どこかで見た“あのゲー”ムたちを棒人間で作ってみたけれど、果たしてあなたはクリアできるのか?
『どこかで見た“あのゲー”ムたちを棒人間で作ってみたけれど、果たしてあなたはクリアできるのか?』(どこかでみた“あのゲー”ムたちをぼうにんげんでつくってみたけれど、はたしてあなたはクリアできるのか?、英題:YEAH! YOU WANT "THOSE GAMES," RIGHT? SO HERE YOU GO! NOW, LET'S SEE YOU CLEAR THEM!)は、モンキークラフトが開発しディースリー・パブリッシャーより2023年7月20日に発売されたミニゲーム集。通称は「あのゲー」[1]。
ジャンル | ミニゲーム集 |
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対応機種 |
Steam(Microsoft Windows) Nintendo Switch |
開発元 | モンキークラフト |
発売元 | ディースリー・パブリッシャー |
プロデューサー | 伊藤麻矢 |
人数 | 1人 |
発売日 | 2023年7月20日 |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E10+(10歳以上) PEGI:7 USK:12(12歳未満提供禁止) ACB:PG |
コンテンツ アイコン |
ESRB:Fantasy Violence, Mild Blood PEGI:Mild Violence USK:Fantasy-Gewalt ACB:Mild Violence |
概要 編集
ウェブ上で流れる一部のゲームアプリの広告では、ピンを引き抜くミニゲームなどの映像が表示されるものの本来のゲーム内容と無関係、あるいはほとんど含まれていないなど実態と著しく乖離しているものがあり、これらは誤解を招く広告としてしばしば問題視されている[2]。本作は、そうしたミニゲームを実際に遊べるゲームとして制作し収録した作品である[3]。
収録ゲームは後述の5種類で、タイトルにあるように棒人間が各ゲーム内に登場する。本作発売時の販売価格は、棒人間の設定にちなんで1111円(税込)となっている[1]。
本作プロデューサーの伊藤麻矢は、(広告で表示される)これらのミニゲームを毎日見ていて心ゆくまでプレイしたいと思った、と制作の動機を語っている。開発は、15人から20人のスタッフにより約8か月という比較的短期間で行われた[4]。
収録ゲーム 編集
- ピンぬき(全100ステージ)
- 横視点の閉ざされた空間が長いピンによって区切られており、ピンを抜くことで既定の目標(棒人間が宝を取得する、または敵を全て倒す)を達成できればクリアとなる。
- 棒人間は、空間内に宝がある場合は宝に向かって自動的に歩き、ない場合はその場に留まる。棒人間が敵に攻撃されたり岩などの障害物に触れたりするとミスになる。
- 数字タワー(全50ステージ)
- 並び立っている塔を棒人間が順番に選択して敵を倒していき、最後の塔の敵を倒せばクリアとなる。棒人間と敵の上には数字が表示されており、数字の大きいほうが勝利する。棒人間の勝利時には敵の数字が棒人間の数字に加算される。
- 塔の多くは複数階層になっており、全ての階層のチェック後に次の塔へ移る。階層には敵だけではなく、棒人間の数字を増減させる減法(−)、乗法(×)、除法(÷)のアイテムが配置されていることもある。
- クルマだし(全25ステージ)
- 駐車場にとめられている自動車をすべて出口から出せばクリアとなる。自動車は直線的な前進・後進のみ可能で、他の車にぶつかるとその場に止まり、周囲のロータリーに出ると自動的に出口に向かう。
- 後半のステージでは駐車場内で棒人間が徘徊しており、自動車が棒人間に接触するとミスになる。
- マネーあつめ(全25ステージ)
- 直線的な道に点々と並ぶ札束を拾いながら棒人間が自動的に歩き、ゴール地点に到達すればクリアとなる。道中では札束を消費して階段状の足場を作り障害物を越えていく。クリア時の所持金の額によりその後の演出が変化する。
- 棒人間が障害物にぶつかると所持金が減少する。また、後半のステージでは途中でルートが分岐しており、通過ルートによって所持金が増減する。所持金が尽きるとミスになる。
- カラーわけ(全50ステージ)
- 複数並べられた試験管の中に複数の色の液体が層状に入っており、液体の移し替えを繰り返してすべての試験管(中身のない試験管は除く)が単色のみになればクリア、手詰まりになればミスとなる。
- このゲームの棒人間は医者の設定で画面右上の枠内に表示されるが、リアクションをとるのみでゲーム内容には干渉しない。
脚注 編集
- ^ a b “どこかで見た“あのゲー”ムたちを棒人間で作ってみたけれど、果たしてあなたはクリアできるのか?”. ディースリー・パブリッシャー. 2024年1月11日閲覧。
- ^ “ゲーム内容と関係ない「ピンを引き抜くパズル広告」、イギリスの広告審査機構が禁止を通告。『ガーデンスケイプ』のメーカーに対して”. 電ファミニコゲーマー (2020年10月13日). 2024年1月11日閲覧。
- ^ “【攻めすぎ】詐欺広告が現実に!? よく動画が流れるのに実在しない「ピンを抜いてキャラを助けるゲーム」がまさかの製品化”. ロケットニュース24 (2023年7月24日). 2024年1月11日閲覧。
- ^ Rebekah Valentine (2023年8月8日). “How 'Yeah, You Want Those Games, Right?' Briefly Became a Viral Sensation” (英語). IGN. 2024年1月11日閲覧。