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アルテ』(イタリア語: Arte)は大久保圭による日本漫画。大久保の初連載作品であり、『月刊コミックゼノン』(ノース・スターズ・ピクチャーズ)にて、2013年12月号(2013年10月25日発売)より連載中[1]。『月刊コミックゼノン』編集部の久永兼士の言に依れば、大久保にはルネサンス期イタリアを舞台を描きたいという熱意があり、その熱意に編集がほだされる形で連載が始まった[2]

アルテ
ジャンル 歴史
漫画
作者 大久保圭
出版社 ノース・スターズ・ピクチャーズ
掲載誌 月刊コミックゼノン
レーベル ゼノンコミックス
発表号 2013年12月号 -
発表期間 2013年1月25日 -
巻数 既刊11巻(2019年7月20日現在)
アニメ
原作 大久保圭
監督 浜名孝行
シリーズ構成 吉田玲子
キャラクターデザイン 宮川智恵子
音楽 伊藤ゴロー
アニメーション制作 Seven Arcs
放送局 不明
放送期間 2020年4月 -
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

2014年の「NEXTブレイク漫画RANKING」では、15位に選ばれた[3]

あらすじ編集

16世紀初頭のルネサンス期

フィレンツェの裕福でない貴族の娘であるアルテは絵を描くことにのめり込んでいた。父が亡くなり、男に気に入られて結婚し「まともな生活」を送ることを望む母と反発し、アルテは家を飛び出す[3]。画家となるべく画家工房を回るが、アルテが女であるというだけで相手にもされない。唯一、自分の絵を見てくれたレオの工房に引き取られるが、レオは貴族娘の我儘と思い、弟子にするつもりもなく「テンペラ画の地塗りを一晩で20枚作る」という無理な課題を命じる。翌朝、課題を仕上げたアルテにレオは画家を目指す動機をたずねたところ、職人(画家)になるのが目標ではなく、自分自身で生きる道筋をみつけたいと答えた。レオは自身が物乞い出身であり、アルテと似たような動機で画家を目指したことから、アルテの弟子入りを許す[3]

女であるというだけで、周囲の反発も多いがアルテは持ち前の明るさと頑張りで壁を乗り越え、徐々に理解者を増やしていった[3]

ヴェネツィア貴族のユーリは、そんなアルテが働いていた様子を見て気に入り、アルテを姪の家庭教師にと雇おうとするが、アルテはこれを断る。レオの師匠の娘・ルザンナが身重の身体でレオに会いに来た。夫が亡くなり、夫の実家から持参金を返してもらおうとしたのだが、相手にされないというのだ。それを知ったアルテは、ユーリと掛け合い、ルザンナの助けとなることを条件に、ユーリの申し出を受け、ヴェネツィアへと旅立つ。

ヴェネツィアでは、これまで何人もの家庭教師が辞めていったユーリの姪カタリーナの家庭教師となる。礼儀作法も完璧で何一つ教えるようなことのないカタリーナだったが、両親の前では礼儀作法のできない娘を演じていた。事情を知ったアルテはカタリーナとのわだかまりも解かし、ファリエル家夫人(カタリーナの母)とカタリーナの肖像画を描き上げる。スポンサーになるというユーリの申し出を断り、アルテはフィレンツェへと戻った。

ヴェネツィア大貴族の肖像画を描き、なおかつ申し出を断ったという噂もあって、フィレンツェのレオの工房に戻ってきたアルテに貴族たちから夫人や令嬢の肖像画の作成依頼が舞い込むようになる。女性ならではの視点で描かれる肖像画は顧客を満足させたが、女性であるがゆえに宗教画の注文が来ないといったような壁にも当たった。その一方で、アルテのさらなる成長のために、レオ以外の親方の下で修業させるべきではないかという話が持ち上がってくる。

登場人物編集

声の項はテレビアニメ版の声優

主要人物 編集

アルテ
声 - 小松未可子[4]
本作の主人公。明るく、負けん気が強い頑張り屋。目をきらきらさせ、夢に向かって突き進んでいく[3]
レオに恋心を抱いているような描写もあり、ヴェロニカなどは察しているが、本人には恋愛経験も無いことから自覚が無い。
レオ
声 - 小西克幸[4]
物乞い出身の親方。無愛想で感情をあまり表に出さない。これまで弟子を取った事は無く、当初はアルテを弟子に取ることにも否定的だったが、アルテの実直な姿にかつての師弟時代の自分を重ね合わせ、彼女を弟子にすることを決断する。

フィレンツェ編集

ヴェロニカ
声 - 大原さやか[5]
レオの依頼主の1人でもある高級娼婦。アルテの友人となり、いろいろと相談に乗る。娼婦として客(男性)との会話のために幅広く蔵書を集めて読んでおり、それらの本はアルテを通じてダーチャの読み書きの教本としても使われている。
収入で家族を養っている。
アンジェロ・パーカー
声 - 榎木淳弥[5]
ダニロ工房で徒弟職人として働いている少年。姉妹の多い家庭で育ったため、無自覚に女性に親切で扱いにも慣れている。また、「女性はか弱いから、男性が手助けしなくてはならない存在」と姉妹たちから刷り込まれており、アルテにも女性ということで親切にするが、アルテからはその親切を拒否されたことで、関心を持つようになる。
ウベルティーノ
一代で財を築いた老商人。レオの親方と交流があったため、レオとも腐れ縁でいろいろと無理な注文を依頼する。
ダーチャ
農家出身。結婚時の持参金を自力で稼ぐために針子として働いている娘。
文字の読み書きも行えなかったが、アルテから教わる。
シルヴィオ英語版枢機卿
アルテに客人の女性(後述のイリーナ)の肖像画を描く仕事を依頼する。

ヴェネツィア編集

ユーリ
声 - 鳥海浩輔[5]
ヴェネツィアの名門貴族ファリエル家当主の弟。フィレンツェに来た際にアルテを見て気に入り、「面白そう」という理由で姪のカタリーナの家庭教師兼義姉の肖像画を描く画家としてアルテを雇う。
カタリーナ
声 - M・A・O[5]
名門貴族ファリエル家の長女。男児を望んだ父の思惑もあり、長らく父母の元を離れ、乳母と暮らしていた。
父母や屋敷の使用人たちにも秘密で、ユーリとユーリの屋敷の使用人だけは知っているが、料理を作るのが好き。

カスティーリャ編集

イリーナ
シルヴィオ枢機卿の客人として、アルテの生家だった館に滞在中。シルヴィオ枢機卿は、イリーナが滞在中の情報を探ることを目的として、アルテにイリーナの肖像画を描くよう依頼した。
正体はカスティーリャ女王フアナの娘、カタリーナ王女である。

書誌情報編集

テレビアニメ編集

2020年4月より放送予定[5]

スタッフ編集

出典編集

外部リンク 編集