まねき馬倶楽部(まねきうまくらぶ)は、競馬を題材にしたスナック菓子シリーズ。および、菓子に付属するオマケの競馬グッズ(競馬カードピンズなど)の総称。公式ファンクラブの名称。

まねき馬倶楽部シリーズ
販売会社 東ハト(1995年10月 - 2003年3月)
プロジェクト・アド(2004年 - )
種類 スナック菓子
販売開始年 1995年10月
日本での製造 東ハト(1995年10月 - 2003年3月)
山芳製菓(2004年 - )
完成国 日本の旗 日本
外部リンク まねき馬倶楽部公式サイト 東ハト製品一覧
特記事項:
正式商品名について菓子を参照。
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株式会社プロジェクト・アド
種類 株式会社
略称 Pアド
本社所在地 日本の旗 日本
103-0011
東京都中央区日本橋大伝馬町2-14
設立 平成11年6月
事業内容 広告代理店競馬関連グッズの企画・販売
ファンクラブ運営
代表者 代表取締役 阿部幸一
資本金 1000万円
従業員数 8名
外部リンク 株式会社プロジェクト・アド まねき馬倶楽部公式サイト
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発売開始の1995年から2004年春までは東ハトより販売されていたが、2004年以後は株式会社プロジェクト・アドによって販売が続けられている(通信販売も可能。ただし、販売はケース単位)。菓子製造元は山芳製菓

オマケ付き菓子(食玩)のカード分野として、カルビーより販売される「プロ野球チップス」と同様の販売形態である。まねき馬倶楽部独自の特徴として、販売当初より見られるスナック菓子の奇抜なフレーバー(焼きイカ味など)がある。オマケの競馬カードは菓子袋の内部に封入されており、カードの種類が多彩である。

歴史 編集

1995年10月に東ハトより販売が開始された。おまけの競馬カードが競馬トレーディングカードの元祖でもあり、当時、オグリキャップヒシアマゾンダンスパートナーなどの競馬ブーム・競馬ゲーム(ダービースタリオンなど)の人気などもあり、競馬カードも脚光を浴びることになった。本製品の成功以後、他社(バンダイエポック社など)からも、競馬トレーディングカードが発売されるようになった。

1996年4月には、競馬週刊誌『週刊Gallop』にて『Tohatoまねき馬倶楽部』として連載が開始。2003年4月東ハトの経営破綻により事業は縮小され、2004年3月末に出荷販売終了。以後は販売当初からこの製品の企画をしていた『株式会社プロジェクト・アド』にスナック菓子・カード・関連グッズなどの販売が引き継がれ、販売が続けられている(スナック菓子製造元は山芳製菓)。

東ハトの経営破綻以後、『週刊Gallop』の掲載ペースは、月1回(第1月曜日発売号)となった。2007年4月より競馬月刊誌『サラブレ』で連載開始。『サラブレ』には、主催イベント・通販情報などが掲載される。

菓子 編集

競馬カード付き菓子 編集

シリーズ 商品名 発売開始 フレーバー オマケカード 備考
1 馬勝った!! 1995年10月 焼きイカ味 カードNo. 無し(全21種類) 東ハトより製造・販売開始。
2 まねき馬 1996年4月 チーズ No.001 - 023 -
3 馬占い 1996年11月 カレー No.024 - 055 チェックリスト・ラッキーカードが追加。
4 馬笑 1997年4月 うす No.056 - 123 PART 1・PART 2の2期販売制の導入。
5 馬っ晴れ! 1997年10月 マイルドカレー味 No.124 - 184 -
6 馬結び 1998年4月 コンソメ No.185 - 259 -
7 馬祭り 1998年11月 カレー味 No.260 - 325 -
8 馬っ八 1999年5月 マイルドチリ No.326 - 386 -
9 馬喜び 1999年11月 マイルドカレー味 No.387 - 451 -
10 馬天使 2000年5月 マイルドチリ味 No.452 - 513 -
11 馬光 2000年10月 ガーリック No.514 - 575 -
12 まねき馬21 2001年4月 チーズ味 No.576 - 617 -
13 馬福神 2002年 - No.618 - 659 -
14 新・まねき馬 2002年 - No.660 - 703 -
15 馬笑2 2002年 - No.724 - 755 -
16 馬天使2 2003年 - No.756 - 795 -
17 馬勝った!!2 2003年 - No.796 - 827 東ハト製品の終了。
18 馬手箱 2004年 - No.828 - 862 山芳製菓より製造開始。パッケージカラーは、ピンク。
19 馬祭 2004年 うましお味 No.863 - 895 -
20 馬手箱 2005年 - No.896 - 927 パッケージカラーは、緑。
21 馬手箱 2005年 - No.928 - 959 パッケージカラーは、オレンジ。
22 馬手箱 2006年 - No.960 - 1000 ミニストップで発売開始。
パッケージカラーは、緑。
23 馬手箱 - - No.1001 - 1035 -
24 馬手箱 - - No.1036 - 1079 -
25 馬手箱 - - No.1080 - 1124 -
26 馬手箱 - - No.1125 - 1170 -
27 馬手箱 - - No.1071 - 1215 -
28 馬手箱 - - No.1216 - 1260 -
29 馬手箱 - - No.1261 - -
30 馬手箱 2010年 カレー味 - パッケージカラーは、黄緑。

JRA競馬場限定販売品 編集

  • JRA競馬場オリジナル 馬手箱(2002年、No.660 - 703)
  • JRA競馬場オリジナル 馬手箱(No.J-1 - J-78)
  • JRA競馬場オリジナル 馬手箱(2010年、マヨネーズ味)

派生製品 編集

競馬ピンズ付き菓子 編集

  • 馬手箱PINS - 同シリーズの競走馬のピンズがオマケの菓子(ピンズは、現在75種類)。

カード 編集

まねき馬カード 編集

カードの総称は「まねき馬カード」と呼称され、菓子袋の内部に封入(一部例外)される。製で表面(写真面)ビニールコーティングされている。菓子の油による汚れを防ぐため、カードは袋で包装されている。

利用 編集

カードは、ネットオークションや収集仲間などの間で交換・売買取引がされ、カード袋を開けていない状態の方が希少価値が高い。なかでもレアカードの類は、高額で取引される。

種類 編集

レギュラーカード
カード表面には、競馬レース・競走馬種牡馬騎手の写真、裏面には、そのプロフィール・成績が記される。
ラッキーカード
指定枚数を集めて東ハト(破綻後は、プロジェクト・アド)に送付すると景品(カードアルバムなど)と交換ができる。
チェックリストカード
通し番号のリストが記されたカード。
ゴールドカード
メタリック調のカード。レアカード。
スペシャルカード
金文字が刻まれたカード。レアカード。
レインボーカード
まねき馬倶楽部が誌上(週刊Gallopサラブレ)でプレゼントされる七色に輝く文字が刻まれたカード。超レアカードで証明書が付属する(一部例外あり)。
イベント記念カード
まねき馬倶楽部(公式ファンクラブ)主催イベント限定のカード。レース名称・日付などが刻まれた超レアカード。
直筆サイン入りカード
騎手・馬主の直筆サインが書かれているカード。超レアカードで証明書が付属する(一部例外あり)。
エッチングカード
金属製のカード。レアカード。
カレンダーカード
裏面にカレンダーが記されたカード。

誌面連載 編集

1996年4月に、競馬週刊誌『週刊Gallop』にて『Tohatoまねき馬倶楽部』として連載が開始。東ハトの経営破綻以後、『週刊Gallop』の掲載ペースは、月1回(第1月曜日発売号)となった。2007年4月より競馬月刊誌『サラブレ』で連載開始。『サラブレ』には、主催イベント・通販情報などが掲載される。

ファンクラブ事務局 編集

  • 株式会社プロジェクト・アド
    • 〒103-0011 東京都中央区日本橋大伝馬町2-14

関連項目 編集

外部サイト 編集