福勝寺

京都市上京区にある真言宗善通寺派の寺院
ひょうたん寺から転送)

福勝寺(ふくしょうじ)は、京都市上京区にある真言宗善通寺派寺院山号は竹林山。本尊薬師如来。通称は「峰薬師」「ひょうたん寺」と呼ばれている。本堂には洛陽三十三所観音霊場第29番札所本尊の聖観音も祀られている。

福勝寺ふくしょうじ
所在地 京都府京都市上京区出水通千本西入七番町323-1
位置 北緯35度1分18.1秒 東経135度44分28.6秒 / 北緯35.021694度 東経135.741278度 / 35.021694; 135.741278座標: 北緯35度1分18.1秒 東経135度44分28.6秒 / 北緯35.021694度 東経135.741278度 / 35.021694; 135.741278
山号 竹林山
宗派 真言宗善通寺派
本尊 薬師如来(峰薬師)
創建年 不詳
開山 弘法大師
中興年 正嘉年間(1257年 - 1259年
中興 覚済
正式名 竹林山福勝寺
別称 峰薬師
ひょうたん寺
桜寺
札所等 洛陽三十三所観音霊場第29番
京都十二薬師霊場第6番
通称寺の会(ひょうたん寺)
公式サイト https://fukushoji-kyoto.jp/
法人番号 4130005002207 ウィキデータを編集
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歴史 編集

弘法大師により河内国古市郡中村(現・大阪府羽曳野市)に創建されたが、後に衰退した。

その後、正嘉年間(1257年 - 1259年)に覚済僧正(別名・山本僧正)によって、京都油小路五条坊門に再建された。以降、3度の移転を経て現在地に至る。

年中行事として、弘法大師が恵果和上により伝授された如意宝珠歓喜天の秘法でもって、大寒より7日間行い祈祷された瓢箪節分会に授与する。歴代の天皇より帰依を受けたが、特に後陽成天皇後西天皇により勅願寺とされている。後西天皇より「観世音菩薩」の名号と紫宸殿の左近のの分木を下賜され、「桜寺」と呼ばれている。

また、当寺の本尊である薬師如来、通称「峰薬師」は、愛知県新城市鳳来寺の薬師如来と同木同作であり利修仙人の作と伝わっている。鎌倉時代奈良東大寺大仏の再建に際し、重源の所有となって共に諸国を遍歴した後、当寺に奉安されたとされる。

境内 編集

  • 本堂
  • 十三重石塔
  • 庫裏
  • 山門

前後の札所 編集

洛陽三十三所観音霊場
28 壬生寺塔頭中院 - 29 福勝寺 - 30 椿寺地蔵院
京都十二薬師霊場
5 地福寺 - 6 福勝寺 - 7 雙林寺
通称寺の会(ひょうたん寺)

外部リンク 編集

関連項目 編集

脚注 編集