディレクター職から退任し、続編ではコンセプト提供のみ担当している。
2018年、株式会社スタジオ ワイルドローズを立ち上げる。
2022年、『シャドウハーツ』の精神的続編となる『ペニーブラッド』の開発プロジェクトを発表した[1]。『ワイルドアームズ』の精神的続編『アームドファンタジア』と2作品同時のクラウドファンディング「ダブルキックスターターキャンペーン」を実施し、約3億7900万円という目標の4倍近い開発資金の調達に成功した[2]。その際に『ワイルドアームズ』の開発者である金子彰史とも対談している[3]。
作品
編集ゲーム
編集- クロノ・トリガー(1995年、スーパーファミコン) - フィールドグラフィック
- ファイナルファンタジーVII(1997年、PlayStation) - 背景デザイン
- サガ フロンティア(1997年、PlayStation) - グラフィック
- ゼノギアス(1998年、PlayStation) - メカニカルCGモデリング
- クーデルカ(1999年、PlayStation) - アートディレクション
- ファーゼライ!(1999年、ネオジオポケット) - ディレクション、シナリオ
- シャドウハーツ(2001年、PlayStation 2) - ディレクション、シナリオ
- シャドウハーツII(2004年、PlayStation 2) - ディレクション、シナリオ
- シャドウハーツ・フロム・ザ・ニューワールド(2005年、PlayStation 2) - ストーリーコンセプト
- NINETY-NINE NIGHTS II(2010年、Xbox 360) - シナリオ
- ペニーブラッド(2025年予定、PlayStation 5、Xbox Series X/S、Windows) - 総監督、脚本
小説
編集- 圧巻のグリモアール
- スイッチ
- 葛籠山探偵社百物語
脚注
編集- ^ ごえモン (2022年8月27日). “ペニーブラッド情報まとめ。シャドウハーツ開発スタッフ新作RPGの対応機種や登場キャラなど基本情報を紹介”. IGN Japan. 2022年9月6日閲覧。
- ^ “「ARMED FANTASIA」と「PENNY BLOOD」のダブルクラウドファンディングキャンペーン終了。過去2年間で最も多い金額を集めて目標達成”. 4gamer.net (2022年10月1日). 2024年9月13日閲覧。
- ^ “「ARMED FANTASIA」「PENNY BLOOD」,クラファン支援総額が2億円を突破。金子彰史氏と町田松三氏による特別対談が公開に”. 4gamer.net (2022年9月20日). 2024年9月13日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- スタジオ ワイルドローズ
- 町田松三 (@MachidaMatsuzo) - X(旧Twitter)