ふりいじあ丸(ふりいじあまる)は東海汽船がかつて東京-三宅島-八丈島航路へ就航させていた旅客船である。

ふりいじあ丸
加藤汽船「はぴねす2」となった船影。
基本情報
船種 旅客船貨客船旅客船
船籍 日本の旗 日本
所有者 東海汽船
加藤汽船
運用者 東海汽船
加藤汽船
IMO番号 7101786
経歴
起工 1970年10月29日
進水 1971年2月9日
竣工 1971年6月2日
運航終了 1992年
要目
総トン数 2,286トン
載貨重量 548トン
全長 84.17m
垂線間長 77.0m
型幅 13.0m
型深さ 5.7m
喫水 4.0m
主機関 新潟鉄工製ディーゼル×2基
最大出力 6,000馬力
定格出力 5,100馬力
最大速力 19.519ノット
航海速力 17.0ノット
旅客定員 616名(近海及び沿海24時間以上)
902名(沿海6時間以上24時間未満)
1,044名(沿海6時間未満)
乗組員 50名
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概要 編集

1971年、田熊造船(現:内海造船田熊)で旅客船として竣工し、東京~八丈島航路へ投入され、11時間で結んだ。

1978年、本船に代わって東京-三宅島-八丈島航路へ貨客船すとれちあ丸(21ノット、所要9時間)が就航すると、東京-伊豆大島-利島-新島-式根島-神津島航路へ転用され、後部デッキに貨物倉とデリックを設置、貨客船に改造された。一部客室も改造されている。

その後、1986年に加藤汽船に売却され「はぴねす2」と改名された。同時に追加された後部デッキの貨物設備を撤去、浴室の設置、一部客室の改造が行われた。 加藤汽船では、大阪~高松航路に就航していたが1992年に引退、海外売船された。

脚注 編集

参考文献 編集

  • 船舶技術協会『船の科学』1971年7月号 第24巻第7号
  • 海人社『世界の艦船』1989年11月号 No.414

外部リンク 編集