つきあかり

日本のイネの品種

つきあかりは、日本イネの品種名および銘柄名である。農研機構が育成した極良食味・短稈・耐倒伏性の多収で、早生の水稲新品種。品種名は、炊飯米が、つややかで、輝いて見えることから命名された[1]

つきあかり
イネ属 Oryza
イネ O. sativa
交配 F1(かばしこを母×北陸200号を父)
×北陸208号
亜種 ジャポニカ O. s. subsp. japonica
品種 つきあかり
開発 農研機構
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概要 編集

東北地方中南部から北陸地方関東地方以西での栽培に適する[1]。収量性は、「あきたこまち」より約10%多収[1]

後4時間保温した場合でも「コシヒカリ」と同等以上の評価。千粒重は「あきたこまち」よりも2グラム増。

  • 予算:農林水産省委託プロジェクト「広域・大規模生産に対応する業務・加工用作物品種の開発」
  • 品種登録出願番号:第31061号(平成28年4月20日出願、7月27日出願公表)
  • 交配系譜
かばしこ[2]
(宮崎県在来品種)
 
北陸200号[3][4]
(みずほの輝き)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
F1
 
 
 
北陸208号[5]
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
つきあかり

脚注 編集

  1. ^ a b c 日本食糧新聞社 編 2018, p. 160.
  2. ^ 笹原英樹, 重宗明子, 後藤明俊, 三浦清之「日本在来イネ品種群の食味評価」『北陸作物学会報』第52巻、北陸作物・育種学会、2017年、21-25頁、doi:10.19016/hokurikucs.52.0_21ISSN 0388-8061NAID 130006223777 
  3. ^ 炊飯米の外観が良い良質・極良食味水稲新品種候補系統「北陸200号」”. 中央農研・低コスト稲育種研究北陸サブチーム. 2018年11月24日閲覧。
  4. ^ 大川峻, 松田智明, 新田洋司「新しい水稲良食味系統「北陸200号」の炊飯米における微細骨格構造の特徴」『日本作物学会東北支部会報』第50巻、日本作物学会東北支部、2007年、127-128頁、doi:10.20725/tjcs.50.0_127ISSN 0911-7067NAID 1100065950922020年7月22日閲覧 
  5. ^ 育成系統詳細 北陸208号”. 農研機構. 2018年11月24日閲覧。

参考文献 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集