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アマガサヘビ(雨傘蛇、Bungarus multicinctus)は、コブラ科アマガサヘビ属に分類されるヘビ特定動物。タイワンアマガサとも呼ばれる。

アマガサヘビ
アマガサヘビ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Spuamata
亜目 : ヘビ亜目 Serpentes
: コブラ科 Elapidae
: アマガサヘビ属 Bungarus
: アマガサヘビ B. multicinctus
学名
Bungarus multicinctus
Blyth, 1861
和名
アマガサヘビ
タイワンアマガサ
英名
Many-banded krait

目次

分布編集

形態編集

全長1-1.5mで、最大1.85m。体色は黒く白い横帯が入る。

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本種は学名からα-ブンガロトキシン(α-Bungarotoxin)と名づけられた、ニコチン性アセチルコリン受容体と呼ばれるタンパク質に特異的に作用する強いペプチド毒を持っている。この受容体は運動神経筋肉に普遍的に分布し、この毒を受けると全ての筋肉の動きを止められてしまい、多くの場合呼吸困難に陥り死に至る。毒のまわりは他の毒蛇に比べて速い上に、痛みが伴わないので手遅れになる事も多い。なお、人の致死量はわずか2-3mgで、針のようなものの先端に毒をつけて刺すだけで大人も死に至らしめる。このため、現地のヘビ捕り人でさえ本種には手を出さないほどである。

その特異性の高さから、神経科学研究の現場では頻用されている。

この蛇は一般的にあまり攻撃的な性格ではないが、人家付近にも生息するため、誤って踏んでしまったり暖を求めて寝床にもぐりこまれたりして噛まれてしまう事故が多い。また本種と近縁のインドアマガサは未治療時の致死率が70〜80%に達し更に危険な毒蛇である(マルオアマガサ、タイワンアマガサは猛毒を持つものの性質は大人しいが、インドアマガサは噛み付くと放さず性質は荒い)。

生態編集

平地や低山地の草原、農耕地等の水辺に生息し人家の近くにも生息する。

食性は動物食で、特に魚類を好む[1]。他に小型哺乳類、ウナギ、同種のヘビを含む爬虫類、カエルを食べる。

繁殖形態は卵生で、1回に3-12個の卵を産む。

人間との関係編集

インドでは、四大毒蛇の一種として恐れられている。ちなみに、他の三種はインドコブララッセルクサリヘビカーペットバイパーである。中国南部、台湾などでは食用として扱われる。

参考文献編集

  • 『爬虫類・両生類800図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、131頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 両生類はちゅう類』、小学館、2004年、130頁。

脚注編集

  1. ^ Greene, WH. (2000). Snakes: The Evolution of Mystery in Nature. University of California Press. pp. 221. ISBN 978-0-52-022487-2. 

関連項目編集

外部リンク編集