アイペット損害保険

日本の東京都港区にある損害保険会社

アイペット損害保険株式会社(アイペットそんがいほけん)は、東京都港区に本社を置く損害保険会社などの愛玩動物(ペット)向けの損害保険商品を取り扱っている。

アイペットホールディングス株式会社
ipet Holdings, Inc.
種類 株式会社
市場情報
東証マザーズ 7339
2020年10月1日上場
本社所在地 日本の旗 日本
106-0032
東京都港区六本木1-8-7
MFPR六本木麻布台ビル
設立 2020年10月1日
業種 保険業
法人番号 2010401155621
事業内容 持株会社
代表者 山村鉄平(代表取締役CEO)
資本金 1億1百万円
(2020年12月末現在)
決算期 3月末日
主要子会社 アイペット損害保険
外部リンク 公式ウェブサイト
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アイペット損害保険株式会社
ipet Insurance CO., Ltd.
種類 株式会社
市場情報
東証マザーズ 7323
2018年4月25日 - 2020年9月29日
略称 アイペット損保
本社所在地 日本の旗 日本
106-0032
東京都港区六本木1-8-7
MFPR六本木麻布台ビル
設立 2004年5月
業種 保険業
法人番号 6010001087807 ウィキデータを編集
事業内容 損害保険業
代表者 山村鉄平(代表取締役社長
資本金 4,118百万円
(2020年3月末現在)
発行済株式総数 10,796,994株
(2020年3月末現在)
売上高 18,115百万円(正味収入保険料)
(2020年3月期)
従業員数 473名
(2020年3月末現在)
決算期 3月末日
主要株主 株式会社ドリームインキュベータ:56.20%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口):9.55%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口):4.59%
双日株式会社:4.33%
株式会社フォーカス:4.33%
YCP HOLDINGS LIMITED:4.33%
株式会社ソウ・ツー:3.89%
(2020年3月末現在)
外部リンク 公式ウェブサイト
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概要編集

2004年(平成16年)5月、母体となる「(株)スロー・グループ」を東京・銀座にて設立、同年のうちに共済事業としてのペット共済を開始した[1]

2008年(平成20年)に社名を「(株)アイペット」に、更に2012年(平成24年)には「アイペット損害保険(株)」に、それぞれ社名変更。これら2度にわたる社名変更が実施された各年のうちに、本社機能の移転を行っている《1度目の社名変更を行った年のうちに千代田区霞が関に、2度目の社名変更を行った年のうちに港区六本木に、それぞれ本社移転》。更に、2度目の社名変更の前年にあたる2011年(平成23年)には、コンサルティングなどを営むドリームインキュベータに買収されている。2018年(平成30年)4月には東証マザーズに上場した[1][2][3][4]

経営理念は「ペットとの共生環境の向上とペット産業の健全な発展を促し、潤いのある豊かな社会を創る。」。一般的に動物病院やトリミングサロン、ペットショップなどのペット関連産業は事業継続が困難とされているところから、ペット保険事業で収益を上げ、ペット関連産業の健全な発展に繋げたいという考えを有しており、そのため、将来的にペット関連事業を手がける事業会社を抱える持ち株会社設立を目指しているという[5][6]

沿革編集

公式ウェブサイト、有価証券報告書より記載。[1]

  • 2004年(平成16年)
    • 5月11日 - 白石伸生が「株式会社スロー・グループ」を東京都中央区銀座にて設立[7]
    • 9月 - アイペットクラブ健康促進共済事業(任意組合)設立、共済事業開始。
  • 2006年(平成18年)
    • 6月 - 特定保険業者として関東財務局に届出。
    • 11月 - 青森事務センター稼働開始。
  • 2008年(平成20年)
    • 2月 - 社名を「株式会社アイペット」に変更。
    • 3月 - 少額短期保険会社として登録。
    • 4月 - ペット医療費用保険「うちの子」・「うちの子プラス」販売開始。
    • 12月 - 本社を東京都千代田区霞が関に移転。
  • 2010年(平成22年)2月 - ペット手術費用保険「うちの子ライト」販売開始。
  • 2011年(平成23年)
  • 2012年(平成24年)
    • 3月30日 - 金融庁より損害保険業免許取得。これに合わせて社名を「アイペット損害保険株式会社」に変更[8]
    • 5月 - 本社を東京都港区六本木に移転。
  • 2014年(平成26年)5月 - 設立10周年を迎える。
  • 2015年(平成27年)4月 - 保有契約件数20万件突破。
  • 2017年(平成29年)
    • 3月 - 保有契約件数30万件突破[9]
    • 4月 - うさぎフェレット向けペット医療費用保険「うちの子キュート」販売開始。
  • 2018年(平成30年)
    • 2月末 - 保有契約件数35万件突破。
    • 4月25日 - 東京証券取引所マザーズ市場に株式上場[4]
    • 11月 - ペット医療費用保険「うちの子キュート」の補償対象ペット拡大。
    • 11月 - 保有契約件数40万件突破[10]
  • 2019年(平成31年、令和元年)
    • 2月 - 第一生命ホールディングス株式会社との業務提携を基本合意。
    • 5月 - 設立15周年を迎える。
    • 5月 - HPフルリニューアル
    • 6月 - 監査等委員会設置会社へ移行。
    • 8月 - 保有契約件数45万件突破。
    • 9月 - 第一生命営業職員を通じ、ペット保険の提供開始。
  • 2020年(令和2年)
    • 3月 - 保有契約件数50万件突破。
    • 6月 - アイペット損保、農園アイペットファーム開園。
    • 8月 - 保有契約者数55万件突破。
    • 10月 - 持株会社体制に移行。株式移転により親会社のアイペットホールディングス株式会社を設立。アイペット損害保険に代わり、アイペットホールディングスが東京証券取引所マザーズ市場へ上場。
    • 10月 - ペッツファースト少額短期保険株式会社を子会社化。

保険について編集

特徴(保険金請求)編集

保険金請求に於いて、ペット保険類では一般的とされている「一旦動物病院窓口で診療費全額を支払った上で請求する」方法(後日精算)も用意されているが、これに加えて、提携する「対応動物病院」の窓口に於いては、契約後に発行される保険証券と共に作成・発行される「保険証」を使用することで、診療費全額から契約プランに応じた補償割合分を差し引いた額の支払いで足りるという「窓口精算」の仕組みが整えられている。この仕組みは、日本国内に於ける人間ヒト)のための公的医療保険制度と発想を同じくしている[11][12]
アイペットでは特に、この「窓口精算」の仕組み自体を指して“アイペット対応動物病院制度”と呼称している[13]

なお、診療費支払いに於ける「窓口精算」による保険金請求が出来るのは、後記の取扱商品群のうち、通院・手術・入院の全てを補償対象とするものに限られる。

取扱商品編集

現行の約款(2017年4月1日改定)に基づく、2018年12月時点の取扱商品を以下に列挙する。[14]

うちの子
犬・猫を対象とする、通院・入院・手術の費用について契約プランに応じた割合(50%または70%)で補償するペット保険。[15]
うちの子は全国の対応動物病院で窓口精算が利用できる。
また、後日精算であれば全国の動物病院で利用できる。
うちの子ライト
手術と、手術と連続する入院の費用の補償(90%)に特化したペット保険。前出「うちの子」と同じく犬・猫を対象とする。[16]
うちの子と違い窓口精算は利用できないが、後日精算であれば全国の動物病院で利用できる。
うちの子プラス
満1歳未満の犬・猫を対象とするペット保険。前出「うちの子」と同様に通院・入院・手術をカバーするが、それらの費用に対して、加入1ヶ月目に限り全額を補償、2ヶ月目以降は前出「うちの子」と同様の補償内容としている。ペットショップ代理店店頭限定。[17][18][注 1]
うちの子キュート
小動物向けペット保険。前出「うちの子」と同様に通院・手術・入院をカバーするが、補償割合について70%・50%・30%の3通りのプランを用意している。ペットショップ代理店店頭限定。(補償対象動物:鳥・うさぎ・フェレット・ハリネズミ・モモンガ・リス・プレーリードッグ・ハムスター・デグー・チンチラ・ネズミ・モルモット・トカゲ・カメレオン・イグアナ・カメなど)[19][20]

なお加入年齢の上限は、保険期間の初日基準で、犬・猫は「満12歳11ヶ月」、うちの子キュート補償対象動物は「満1歳11ヶ月」となっている。[15][16][20]

その他編集

広告編集

一部エリアでテレビCMが放送されており、関根麻里が出演していた。

2017年10月より乃木坂46がイメージキャラに就任[21]し、一部エリアでのテレビCM放送や特設サイトおよびSNSでのプロモーションを行っている。[22][23][24]

公式Webサイトのユーザビリティ調査編集

トライベック・ストラテジーが2017年8月上旬から下旬にかけて実施した、ペット保険商品を取り扱う損害保険会社4社各々が開設する公式Webサイトを対象とするWebユーザビリティ調査で、アイペットが当該調査に於ける総合ランキングのトップに輝いた[25]

この調査は、調査主体であるトライベック・ストラテジーが、同社のグループ子会社、トライベック・ブランド戦略研究所のユーザビリティ診断プログラムを利用して実施したもので、「アクセス性(快適にアクセスして貰えているか)」、「サイト全体の明快性(サイトの内容を瞬時に伝えられているか)」、「ナビゲーションの使いやすさ(サイト内を快適に移動できているか)」、「コンテンツの適切性(無意味なコンテンツで負荷をかけていないか、また読みにくくなっていないか)」、「ヘルプ・安全性(ユーザが抱える疑問・問題を適切に解決出来るか、また安心して利用出来ているか)」の5評価軸について100点満点で採点している[25][26]

総合得点で81.82点をマークしてトップに輝いたアイペットは、評価軸毎の採点で、68.65点だった「アクセス性」を除く4つの評価軸に於いて80点以上のスコアをたたき出していた。
5つ設定された評価軸のうち、「アクセス性」と「ヘルプ・安全性」の2評価軸でトップだった。中でも「ヘルプ・安全性」では、企業公式サイトを訪問してから最初にとる重要なアクションとなり得る「資料請求」や「見積もり」等に対して用意される各種フォームについて、初心者にも使い易く、安心して利用できる点が高く評価された。
一方で、「サイト全体の明快性」と「ナビゲーションの使いやすさ」の2評価軸では第2位、「コンテンツの適切性」では第3位という結果だった[25][注 2]

この調査の結果を、同じくトライベック・ストラテジーが「総合電機・エレクトロニクス」、「精密機器・電子部品」、「IT・情報通信」など15業界の主要企業計150社を対象に実施した「Webユーザビリティランキング2016<企業サイト編>」の調査結果と照らし合わせたところ、アイペットは20位相当だったという[25]

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

  1. ^ 保険期間(1年)の満了を迎えて更新する際には、自動的に前出「うちの子」に移行する[18]
  2. ^ ちなみに、「サイト全体の明快性」・「ナビゲーションの使いやすさ」・「コンテンツの適切性」の3評価軸について、「サイト全体の明快性」と「コンテンツの適切性」の2評価軸ではアニコム損保が、「ナビゲーションの使いやすさ」ではアクサ損保(アクサダイレクト)が、それぞれ第1位に輝いている。更に「コンテンツの適切性」の第2位にはアクサ損保が入っている[25]

出典編集

  1. ^ a b c (PDF) 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部) (Report). アイペット損害保険(株). pp. 3-4. http://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/nlsgeu0000030f17-att/04ipetInsurance-1s.pdf#page=7 2018年3月23日閲覧. "表紙頁等を含めた場合、掲載ページは「7~8頁目」" 
  2. ^ “株式会社アイペットの株式取得(子会社化)に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), (株)ドリームインキュベータ, (2011年2月10日), http://www.dreamincubator.co.jp/wp/wp-content/uploads/2011/02/ir11021001.pdf 2018年3月23日閲覧。 
  3. ^ CxOインタビュー・第1回「青山正明 氏〔アイペット損害保険(株)取締役常務執行役員CSO(最高戦略責任者)〕」”. ハイクラス・エグゼクティブ転職・求人情報. キャリアインキュベーション (2016年11月). 2018年3月23日閲覧。
  4. ^ a b 【市況】アイペット損害保険、4月25日東証マザーズへ新規上場”. 株探. みんかぶ (2018年3月22日). 2018年3月23日閲覧。
  5. ^ アイペット損害保険(株) ~新卒採用・会社概要”. マイナビ2019. マイナビ. 2018年3月23日閲覧。
  6. ^ “ペットとの共生環境向上 業績伸ばすアイペット損保、収入保険料100億円突破の見通し(3/3ページ)”. SankeiBiz(サンケイビズ). (2016年11月24日). https://www.sankeibiz.jp/business/news/161124/bsl1611240500001-n3.htm 2018年3月23日閲覧. "全3頁構成(→1頁目2頁目)" 
  7. ^ “連結子会社(アイペット損害保険株式会社)の上場承認に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), (株)ドリームインキュベータ, (2018年3月22日), http://fs.magicalir.net/tdnet/2018/4310/20180320493943.pdf 2018年3月23日閲覧。 
  8. ^ “損害保険業の免許について” (プレスリリース), 金融庁, (2012年3月30日), https://www.fsa.go.jp/news/23/hoken/20120330-3.html 2018年3月23日閲覧。 
  9. ^ 2016 ディスクロージャー誌 アイペットの現状
  10. ^ 保有契約件数40万件ニュースリリース”. アイペット損害保険株式会社. 2018年12月閲覧。
  11. ^ ペット保険の請求方法「後日精算」と「窓口精算」について”. オリコン顧客満足度ランキング. オリコン (2017年11月22日). 2018年4月1日閲覧。
  12. ^ 川又英紀(日経情報ストラテジー) (2009年4月15日). “人と同じな動物向け「健康保険」、世界初の病院窓口精算で離陸”. 日経 xTECH(日経情報ストラテジー) (日経BP社). http://tech.nikkeibp.co.jp/it/article/JIREI/20090409/328158/ 2018年4月1日閲覧. "「アニコム損保」の場合を例示" 
  13. ^ 対応動物病院制度って何ですか?”. よくある質問. アイペット損害保険. 2018年3月31日閲覧。
  14. ^ 重要事項説明書・ご契約のしおり・約款”. アイペット損害保険. 2018年4月1日閲覧。
  15. ^ a b うちの子「重要事項説明書」 (PDF)”. アイペット損害保険 (2018年6月). 2018年12月閲覧。
  16. ^ a b うちの子ライト「重要事項説明書」 (PDF)”. アイペット損害保険 (2018年6月). 2018年12月閲覧。
  17. ^ アイペット うちの子プラス”. 日本犬豆柴育成普及会 豆柴の里・摂州宝山荘. 2018年3月23日閲覧。
  18. ^ a b うちの子プラス「重要事項説明書・ご契約のしおり」 (PDF)”. アイペット損害保険 (2018年6月). 2018年12月閲覧。
  19. ^ “アイペット損保の保有契約数が35万件を突破”. 新日本保険新聞社(シンニチ保険WEB). (2018年3月7日). https://www.shinnihon-ins.co.jp/industry-news/industry-news-20180308-2/ 2018年3月23日閲覧。 
  20. ^ a b うちの子キュート「重要事項説明書・ご契約のしおり」 (PDF)”. アイペット損害保険 (2018年11月). 2018年12月閲覧。
  21. ^ 乃木坂46がアイペット損保のイメージキャラクターに就任!
  22. ^ 乃木坂46を新イメージキャラクターに起用”. 2017年10月27日閲覧。
  23. ^ web CM第二弾「女子会篇」公開”. 2017年12月20日閲覧。
  24. ^ 乃木坂メンバー出演の新CM「応援篇」2月12日(月)に公開!”. 2018年2月9日閲覧。
  25. ^ a b c d e “家族の一員であるペットと安心して暮らしたい! ペット保険(損害保険)のWebサイト使い勝手1位はアイペット損保 ~保険業界全体のWebユーザビリティは成熟レベルに~” (プレスリリース), トライベック・ストラテジー, (2017年9月20日), https://www.tribeck.jp/newsrelease/2017/20170920.html 2018年4月1日閲覧。 
  26. ^ ユーザビリティ診断~評価方法”. リサーチ・サービス. トライベック・ブランド戦略研究所. 2018年4月1日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集