爻部(こうぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。

康熙字典 214 部首
父部 爻部 爿部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

康熙字典214部首では89番目に置かれる(4画の29番目、巳集の5番目)。

概要 編集

爻の字は『』において八卦を構成する記号()を意味する。

甲骨文の研究からは「學(学)」の本字で、建物の千木の形に象るなどの説がある。

爻部は「爻」のような字形を筆画に持つ漢字を収める。

部首の通称 編集

  • 日本:こう、まじわる(漢検協会での名称、「交」は亠部)、めめ(カタカナの「メ」が2つあると見えることから)[1]
  • 韓国:점괘효부 (jeomgwe hyo bu、占卦の爻部)
  • 英米:Radical double x (意味ではなく形から「2つのX字」としている)

部首字 編集

例字 編集

脚注 編集

  1. ^ 鎌田正米山寅太郎『新漢語林 第二版』大修館書店、2018年4月1日、917頁。ISBN 978-4-469-03163-8