そしてもう一度夢見るだろう

そしてもう一度夢見るだろう』(そしてもういちどゆめみるだろう、英題:AND I WILL DREAM AGAIN...)は、松任谷由実(ユーミン)の35枚目のオリジナルアルバム。2009年4月8日EMIミュージック・ジャパンよりリリースされた(TOCT-26810)。

そしてもう一度夢見るだろう
松任谷由実スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル Capitol Music
プロデュース 松任谷正隆
チャート最高順位
  • 週間4位(オリコン
  • 2009年度年間77位(オリコン)
ゴールドディスク
  • ゴールド(日本レコード協会
  • 松任谷由実 アルバム 年表
    A GIRL IN SUMMER
    2006年
    SEASONS COLOURS -秋冬撰曲集-
    2007年
    そしてもう一度夢見るだろう
    2009年
    Road Show
    2011年
    『そしてもう一度夢見るだろう』収録のシングル
    1. 人魚姫の夢
      リリース: 2007年9月5日
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    解説 編集

    • 自身の活動37年目に制作された35枚目のオリジナルアルバム。オリジナルアルバムとしては2006年5月に発表された『A GIRL IN SUMMER』以来2年11ヶ月振りとなる。
    • iTunes Storeでは、アルバムから4曲を配信限定EP「そしてもう一度夢見るだろう (1st Edition)」として収め、アルバム発売の1週前となる4月1日に先行配信した。これは前作『A GIRL IN SUMMER』に続いての試みとなる。配信開始翌日のiTunes Storeトップアルバムのランキングでは1位を記録した。
    • 初回プレス盤はデジパックケース仕様で、全国ツアー『YUMI MATSUTOYA CONCERT TOUR 2009 TRANSIT』の5月31日米子コンベンションセンター公演以降の公演チケット先行予約フライヤーが封入される。
    • 本作の発売を記念し、丸の内においてイベント『三菱地所 & Suono Dolce with YUMING in Marunouchi』が3月23日から4月10日まで開催された。イベント来場者を対象に、本作全10曲のイメージを写真で表現した「丸の内限定特別ブックレット」(ポストカードセット)が配布された。
    • サンバ風の楽曲も1曲製作していたが、製作中にお蔵入りとなっている。この楽曲は、ムッシュかまやつへの提供曲『Be Be きみはMYSTERY』(アルバム『1939〜MONSIEUR』(2009年)に収録)として日の目を見ることになった。[1]
    • このアルバムから『宇宙図書館』まで、アル・シュミットAl Schmitt)をミキサーとして起用している。
    • アートワークは信藤三雄が手がけた。ジャケットで手にしているスーツケースは、サムソナイト製。[2]
    • 発売1ヶ月の時点で売り上げは10万枚を超えた。

    収録曲 編集

    CD 編集

    全作詞・作曲: 松任谷由実。
    #タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
    1.ピカデリー・サーカス -Piccadilly Circus-[注釈 1]松任谷由実松任谷由実松任谷正隆
    2.まずはどこへ行こう -Let's Go For a Ride-松任谷由実松任谷由実松任谷正隆
    3.ハートの落書き -Scribbled Heart-松任谷由実松任谷由実松任谷正隆
    4.Flying Messenger松任谷由実松任谷由実松任谷正隆
    5.黄色いロールスロイス -The Yellow Rolls-Royce-松任谷由実松任谷由実加藤和彦
    6.Bueno Adios松任谷由実松任谷由実松任谷正隆
    7.Judas Kiss松任谷由実松任谷由実松任谷正隆
    8.Dangerous tonight松任谷由実松任谷由実松任谷正隆
    9.夜空でつながっている -Under the Same Night Sky-松任谷由実松任谷由実松任谷正隆
    10.人魚姫の夢 -One Dream of a Mermaid- (Album Version)」松任谷由実松任谷由実松任谷正隆

    楽曲解説 編集

    1. ピカデリー・サーカス
    2. まずはどこへ行こう
    3. ハートの落書き
      インターネットイベント『NET MAGAZINE IN NAEBA【Y MODE】』において、初の試みとしてミュージックビデオ制作コンペが開催された。同曲のミュージックビデオは、同イベントやサイトコンテンツ等のプロジェクトのサポートを行った東京工科大学の学生が手掛けたもので、特設サイトにおいて公開されている。
    4. Flying Messenger
    5. 黄色いロールスロイス
      加藤和彦とのデュエット。レコーディングには当時加藤が結成していたバンド「VITAMIN-Q featuring ANZA」のうち、ボーカルのANZAを除くメンバーが全員参加している。
    6. Bueno Adios
      ユーミンの曲としてはめずらしいタンゴ調のナンバー。ユーミン談によると「ただタンゴのリズムを借りてきたというだけじゃない、日本語ポップスとして洗練された表現を目指した」。
    7. Judas Kiss
    8. Dangerous tonight
    9. 夜空でつながっている
    10. 人魚姫の夢(Album Version)
      先行シングル曲。アルバム収録にあたり、リミックスして再収録されている。

    参加ミュージシャン 編集

    • キーボード : 松任谷正隆
    • ドラム : Vinnie Colaiuta (#1~#3,#7~#9) / 屋敷豪太 (#5) / 河村"カースケ"智康 (#10)
    • ベース : Neil Stubenhaus (#1,#2,#4,#7,#9) / Leland Sklar (#3,#8) / 小原礼 (#5) / Mike Valerio (#6) / 美久月千晴 (#10)
    • エレクトリック・ギター : 鳥山雄司 (#1~#3,#7~#10) / 松任谷正隆 (#1~#4,#6~#9) / 土屋昌巳, 加藤和彦 (#5)
    • アコースティック・ギター : 松任谷正隆 (#1,#2,#4,#6) / 鳥山雄司 (#3,#8) / 加藤和彦 (#5)
    • パーカッション : 屋敷豪太 (#5)
    • マンドリン : 松任谷正隆 (#1)
    • トランペット : Wayne Bergeron (#7)
    • ヴァイオリン : Joel Derouin, Robert Cani, Susan Chatman, Larry Greenfield, Peter Kent, Razdan Kuyumjian, Sid Page, Vladimir Polimatidi, Philip Vaiman, John Wittenberg (#1,#2,#6~#8)
    • ヴィオラ : Andrew Duckles, Alma Fernandez, Matt Funes (#1,#2,#6~#8)
    • チェロ : Dane Little, Suzie Katayama (#1,#2,#6~#8)
    • コントラバス : Mike Valerio (#1,#7,#8)
    • サウンド・エフェクト : 山中雅文 (#1,#3~#5,#10)
    • コーラス : 松任谷由実 / OTOTACHIBANA, 森下亜希子, Kouko Takenouchi, 松任谷正隆 (#4)/ 加藤和彦 (#5)

    脚注 編集

    注釈 編集

    1. ^ 配信を機に本人監修のもと全曲英語表記が公式に発表された。 https://itunes.apple.com/us/album/and-i-will-dream-again-soshite-mouichido-yume-mirudarou/1436015570

    出典 編集

    1. ^ 「そしてもう一度夢見るだろう」スペシャルサイトの動画にて松任谷正隆が語る
    2. ^ インターネットラジオ「松任谷由実 はじめました」第655回放送にて。

    外部リンク 編集