ちょうげい (潜水艦)
海上自衛隊の潜水艦
ちょうげい (ローマ字:JS Chogei, SS-517)は、海上自衛隊の潜水艦。たいげい型潜水艦の5番艦。艦名の「ちょうげい」は漢字で「長鯨」と書き、巨大なクジラを意味する[1][2][3]。日本の艦艇名として幕末から明治時代にかけて運用された外輪汽船「長鯨丸」、旧海軍の迅鯨型潜水母艦の2番艦「長鯨」に続き3代目にあたる[2][3]。
ちょうげい | |
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2024年10月4日 命名・進水式にて撮影 | |
基本情報 | |
建造所 | 三菱重工業神戸造船所 |
運用者 | 海上自衛隊 |
艦種 | 通常動力型潜水艦 |
級名 | たいげい型潜水艦 |
建造費 | 684億円 |
艦歴 | |
発注 | 令和3年度 |
起工 | 2022年4月19日 |
進水 | 2024年10月4日 |
就役 | 2026年3月予定 |
要目 | |
基準排水量 | 3,000トン |
長さ | 84m |
幅 | 9.1m |
深さ | 10.4m |
機関 |
ディーゼル・エレクトリック方式 リチウムイオン電池 |
出力 | 6,000 PS(軸出力) |
推進器 | スクリュープロペラ × 1軸 |
潜航深度 | 未発表 |
乗員 | 70名 |
兵装 |
HU-606 533mm魚雷発射管 × 6門 18式 魚雷 ハープーン |
C4ISTAR |
OYX-1 情報処理サブシステム ZQX-12 潜水艦戦術状況表示装置 潜水艦情報管理システム 基幹ネットワークシステム |
レーダー | ZPS-6H 対水上捜索用 × 1基 |
ソナー | ZQQ-8 統合式 |
探索装置・ その他装置 | 非貫通式潜望鏡 |
電子戦・ 対抗手段 | ECM |
その他 | TCM(潜水艦魚雷防御システム) |
本記事は、本艦の艦暦について主に取り扱っているため、性能や装備等の概要についてはたいげい型潜水艦を参照されたい。
艦歴
編集「ちょうげい」は、中期防衛力整備計画(31中期防)に基づく令和3年度計画3000トン型潜水艦8132号艦として、三菱重工業神戸造船所で2022年4月19日に起工され、2024年10月4日、同工場において挙行された命名・進水式において、「ちょうげい」と命名された。今後、艤装や各種試験を実施したのち、2026年3月に海上自衛隊に引き渡される予定[2][3]。
脚注
編集- ^ 防衛省 海上自衛隊 [@JMSDF_PAO] (2024年10月4日). "10月4日、三菱重工業(株) 神戸造船所において、たいげい型 潜水艦5番艦の命名式・進水式が行われ、「ちょうげい 」 と命名されました。「ちょうげい」は「長鯨」と書き、巨大な鯨を意味します。". X(旧Twitter)より2024年10月5日閲覧。
- ^ a b c “艦名は? 海自の最新潜水艦たいげい型5番艦ついに進水! 新たな「海の忍者」誕生へ”. 乗りものニュース (2024年10月4日). 2024年10月4日閲覧。
- ^ a b c 高橋浩祐 (2024年10月4日). “海自の最新潜水艦たいげい型5番艦「ちょうげい」が命名・進水 旧海軍の潜水母艦「長鯨」に由来”. Yahoo!ニュース. 2024年10月4日閲覧。