ブーブ』(VooV)とは、バンダイ2010年3月27日から2014年頃まで発売していた、車両玩具である。

概要 編集

特徴は「変身可能な玩具」。なお、「変身」はバンダイの登録商標である。

玩具の側面・前後を開き、ひっくり返して組み立てると別の車両が出来上がる仕組みとなっている。対象年齢は「未就学の男児」[1]。 2010年12月24日からはアンパンマンの乗り物玩具に同様の機構を組み込んだ『チキチキ変身!』が、2011年8月13日からは同『NEWチキチキ変身!』が同社より発売されている。

2013年11月より、大型ビークルとの合体機能が加わったVG(ブーブガーディアン)シリーズが、展開された。

シリーズ 編集

VSシリーズ 編集

「VooV Short」の略称で、自動車のモデル。変形形態の組み合わせは同一車種の「ノーマル車両⇔特殊車両」を基本としている。

※2011年6月16日現在の商品群。

VLシリーズ 編集

「VooV Long」の略称で、鉄道車両のモデル。変形するパターンは「同一鉄道会社の一般型車両⇔新幹線・特急型車両」を基本としている。
※2011年6月16日現在のラインナップ。

VMシリーズ 編集

「VooV Midium」の略称で、大型特殊車両のモデル。2011年登場。

※2011年6月16日現在のラインナップ

VBシリーズ 編集

「VooV Big」の略称。各シリーズを格納可能。変形パターンは「自動車⇔鉄道車両」。

※2011年4月3日現在のラインナップ

  • パトカー⇔トレイン
    このモデルのみ、車種を特定していない。
  • いすゞ・ギガキャリアカー⇔700系新幹線のぞみ

VCシリーズ 編集

「VooV Capsule」の略称。ガシャポン用の商品。VL・VSシリーズより一回り小さく、キャラレール用の線路パーツに合わせて作られている。2011年4月登場予定。

  • E231系山手線⇔E5系新幹線はやぶさ
  • 225系⇔700系新幹線ひかり
  • 313系⇔N700系新幹線のぞみ
  • 消防車⇔救急車
  • 乗合バス⇔トラバス(シークレット扱い)

VGシリーズ 編集

「VooV Gardian」(ブーブガーディアン)の略称。一部の実在する車両が架空のマシンに変形。さらには、大型ビークルとの合体が可能。また一部の商品との換装機能を備えている。

※2014年4月17日現在のラインナップ

  • パトロール合体 ブーブガーディアンロボ - 2013年11月16日発売。下記の車両と大型ビークル・ペンタクラウドとの合体でブーブガーディアンロボになる。
    • パトカー⇔パトヘッド(ロボ形態は胸部・頭部を構成)
    • マツダRX-8⇔パトレーサー(ロボ形態は腕部を構成)
    • 日本交通タクシー⇔パトハイヤー(ロボ形態は腕部を構成)
    • いすゞGIGAMAX⇔パトローダー(ロボ形態は脚部を構成)
    • 日野レンジャー⇔パトキャリアー(ロボ形態は脚部を構成)
    • ペンタステーション⇔ペンタクラウド(ロボ形態は胴体を構成)
  • レスキュー合体 ファイヤージャイロ - 2014年2月15日発売。下記の車両と合体して、大型レスキューヘリ・ファイヤージャイロになる。また、ブーブガーディアンとの換装も可能。
    • 科学消防車⇔ファイヤーシューター
    • バイク⇔ファイヤーホバー
    • はしご車⇔ファイヤースピナー
  • 未来変身シリーズ - 別売のガーディアンロボ、ファイヤージャイロに換装可能。
    • いすゞGIGAミキサー⇔パトクラッシャー
    • タダノ ラフテクレーン⇔パトレーザー
    • 三菱 ランサーエボリューションX⇔パトエボリューション(プルバック走行のブーブダッシュガーディアン付属)
    • いすゞGIGAMAX救急車⇔ファイヤーメディック
    • 日野レンジャー消防車⇔ファイヤーケミック
    • UDトラックはしご車⇔ファイヤーローダー(ダッシュガーディアン付属)

雑誌掲載 編集

講談社の児童誌、テレビマガジンたのしい幼稚園ほかで記事が連載された。タカラトミーの玩具『トミカハイパーシリーズ』『プラレールハイパーシリーズ』が、諸般の事情により小学館の独占掲載になったため、テレビマガジンでは2010年9月号をもってそれらのシリーズの連載を打ち切り、同年10月号で代替として『ブーブ』の連載が開始された。

脚注 編集

  1. ^ プレリリース - バンダイ、2010年3月15日

外部リンク 編集