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げんこつ飴

げんこつ飴(げんこつあめ)は、練った水飴きな粉をまぶした菓子。岐阜県飛騨地方愛知県犬山市の伝統的な駄菓子である。

特徴編集

水飴を混ぜて練り上げるときに、抹茶胡麻ヨモギなどいろいろなものを混ぜることもある。また仕上げにも、まわりにきな粉砂糖などをまぶすこともあり、組合せにより多くの種類のげんこつが出来あがる。作り方は、練り上げたものを直径1.5cmほどの棒状に仕上げ、包丁で長さ2cmほどに切っていく。この包丁さばきを店頭で見せている店もある。やわらかく一口サイズになっている。

地域編集

飛騨地方編集

岐阜県飛騨地方では、お土産物店だけでなく、スーパーコンビニでも売られているポピュラーな菓子である。飛騨の駄菓子では、穀煎甘々棒とともに古来から作られてきたものである。また、甘々棒とともに、菓子作り体験として行われている施設もあり、修学旅行などの体験学習としても人気がある。

愛知県犬山市編集

愛知県犬山市でもげんこつ飴が特産物になっている。江戸時代初期の1618年(元和4年)、犬山城主の成瀬正成陣中食を考案している際に生まれたとされ、以後に犬山城下町の名物となった[1]。こちらは飛騨で見られるものよりやわらかく作られている。明治時代の犬山では、一般家庭でも保存食やおやつとしてげんこつ飴が作られていたとされ、戦後には本格的に観光客向けに売り出された[1]。1950年代から1960年代の犬山城下町には16軒のげんこつ飴屋があった[1]高度経済成長期には流行に合わせて、高田屋製菓によってソフトタイプが開発され、高田屋製菓は販路を大阪まで拡大している[1]。2008年(平成20年)には高田屋製菓のげんこつ飴が全国菓子大博覧会で外務大臣賞(最高賞)を受賞した[1]。2014年(平成26年)時点の犬山城下町には、1840年(天保11年)創業の厳骨庵、1875年(明治8年)藤澤製菓、1904年(明治37年)創業の高田屋製菓の3軒のげんこつ飴屋がある[1]

脚注編集

  1. ^ a b c d e f 「老舗探訪 高田屋製菓 1904年創業 犬山市」『中部経済新聞』2014年3月25日