くれよん・でいず
『くれよん・でいず』は、千葉コズエによる日本の漫画作品。サブタイトルは「大キライなアイツ」。『Sho-Comi』(小学館)にて、2011年24号から2013年6号まで連載された。千葉としては『24COLORS』以来の美術(学校)を題材としたストーリーであるが、今作では主人公の絵柄(特に目)を意識して、「少女マンガっぽくキラキラ度をパワーアップ」して描いていると語っている[1]。
くれよん・でいず | |
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ジャンル | 少女漫画、恋愛漫画、学園漫画 |
漫画 | |
作者 | 千葉コズエ |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | Sho-Comi |
レーベル | 少コミフラワーコミックス |
発表号 | 2011年24号 - 2013年6号 |
巻数 | 全4巻 |
話数 | 全27話 |
テンプレート - ノート |
ストーリー
編集顔もスタイルも成績も全てが普通の一ノ瀬しまは、ド田舎で育った女の子。そんなしまは“特別な女”になるべく、田舎から上京することを決意。そして絵を描くことが大好きなしまは、寮制の学校、青葉美術学園へと入学する。
入学初日、16歳にして“天才”と呼ばれる佐治暁に出会ったしま。しかし、天才と呼ばれているのとは裏腹に、とても性格が悪い佐治は、しまをバカにした挙句「ヌードモデルをやらないか?」とまで誘う始末。
激怒したしまは「二度と関わらない」と誓うが、偶然佐治と同じクラスになり、席も隣同士となる。
登場人物
編集- 一ノ瀬しま(いちのせ しま)
- 田舎で育った16歳の女の子。昔から絵を描くことが大好きで、上京とともに青葉美術学園へと入学する。病弱で外へ出られない妹の為に絵を描き始めるが、小さい頃から妹に付きっきりの両親への寂しさを抱いていた。
- 佐治暁(さじ あかつき)
- 16歳にして“天才”と呼ばれている男の子。学園では特別待遇を受けており、雑誌にも幾度となく取り上げられ、将来を期待されている。性格が悪く、しまをバカにするが、彼女が描く絵に惹かれてゆき…?
- 安藤更紗(あんどう さらさ)
- しまの女子寮の隣部屋に住んでいる女の子。口はキツイが美人で、“美しいもの”が大好き。当初はからかっていたが、しまを気に入る。
- 如月星名(きさらぎ せな)
- しまの女子寮の向かい部屋に住んでいる。一見、美少年に見えるが優しい女の子。更紗と付き合っている(つまりレズビアン)。
- マユゲ
- 通称「マユ」。しまのペットでセキセイインコのメス。名前はなぜか顔に眉毛があることから付けられた。いつもしまの頭の上に乗っている。
番外編
編集- くれよん・でいず 番外編(2012年『Sho-Comi』増刊2月14日号) - 更紗視点のストーリー
- くれよん・でいず 番外編(2012年『Sho-Comi』増刊10月15日号) - 星名視点のストーリー
コミックス
編集- 千葉コズエ 『くれよん・でいず』 小学館〈フラワーコミックス〉、全4巻
- 2012年5月25日発売、ISBN 978-4-09-134525-7
- 2012年9月26日発売、ISBN 978-4-09-134640-7
- 2013年1月25日発売、ISBN 978-4-09-134848-7
- 2013年4月26日発売、ISBN 978-4-09-135176-0
脚注
編集- ^ 2012年5月25日にリリースされた『くれよん・でいず』1巻の作者によるコメントより