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エゾバフンウニ(蝦夷馬糞海胆、学名: Strongylocentrotus intermedius)は、オオバフンウニ科に属するウニの一種。北海道周辺の冷涼な沿岸に生息し、食用とされる。

エゾバフンウニ
Strongylocentrotus intermedius.jpg
エゾバフンウニ Strongylocentrotus intermedius
分類
: 動物界 Animalia
: 棘皮動物門 Echinodermata
: ウニ綱 Echinoidea
亜綱 : 真ウニ亜綱 Euechinoidea
上目 : ホンウニ上目 Echinacea
: ホンウニ目 Echinoida
亜目 : ホンウニ亜目 Echinina
: オオバフンウニ科 Strongylocentroidae
: オオバフンウニ属 Strongylocentrous
: エゾバフンウニ S. intermedius
学名
Strongylocentrotus intermedius A. Agassiz, 1864
和名
エゾバフンウニ

特徴編集

殻径5 cm、殻高3 cm程度になる中型のウニ。棘長は0.8 cm程度。一般的に茶褐色から赤褐色だが色彩変異が大きく、暗緑色を帯びることもある。同科別属のバフンウニに似るが、歩帯板の孔対数は5であることで区別できる。

分布編集

日本近海、北海道沿岸から、太平洋側では相模湾、日本海側は山口県まで分布する。また中国北部、ロシア沿海州から朝鮮半島に分布する。沿岸部の潮間帯から潮下帯に普通に分布する。

生態編集

繁殖期は場所によって異なり、北海道の日本海沿岸では9月~10月、日高地方以東では6月~10月、噴火湾と南部太平洋沿岸では5月~7月と8月~10月の2回となる[1]。食性は雑食であり、コンブ等の海藻のほか、動物の死骸等も食べる。寿命は6年から10年程度。

利用編集

食用編集

生殖腺が食用となる。日本で最も漁獲量が多いウニ。地域ごとにより繁殖期が異なるため、ほぼ通年で漁獲期が存在する。一般に、動物性の餌を与えた個体は成長が早いが、アミノ酸バリンが蓄積される影響で苦みを呈することがある。一方、ナガコンブアオサ等の海藻類を食餌とした個体の方が美味となる傾向がある[2]。日本での主産地は北海道であるが、韓国、ロシア沿海州でも漁獲され、主に日本に輸出される。生ウニとして、新鮮なものを生食するほか、塩蔵した塩ウニ、生ウニを貝殻に詰めて蒸した蒸しウニ等、高級食材として利用される。資源保護のため種苗生産・放流が行われており、各地で漁期が設定されている。

脚注編集

参考文献編集