たかみね駆

日本の漫画家

たかみね 駆(たかみね かける、1972年5月20日 - )は、日本の漫画家イラストレーター東京デザイン専門学校マンガ科講師・学科長。女性。本名、小林まどか(こばやし まどか)[1]

略歴

編集

東京都出身。東京造形大学デザイン科卒業。ペンネームの由来は『リングにかけろ』の主人公・高嶺(たかね)竜児である。

東京造形大学入学直後に『まんがパロ野球ニュース(月刊スポコミ)』でデビュー。初連載作「きまぐれMVP!」で人気作家の1人となったが、単行本は同誌版元の竹書房ではなく、NHK出版から発刊された。単行本化にあたっては、NHK出版がNPBや各球団OBに許可を取ってくれたという。『月刊スポコミ』から雑誌コードを引き継いだ『まんがくらぶオリジナル』では、ごく初期、占いコーナーのカットを担当していた。大学卒業後は株式会社バンプレストに就職・勤務し、版権キャラクターの商品企画などに携わった後、1997年に退社してフリーランスとなった。

中日ドラゴンズファンで、プロ野球に題材を求めた4コマ漫画・ショートコミックが中心。「スーパーロボット大戦シリーズ」などを題材にしたロボット系アンソロジーへの寄稿もある。2012年頃からまんが・イラストの技法書も手掛けている。

作風

編集

「きまぐれMVP!」は、その後主流となっていくキャラクター重視型野球4コマの走りであり、2作目「さわんだふるA」でさらにその色を濃くした。選手の見た目や印象からキャラクターを作るより、実際にあったエピソードを拡大解釈したネタおよびキャラクターが多い。実在の芸能人を題材にしたパロディコミックの手法を野球4コマに持ち込んだことで、野球ファンのみならず幅広いファン層をつかんだ。

4コマまんがでは3頭身のディフォルメキャラクターを描くが、少年向けや少女向けに6〜7頭身の絵を描くこともある。

作品リスト

編集

漫画

編集

連載終了

連載中

  • プリンセスバレリーナ ~夢みる4人のプリマドンナ~(キャラぱふぇ
    • スパイクニンテンドーDS用同名ゲームのコミック化。ゲームのキャラクターデザインも担当している。低学年少女向け。

単行本書き下ろし

イラスト・他

編集

脚注

編集
  1. ^ 教員紹介-マンガ科|東京デザイン専門学校”. www.tda.ac.jp. 2020年6月17日閲覧。
  2. ^ 連載開始!: 潮の風 2010年7月 1日

外部リンク

編集