アージェント」 (Urgent) は、イギリス人アメリカ人ロックバンド、フォリナーによる楽曲であり、1981年のヒットアルバム『4』からの最初のシングルである。

アージェント
フォリナーシングル
初出アルバム『4
A面 アージェント
B面 ガール・オン・ザ・ムーン
リリース
規格 7"
録音 1981年初旬
ジャンル ポップ・ロック
時間
レーベル アトランティック・レコード
作詞・作曲 ミック・ジョーンズ
プロデュース ロバート・ジョン・マット・ランジ
フォリナー シングル 年表
反逆の夜
(1980)
アージェント
(1981)
ジューク・ボックス・ヒーロー
(1981)
ミュージックビデオ
「Urgent」 - YouTube
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レコーディング 編集

フォリナーは、当時ハードロックバンド、AC/DCのプロデューサーとして知られていたロバート・ジョン・マット・ランジとスタジオへ入ったが、フォリナーのサウンドは、ヘヴィーなものではなかった。プログラムとシンセサイザーの演奏のためにトーマス・ドルビーと仕事をし、彼の仕事は、モータウンジュニア・ウォーカーによるサクソフォーンソロで聴くことができる。

チャート 編集

この曲は、1981年7月4日までアメリカのポップチャート入りし、Billboard Hot 100では4位に達して、9月全体でもスポットを保持した[1]。「アージェント」は、ビルボードのロック・トラックチャートでも4週間連続1位となった[2]

「アージェント」は、アルバム『4』からAORのシングルとして最も成功し、アルバムの後のシングルの「ガール・ライク・ユー」(1981年11月28日から翌年1月30日まで10週間連続Billboard Hot 100で2位となり、ゴールドに認定された)よりも多く売れた。『4』は、「アージェント」がチャート入りしている間にゴールド及びプラチナディスクとなった。このアルバムは、RIAAによってマルチプラチナディスクに認定されることとなり、アメリカのみで600万枚以上を売り上げた[3]

カナダやスウェーデンでは、アイ・ウォナ・ノウに次いでフォリナーで2番目に売り上げの多いシングルとなり、カナダでは1981年9月に1位、スウェーデンでは1982年3月に20位となった[4]。オーストラリアでは、1981年8月に最高24位となり、イギリスでは、1981年に最初にリリースされた際に54位となった。1982年、「ガール・ライク・ユー」がトップ10入りした後、「アージェント」は再リリースされ、前回より大きく下回る45位にとどまった[5]

収録 編集

  • 1981: "Urgent" b/w "Girl on the Moon" (Atlantic 3831) US 7" single
  • 1981: "Urgent" b/w "Girl on the Moon" (Atlantic 11665) UK 7" single
  • 1982: "Urgent" b/w "Head Games" (live) (Atlantic 11728) UK 7" single
  • 1982: "Urgent" b/w "Head Games" (live)/"Hot Blooded" (live) (Atlantic 11728) UK 12" single

他のバージョン 編集

フォリナーの1993年のアルバム『クラシック・ヒッツ・ライヴ』には、この曲のライヴバージョンが収録されている。

2005年のヴォーカルのケリー・ハンセンを特徴とする新しいメンバーでのライヴコンサートは、『エクステンデッド・ヴァージョンズ』で聴くことができる。

カバーバージョン 編集

フォリナーのレコーディングでサクソフォーンを演奏したジュニア・ウォーカーは、1983年のオール・スターズのアルバム『ブロウ・ザ・ハウス・ダウン』で自身のバージョンを収録している[6]。ウォーカーのバージョンは、1985年のマドンナの映画『マドンナのスーザンを探して』で使用されている。

エレクトロポップ/R&Bの歌手、シャノンは、1985年のアルバム『ドゥ・ユー・ワナ・ゲット・アウェイ』でこのヒット曲を収録した[7]。この曲は、アルバムの4番目のシングルとなり、ビルボードのR&Bシングルスで、1985年11月と12月に2週間チャートインし、最高68位となった[8]

文化 編集

出典 編集

外部リンク 編集