アンリ・ミュルジェール

アンリ・ミュルジェール(Henri Murger、1822年3月27日 パリ - 1861年1月28日)は、フランス詩人小説家オペララ・ボエーム』の原作である小説『ボヘミアン生活の情景』(Scènes de la vie de bohème)の著者として知られる。この小説はパリカルチエ・ラタン屋根裏部屋で暮らす貧しいボヘミアン作家、画家、音楽家、哲学者らとその恋人達の生活情景を描いたもので、これを元にジャコモ・プッチーニは『ラ・ボエーム』(1896年)を、ルッジェーロ・レオンカヴァッロは『ラ・ボエーム』(1896年)と後年これを改訂した『ミミ・パンソン』(1913年)を書いている。また、アキ・カウリスマキは『ラヴィ・ド・ボエーム』として映画化している。

アンリ・ミュルジェール像、アンリ=テオフィル・ブイヨン作(1895年)、リュクサンブール庭園