東ハト

日本の東京都豊島区にある菓子メーカー

株式会社東ハト(とうハト、: Tohato Inc.)は、東京都豊島区南池袋に本社を置く菓子メーカーである。現在は東京証券取引所プライム上場の山崎製パン傘下にある。

株式会社東ハト
Tohato Inc.
本社が入居するビル(池袋YSビル)
本社が入居するビル(池袋YSビル)
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
171-0022
東京都豊島区南池袋1丁目13番23号 池袋YSビル3階
北緯35度43分32.5秒 東経139度42分40.1秒 / 北緯35.725694度 東経139.711139度 / 35.725694; 139.711139座標: 北緯35度43分32.5秒 東経139度42分40.1秒 / 北緯35.725694度 東経139.711139度 / 35.725694; 139.711139
設立 2003年5月[注釈 1](創業:1949年10月、都民生株式会社、1952年6月10日)
業種 食料品
法人番号 9013301020310 ウィキデータを編集
事業内容 菓子製造販売
代表者 代表取締役社長 飯島幹雄
資本金 21億6802万円
発行済株式総数 (普通株式)13万7847株
(無議決権優先株式)3万株
売上高 266億7200万円
(2023年12月期)[1]
営業利益 14億3400万円
(2023年12月期)[1]
経常利益 16億1600万円
(2023年12月期)[1]
純利益 11億2000万円
(2023年12月期)[1]
純資産 137億1200万円
(2023年12月期)[1]
総資産 224億2400万円
(2023年12月期)[1]
従業員数 正社員: 636人 パート: 207人
(2020年12月31日現在)
決算期 12月31日[注釈 2]
主要株主 (普通株式)
山崎製パン(株) 95.48%
(株)バンダイナムコホールディングス 4.52%
(無議決権優先株式)
山崎製パン(株) 100%
外部リンク https://www.tohato.jp/
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概要

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1952年(昭和27年)創業の菓子メーカーであり、「キャラメルコーン」や「オールレーズン」などのロングセラー商品を製造・販売している。

創業時の社名は「東京製菓」であったが、同名の企業が多数存在したため、初代社長の好みであったを冠して「鳩印東京製菓」のブランドで営業を行った。だが社名が長く、電報での発注の際に料金が余計にかかるため、問屋が「ハトトウ」・「トウハト」の略称を使用して注文するようになり、そのうち後者の響きが良かったため、後に社名にも採用する事になった。

以前は三和グループ(現・三菱UFJグループ)に属しており、みどり会のメンバーだったが[2]、関連会社によるゴルフ場開発が失敗して多額の負債を抱えたことで、2003年民事再生法の適用を申請して倒産する。しかし、本業の食品事業については黒字経営であったため、倒産の原因となった不動産事業を分離して、ユニゾンキャピタル傘下にてバンダイ丸紅の協力を得て再建された。

再建の際に、プロサッカー選手の中田英寿を非常勤の執行役員CBO(Chief Branding Officer=チーフ・ブランディング・オフィサー)に迎え[注釈 3][3]、東ハト再建にあたった木曽健一と伴に『お菓子を仕事にできる幸福』という飛び出す絵本を作成し、社員の意識改革を図った。現在、暴君ハバネロは東ハト本社から独立した非・公式サイト「暴君.jp」を運営している。サイト上の主な企画として、不定期に行われる「暴言甲子園」や「暴大入試」がある。

かつては、同社が所有していたゴルフ場(現在は全て売却)で、ゴルフトーナメント(東ハトレディスゴルフトーナメント)が行われていた。

沿革

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※沿革 東ハト(外部サイト)

  • 1952年(昭和27年)6月10日 - 創業者の小林茂義(こばやししげよし)らが東京都杉並区宮前1丁目(現在の高井戸警察署付近)に前身の東京製菓株式会社を創業として設立。ブランド名は「鳩印東京製菓」。製品第1号は棒状ビスケット「シガービス」。
  • 1953年(昭和28年)
    • 社名を東鳩東京製菓株式会社に改称。
    • 保谷工場開設。
  • 1955年(昭和30年) - 保谷工場全焼。
  • 1956年(昭和31年) - 保谷工場再稼働。
  • 1959年(昭和34年) - 田無工場竣工。
  • 1960年(昭和35年) - 山梨工場竣工。
  • 1967年(昭和42年) - 埼玉工場竣工。
  • 1984年(昭和59年) - 創業者三男の小林義迪が社長就任。
  • 1986年(昭和61年) - 山梨工場を保谷工場に統合。
  • 1988年(昭和63年) - 社名を東鳩製菓株式会社に改称。
  • 1994年(平成6年) - 保谷工場を埼玉工場に統合。埼玉工場を関東工場に名称変更、スナック棟竣工。
  • 1996年(平成8年)
    • 2月 - 社名を現在の株式会社東ハトに改称。その後、杉並区宮前の本社社屋の老朽化に伴い、渋谷区(南新宿)に本社を移転。
    • 田無工場を関東工場に統合。
  • 2002年(平成14年)
    • 2月 - 社長の小林義迪が、コンピュータ架空リース契約による経費計上等を理由に解任。副社長の楠美勲が社長に就任。東京国税局が、架空リースにより5年間で約20億円の申告漏れがあったとして、約3億4000万円を追徴課税。会社は同元社長に対し、貸金返還と損害賠償で16億円を請求する訴えを提起。
    • 7月 - 社長の楠美勲が臨時取締役会において解任。
    • 10月 - 非常勤取締役の小林順子(小林義迪元社長の妻)が社長に就任。
  • 2003年(平成15年)
  • 2004年(平成16年) - アンパンマンキャラメルコーン発売。
  • 2006年(平成18年)
  • 2021年(令和3年) - 新関東物流センター稼働。関東工場第2スナック棟竣工。

主な商品

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キャラメルコーン
 
オールレーズン
 
暴君ハバネロ
 
ポテコ

現在の商品

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  • キャラメルコーン1971年発売)
  • オールレーズン1972年発売)
  • ポテコ1973年発売)
  • なげわ(1973年発売)
  • ハーベスト(1978年発売)
  • ビーノ1991年発売)
  • ソルティ(1993年発売)
    • ソルティ・バター
    • ソルティ・バニラ
    • ソルティ・キャラメル
  • 暴君ハバネロ2003年発売:第23回食品ヒット大賞 優秀ヒット賞受賞)
    • 帰ってきた暴君ハバネロ
    • 暴君ハバネロ うまいドポテト
    • 暴君ハバネロチップス ハバチ
    • 暴君ハバネロの種
  • チョコビ(2006年発売:第25回食品ヒット大賞 優秀ヒット賞受賞)
  • あみじゃが(2011年発売)
  • オールアップル
  • パイジェンヌ
  • マメンズ
  • つぶつぶコーン
  • チュロスバー
  • ガチポテ
  • カルンパ
  • ルフレ
  • ちょこりんこ
  • ザックル
  • ぼうじゃが
  • ポテスピー

過去の商品

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  • マッシーパイ
  • チョコレーブ
  • チョコレーブ ゴールド
  • 100点満点
  • 暴君ハバネロ ハバピー
  • 暴君ベビネロ
  • 魔王ジョロキア
  • まねき馬倶楽部シリーズ - 競馬カードオマケ付きスナック菓子。
  • ガッキンドッキン - おまけシール付きスナック菓子。
  • たんぱく宣言 - (有) さだまさし大世界社とのコラボ商品。名前の由来は関白宣言のもじり。
  • ガンダムAGEスナック バーベキュー味
  • 焼ポテト
  • 忍者スナック ふわ丸[5]
    • 旨塩味
    • 海老塩味
  • ふわうま![5]
    • うましお味
    • チーズ味

ほか

提供番組

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いずれも過去に放送、または提供していた番組である。

テレビ

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ラジオ

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脚注

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注釈

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  1. ^ 旧東ハトは、商号変更して株式会社RERとなっている。
  2. ^ 山崎製パンのと連結で3月から変更。
  3. ^ スナック菓子商品の暴君ハバネロキャラメルコーン、ハーベストなどのパッケージデザインに携わったり、商品開発のアドバイザーを務めている。ちなみに東ハトは中田が所属していたベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)のスポンサー。
  4. ^ 初期頃までで後に降板。

出典

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参考文献

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関連項目

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外部リンク

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